【連載インタビュー】HYDE [VAMPS]、北米ツアーを語る <シカゴ編>「いちばん手強い」

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VAMPSが11月6日より、北米ヘッドラインツアー<VAMPS North American Tour 2016 With Special guest Citizen Zero>を開催中だ。同公演は2015年10月の中南米/アメリカ西海岸ツアー以来約1年ぶり、6回目の北米ツアーとなるもの。デトロイト出身ポストグランジの4人組CITIZEN ZEROをスペシャルゲストに迎え、初日となるサンフランシスコ公演から11月15日のシカゴ公演まで、アメリカ、カナダ、メキシコを廻る全6公演の規模で行われている。

◆VAMPS 画像

BARKSでは<HALLOWEEN PARTY 2016>の余韻覚めやらぬ渡米直前、HYDEに独占インタビューを行なった。同ツアーの意図や海外ツアー中の過ごし方、各公演都市の印象など、全6回の連載インタビュー特集としてお届けしたい。その第5回目はシカゴ、さらには今後の海外活動について語る。

   ◆   ◆   ◆

■初めてのスタンスでやってるから
■実験しながら経験していく

──シカゴはオーディエンスがなかなか手強そうなイメージがありますが。

HYDE:そうですね。たぶん今回の中でもいちばん手強いっていう気はしますね。

──以前にもVAMPSとしてシカゴに行かれたことはありますよね(※2015年の<SIXX:A.M. The Modern Vintage Tour>)。

HYDE:ブログで“海まで散歩に行った話”を書いたのってシカゴじゃなかったっけ?

──ブログにはミシガン湖まで歩いた話が記されていますね。で、VAMPSの2016年は、USのマネジメント10th Street Entertainmentと契約し、海外での活動が本格始動した年ですが、シングル『INSIDE OF ME feat. Chris Motionless of Motionless In White』の作詞や作曲にもプロデューサーのハワード・ベンソン氏が参加されたりと、HYDEさんの音楽人生においてこれまでにない新たな試みも多かった一年だと思うんです。

HYDE:そうだね。そこは今までと大きく違うかもしれない。やっぱりそれが2017年からの海外での活動に向けての土台作りかもしれないですね。そのための共作というか、プロデューサーが入ることによって、アメリカ人と同じスタンスが作れるのかな、というか。日本人アーティストであるということ以外は、なるべく現地の人と組んだほうが向こうのアーティストに近づけるんじゃないかなと思うんです。

──アーティストによっては、制作は他人に介入されたくない聖域という考え方を持ってる方もいますが?

HYDE:確かに、今までよりは制作過程に人がグイッと入ってると思います。それを言い出すとね、極論は自分でプロデュースしてソロでやりなよ、みたいなことになると思うんです。そもそもバンドで作るとグチャグチャになっちゃうもんなんですよ(笑)。それよりも今回の大きな違いは、プロデューサーとの関わり方。日本のプロデューサーってあんまり楽曲自体に介入してこない人が多いんですね。メロディを変えないとか、大きく楽曲の雰囲気を変えないっていう傾向があるけど、向こうのプロデューサーはそこが違うかな。


──曲作りに関与してくるんですね?

HYDE:もっといい曲にしてくれたり、曲の雰囲気をガラッと変えてくれたりするから、そういうところがむしろ嬉しい。だって、いい曲を作りたいんだから、僕の発想じゃないものをもっとどんどん出してほしいんですよ。自分の曲だからと言って、100%気に入る曲を自分で作れるとは限らないでしょう。むしろ、自分の曲であっても、人の力を借りることによって、自分の理想の曲が作れるっていうことも多々あるからね。

──なるほど。

HYDE:いい方向に持って行くために、プロデューサーと組むのはひとつの手段だと思う。方向性が違ってたり、“そうじゃないな”ってところがあれば、そう言えるしね。これが、対バンドメンバーだと方向性が違うってことになると、“じゃあどうするの?”ってなりがちで(笑)。バンドであればそういう主張も、“しょうがないな”って許さないといけなかったりするじゃないですか。対プロデューサーだと、そこはフレキシブルになる気はするね。プロデューサーの意見は強いんだけど、アーティストの気持ちも考えてくれるから、“じゃあこれはやめようか”っていう雰囲気になったりするんですよ。

──聖域を守ることよりも、むしろ新しい扉を開けてもらえるほうが新鮮だと。

HYDE:そうそう。嬉しいし、楽しい。

──ファンとしてはそこ、ドキドキではあると思うんですけどね。

HYDE:うん、わかるわかる。なにぶん自分も初めてのスタンスでやってるから、その辺も実験しながら経験していくっていう感じだと思いますね。自分が違うなと思ったらどう変えていくか、どこまでプロデューサーに任せるか、そういうのは徐々にわかってくるんじゃないかな。

──では、2017年の海外での活動はどんな風になりそうですか?

HYDE:やっとスタートしたっていう感じですからね。まずは普通に、向こうのアーティストと同じく、フェスとかがメインになるんじゃないですかね。

──全米ツアーもあったり?

HYDE:どうなんですかね。ちょっとわからないですけど。

──日本のファンはもどかしい部分もあると思うんです。海外でのツアーは物理的にも見られる機会がなかなかないですからね。ニューアルバムの完成も楽しみですし。

HYDE:そのタイミングで日本でライヴをしないわけにもいかない。日本でも何らかの何かはあると思います。何かがある(笑)!

──楽しみにしています(笑)。そして1年後にはまた、<HALLOWEEN PARTY>が開催されるんでしょうか?

HYDE:どうなんでしょうかね……いや、そりゃあるでしょう(笑)。まぁ、イベントとしてちょっと広げ過ぎたかな、自分の管轄内に戻したいかなっていう気もしてますけどね。そこはうまくバランスが取れるといいですよね。

取材・文◎早川加奈子


■<VAMPS North American Tour 2016 With Special guest Citizen Zero>

11/06 (Sun) San Francisco, CA Social Hall SF
11/07 (Mon) Los Angeles, CA El Rey Theater
11/10 (Thu) Mexico City, Mexico Teatro Metropolitan
11/13 (Sun) New York, NY Irving Plaza
11/14 (Mon) Toronto, ON Lee's Palace
11/15 (Tue) Chicago, IL Bottom Lounge

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