【イベントレポート】GACKT、ファンと直接向き合った<彼女のいない漢達限定X’masプレミアムイベント>

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12月20日(火)、六本木nicofarreにて、GACKTのニコニコ公式チャンネル「OH!!MY!!GACKT!!」主催でX’masイベントが行われた。

◆イベント画像

この日のイベントは<OH!!MY!!GACKT!! presents彼女のいない漢達限定 ライブ&トークX’masプレミアムイベント <イェーイ、オトコだけで『クリ…スマッシュ!』>>と題されている通り、なんとクリスマスに彼女がいない男性のみが観覧できるというプレミアムなイベント。会場にはその条件を満たしたファンが多数詰めかけ、男くさい熱気で満ちていた。なお、残念ながら参加できなかったファンや女性のためにはニコ生を配信。こちらにも多数のコメントが寄せられた。

イベントが始まりMCのばる(ex.DuelJewel)が「我らが兄さん!」と叫ぶと、普段のイベントでは聴けないような野太い歓声が上がり…なんとGACKTがステージではなくフロア入口からゆっくりと歩いて入場。そのままフロア前方に立ったGACKTは周囲を見渡し、男性しかいないその光景に思わず笑みをこぼす。最前列のファンとの距離は50cmもなく、GACKTと一対一で向き合っているような感覚のイベントだ。

イベントは二部制となっており、それぞれメールで寄せられた質問に答えつつトークが進行。性に関する悩みやナンパ論、恋愛の悩みなどに、着飾ることなく真っ直ぐ回答するGACKTの言葉には会場から何度も大きな頷きと拍手が起こる。さらに、会場にいるファンと直接意見のやり取りをする場面も見られた。彼女もおらずどこか恋愛に消極的になっているファンたちの胸に、GACKTの言葉は深く突き刺さったようだ。


もちろんトークの途中には歌の披露も。一部では中島美嘉「雪の華」と自身の楽曲から切ないラブソング「LAST SONG」を、ステージに腰かけた状態で高らかに歌い上げた。ファンの目の前で“いつか彼女に歌ってやってくれ”と一音一音噛み締めるように歌う姿が印象的だ。一般的な「男限定ライブ」といえば激しいセットリストで行われることが多いのだが、このイベントではしっとりと心に染みわたるような演奏が行われた。

二部は「OH!!MY!!GACKT!!」会員限定ということもあり、さらに熱いトークが繰り広げられる。今、仕事がとても楽しいというGACKTは会場のファンに向けて「こうなっちゃだめ。恋も仕事も仲間も、バランスをとってやれる男が一番かっこいい。一生を共にできるパートナー見つけて欲しい。」とアドバイス。

また二部では「彼女にいない男たちの懺悔 DE HELL BALL」という企画も行われた。これはGACKTが行っている、“ヘルボール”という重いボールをお腹に打ち付けると言うトレーニング方法を、会場のファンが懺悔の告白と共に受けるという企画だ。これにチャレンジしヘルボールの威力に悶絶するファンの姿を見て、GACKTが「くだらなすぎておもしろい」と爆笑する場面も。

二部では恋愛に関するトークだけでなく、GACKT自身が今感じていることや若い世代に伝えたいことなど、ここでしか聴くことのできない熱い思いが語られた。“彼女がいない男性”、という枠に捉われず、すべての人の胸に響く言葉で紡がれた生き方や人生に対するGACKTの気持ちに、ファンは真剣に聴き入っていた。


そんなファンの気持ちに様子を見て、GACKTからは今後近いうちに「男性限定」「女性限定」ライブをしたいという提案も。みんなが一緒に楽しめるようなライブを企画したいというGACKTの声には、大きな歓声が上がった。

そして絢香の「三日月」、クリスマスにぴったりの「12月のLOVE SONG」も披露。「12月のLOVE SONG」は美しいピアノアレンジがなされていて、しっとりとのびやかに歌い上げる姿にはフロアのファンだけでなくニコ生の画面ごしのファンにも感動をもたらした。

最後にGACKTは「こんな近い距離で出会ってやりとりできるのも縁。何か受け取って帰ってくれたらボクの生きてきた意味がある。」と述べ、会場にいたファンが“いい男”として成長することを願ってイベントが終了した。

GACKTが述べていた通り、本イベントはGACKTとの距離が近く直接向き合って話せるというスペシャルなものだった。GACKTからの恋愛指南だけでなく、ファンたちはもっと大きな物を受け取ったのではないだろうか。このイベントで語られた熱い思いは、GACKTからのスペシャルなクリスマスプレゼントだったと言えるだろう。

取材・文◎服部容子(BARKS)

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