【NAMM SHOW】ザック・ワイルド「スーパークールだろ？」

＜NAMM Show 2017＞シェクター・ブースに、自身のギターブランドWylde Audioの2017年モデルを引っさげたザック・ワイルドが現れた。

◆ザック・ワイルド画像

ザック：気分は最高にいいね。今回はODIN GRAIL ARCHTOP SERIESのお披露目なんだ。アーチドトップのGrailは、メイプルトップのマホ・バック、ピックアップはEMG。違うカラーや違うシェイプのバージョンも同時にリリースしたんだ。

──今回のギター制作にはどれくらいの時間がかかりましたか？



ザック：それぞれのギターのデザインが大幅に違うから、費やした時間もそれぞれ違うね。アイディアが浮かんだ時にそれを忘れない様に手書きしておくんだ。たくさんあるデザインがひとつになることもあるし、スペックはどうするか？とか、どれくらいの大きさにするかとか、色やサイズに間違い無いか全てを確認してコンピューターにデータを入れると、爆発が起きた様に、３Dでリアル感のあるものにしてくれる。そういう全ての細かいプロセスも含めで制作することが凄く好きなんだよ。だってスーパークールだろ？

──ライヴでは長いシールドで客席まで降りていましたね。


ザック：何か注目が集まるような技的なことは昔からやっていたけど、ちょっと面白い仕掛けと技を皆の前で見せるなら、客席まで降りたほうがいいと思ったんだ。話題性が増えると、きっともっと金になるしなぁ（笑）。

──今年は来日公演があると伺っていますが。

ザック：＜ジェネレーション・アックス - ア・ナイト・オブ・ギターズ＞で行くんだ。スティーヴ・ヴァイ、イングヴェイ・マルムスティーン、ヌーノ・ベッテンコート、トーシン・アバシというメンバーでのイベントで、既にこっちでは素晴らしいステージを演ったんだけど、このプロジェクトが世界で始まるのはもの凄く楽しみだね。とくに日本に行けるのはエキサイティングだよ。

──全員でジャムをするんですか？



ザック：それぞれが自分たちのセットをやって、一番最後に全員でジャムをやるのさ。

──日本のファンにメッセージを。

ザック：俺はジャパニーズチャプター（日本版）が大好きだ。また日本で応援してくれているブラック・レーベル・ファミリーのみんなにしばらくあってないけど、4月に行われる＜ジェネレーション・アックス - ア・ナイト・オブ・ギターズ＞で再会できるのを楽しみにしているよ。God bless！


この日、＜Schecter NAMM Party! ＞ではザック・ワイルドが数年前から始めたブラック・サバスのトリュビュートバンドZAKK SABBATHによるヘッドライナー・ライブが繰り広げられた。会場には開場前から前代未聞の長蛇の列ができ、果たして全員が会場に入れたかどうか分からないほどの人気ぶりをみせていた。今回のライヴでも長いシールドで客席で降り立ち、ギターソロを長時間にわたってプレイ、大いに盛り上がっていた。











取材・インタビュー＆映像写真　Sayaka Shiomi
取材協力　Schecter Guitar Research