【NAMM SHOW】ランディ・ローズ・トリビュート、今年も大盛況

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毎年ロサンゼルスのアナハイムで開催されるNAMM Showにて、そのアフターパーティーとして毎年定番となっている<Randy Rhoads Rememberd トリュビュートイベント>が、サンターナのYost Theaterで今年も開催された。

◆ランディ・ローズ・トリビュート画像

この日は南カルフォルニアにしては、珍しく激しいストームによって天気が大荒れとなっていたが、それにも関わらず会場には多くの人達が年に一度のこのイベントを楽しみに駆けつけていた。



今年は司会にアメリカのメタル番組「That Metal Show」でもおなじみのエディ・トランクが起用され、イベントは年を追うごとに規模が拡大しているようだ。トリュビュートイベントでは、ランディーローズに影響されたミュージシャンにより『ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説』『ダイアリー・オブ・ア・マッドマン』やクワイエット・ライオットからの楽曲が演奏され、歓声があがる。

本年の参加ミュージシャンは、ハウスバンドのドラマーにこのイベントの主催者の一人でもあるブライアンン・テッシー(ザ・デッド・デイジーズ、ホワイトスネイク)、ベースにルディー・サーゾ(クワイエット・ライオット、オジー・オズボーン、ホワイトスネイク)、フィル・スサーン(オジー・オズボーン、ビリー・アイドル)、キーボードにスティーブ・フェラッツォ(アヴリル・ラヴィーン・プロデューサー/サウンドチェックライブ主催者)、ボーカルにデューイ・ブラッグ(キルデビルヒル)。そしてゲストミュージシャンに、ダグ・アルドリッチ(ザ・デッド・デイジーズ、ホワイトスネイク、DIO)、マイケル・アンジェロ(Nitro)、イラ・ブラック(メタルチャーチ、リジー・ボーデン)、ジョニー・ブレード(ケリーローズバンド)、Marzi Montazeri(Heavy as Texas)、オーギャスト・ザドラ(デニス・デ・ヤング)、リッチー・フォークナー(ジューダス・プリスート)、フィル・デメル(マシーン・ヘッド)、マイケル・スィート、Oz Fox(ストライパー)、マイク・オーランド(アドレナリンモブ)、チャス・ウエスト(レッド・ドラゴン・カーテル、リンチ・モブ)、スコッティ・ヒル(スキッド・ロウ)、Nikki Lane Taylor(アイアンメイデンズ、ケリーローズバンド)他多数がプレイした。



ローズ・ファミリーからは、実兄ケリー・ローズと実姉のキャシー・ローズが登場、感謝の意を述べた。

「ランディー・ローズとクワイエット・ライオットの曲を今夜は盛大に聴きたいかい?今日ここに来てくれた皆さんに感謝します。ここに皆さんと一緒にいれることがとても嬉しいです」──ケリー・ローズ

「あそこに私の弟のランディー・ローズが掲げられてるわ。ブライアン・テッシー、そしてジョー・サットンが今年もこのイベントを開催してくれて私達家族もハッピーです。弟ランディーの魂もこの会場にいるわ」──キャシー・ローズ

2016年12月3日は、ランディー・ローズ生誕60年アニバーサリーを迎え、姉キャシー・ローズ夫婦が所有するカルフォルニア州バーバンクの「ダルジェジオ ワインルーム」で盛大に生誕60年アニバーサリーパーティーが行われ、世界中の人がランディー・ローズの還暦を祝った。この日ゲスト・ミュージシャンも多く訪れ、その中でも長年の親友ルディー・サーゾと実兄ケリー・ローズのバンドKRB(Kelle Rhoads、Johnny Blade、Tony Ruiz、Nikki Lane Taylor)がクワイエット・ライオットの曲を中心に演奏し、ランディーとの思い出話に花が咲いていた。ワインルームにはランディー・ローズが最初に手にしたクラッシック・ギターや衣装なども展示されていた。

例年同様、3月19日の命日には、今年もランディー・ローズが眠るカリフォルニア州サンバーナーディーノの霊園で追悼イベントが予定されている。死後35年経った今でも多くの人に多大な影響を与え続けるランディーへのトリビュートだ。主催者のひとりでもあるブライアン・テッシー(ザ・デッド・デイジーズ、ホワイトスネイク)は、「昨年は日本からAkira Takasaki(Loudness)が参加してくれた。ぜひまた来年も彼にも登場して欲しい」とオファーしている。



取材・映像写真:Sayaka Shiomi
60周年アニバーサリー記念写真提供:Johnny Blade
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