デヴィッド・キャシディ、認知症の発症を告白

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1970年代のアメリカのドラマ『パートリッジ・ファミリー』で人気を博した俳優/ミュージシャンのデヴィッド・キャシディ(66歳)が、認知症と闘っていることを明かした。

◆デヴィッド・キャシディ画像

キャシディはつい最近、カリフォルニアで公演を開いた際、50年近く歌い続けてきた歌詞を忘れたり、まごついたりふらつく言動がおかしいとファンから心配されていた。

そのすぐ後、彼は、認知症と診断されたことを『People』誌のインタビューで明かし、祖父と母も発症しており、どこかで、いつか自分もそうなるのではないかと覚悟していたと話した。

「現実から目をそらしていたが、僕の中の一部は、それが来るのはわかっていた。(認知症の)母が僕を認識しているだろうと知る唯一の術は、僕が部屋に入るといつも彼女の目から流れる一粒の涙だった…。僕もそうなるのではないかと怖かった」

キャシディはこの先、ツアー活動を止め、治療や人生を楽しむことに焦点を当てるつもりだという。「自分は何者なのか、誰なのか、何にも邪魔されずどうしてきたのかってことに集中したい。そして、愛したい。人生を楽しみたい」と話した。

俳優一家に生まれたキャシディは、10代のときブロードウェイの舞台に立ち、1970年にスタートした『パートリッジ・ファミリー』で知名度と人気を得た。

ミュージシャンとしては、パートリッジ・ファミリーとして発表されたシングル「I Think I Love You」がアメリカ、カナダ、オーストラリアで1位に輝き、3枚目のソロ・アルバム『Dreams Are Nuthin’ More Than Wishes』(1973年)は英国で1位を獲得した。英国での人気はとくに高く、「How Can I Be Sure」「Daydreamer/ Puppy Song」のシングル2枚も全英1位をマークしている。

Ako Suzuki
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