THE YELLOW MONKEY、新旧ファンが歌舞伎町で交流&大熱狂! デビュー25周年記念プレミアム上映会

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5月21日(日)、アイドルから若手ロックバンド、ビジュアル系など幅広いアーティストの上映会が開催されていることで最近注目を集めている新宿のユニカビジョンで、THE YELLOW MONKEYのライブ映像を上映するプレミアム上映会が開催された。


この上映会は、THE YELLOW MONKEYのデビュー25周年を記念して開催されたもの。THE YELLOW MONKEYが1992年に1stシングル『Romantist Taste』でメジャーデビューを飾ったのが5月21日だから、この日はまさにジャスト25周年。記念すべきこの日は全曲新録となるベストアルバム『THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST』の発売日でもあるし、午後にはこの上映会、その直後には渋谷のタワーレコードでスペースシャワーTVの生放送にメンバーが出演と、ファンにとってはイエモン一色に染まることができる特別な日となった。


会場は、交差点を挟んでユニカビジョンの向かい側、西武新宿駅前ペペ広場だ。人通りの多い場所なので、通行の妨げにならないうよう、足元に貼られたテープで視聴エリアが区切られている。今回は人気のイエモン、しかも日曜日の上映会とあって、早くから大勢が集まるかと思ったが、意外にも視聴エリアには人が少なかった。それは季節外れの真夏日となったこの日の暑さのためで、直射日光の照りつける場所を避け、前方の木陰に陣取る人が多かったのだ。ただ、上映開始15分ほど前からは視聴エリアにも人が集まり始め、上映開始直前には、用意された2か所の視聴エリアはほぼ満員となり、日傘をさす人、タオルを頭からかける人などがぎっしりと並んだ。

この日は、スマートフォンアプリの「Another Track」と連動した高音質サウンドの配信が行われた。アプリの指示に従ってあらかじめデータをダウンロードしておけば、上映中にアプリを起動したスマホを画面にかざすだけで、スマホに接続したヘッドフォンから、上映中の映像にシンクロしたサウンドの高音質バージョンが流れてくるという仕組みだ。巨大な画面でライブ映像を楽しめるだけでなく、サウンドも高音質で聴けるのがユニカビジョンの上映会の特徴だ。ヘッドフォンを持っていない人のために、先着100名限定でヘッドフォンの無料貸し出しも行われており、ヘッドフォンを手にして視聴エリアに入っていく人も少なくなかった。今回貸し出されたのはオーバーヘッドタイプの無線ヘッドフォンで、スマホではなく会場に設けられたアンテナから配信されるサウンドを受信する。


▲スマホアプリ「Another Track」で高音質サウンドの配信も行われた。上映中にスマホをかざすと、映像とシンクロしたサウンドの再生が始まる(事前にデータのダウンロードが必要)。

もう一つのスマホアプリ「VISION α」との連動によるプレゼント企画も実施された。上映中にこのアプリを起動し、スマホを画面にかざせば応募することができる。この日は応募者の中から抽選で10名にTHE YELLOW MONKEY アルミマウンテンボトル、50名にAmazonギフト券がプレゼントされたそうだ。

上映会は15時30分にスタート。今回上映されたのは、2016年にさいたまスーパーアリーナで収録されたライブビデオ『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SAITAMA SUPER ARENA 2016.7.10-』だ。アリーナの観客のカウントダウンから始まり、照明が派手に動き回ると、大歓声が臨場感たっぷりに響いてくる。そしてドラムが刻むビートから「プライマル。」が始まると、この視聴エリアでもリズムに合わせて見ている人の足が動き、頭が揺れる。国内屈指のライブバンドの映像だけに、見ているとあっという間に乗せられてしまうのだろう。続いて「楽園」、「Love Communication」とヒットシングルが立て続けに流れ、会場のテンションはどんどん高まっていく。曲が終わると映像の中の客席と同様に拍手し、コール&レスポンスでは手を突き上げて応えるなど、本当にライブ会場のような雰囲気になっていった。


サウンドはビジョン近くにあるスピーカーから出ていて、それだけでも十分に楽しめるのだが、視聴エリア内ではやはりヘッドフォンを使っている人がほとんどだった。ヘッドフォンを使うと、演奏の細かいところまでよく聴こえるし、もちろん迫力も倍増。途中でデモ隊が現れたり、サイレンを鳴らしたパトカーが通過したりというハプニングもあったが、そんな周囲の音も気にならず、映像の中の世界に入り込んでしまう。新宿のど真ん中でこんな体験ができるのはなかなか面白い。ユニカビジョンのプレミアム上映会では、高音質サウンドの配信を行っていることが多いので、上映会に行く際にはぜひヘッドフォンを持っていくことをおすすめする。

中盤以降は視聴エリアも日陰になってきたが、ただ立っているだけで汗が噴き出るほどの暑さは変わらない。それでも帰る人は皆無。それどころか観客はどんどん増え続けていた。通りすがりにビジョンに目を奪われ、しばらく立ち止まって見ていく人、スマホを操作しながら急いで視聴エリアに加わる人などもいたし、買ってきたばかりのベストアルバムを手に、ビジョンをバックに自撮りする人もいた。また、広場の端で待ち合わせをしているように見える人たちも、ほとんどがスマホにヘッドフォンをつないでビジョンを見上げていた。


最後の「JAM」でメンバーが手を振ってステージを去っていくまで、各パートのソロやメンバー紹介なども含め、『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SAITAMA SUPER ARENA 2016.7.10-』の全曲がノーカット、フルバージョンで上映され、ライブ映像は終了。最後に、この日発売のベストアルバム『THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST』のMV、さらに新曲「ロザーナ」のMVもフルバージョンで上映されて、3時間以上にも及んだプレミアム上映会は終了となった。


終了後に、集まったファンに話をきいてみた。“街中で上映しているのに、自分のスマホとヘッドフォンで音を聴けるのが面白い”、“ヘッドフォンだと音がよくて没頭できるので楽しかった”とヘッドフォン関連のコメントも多かったし、“近くを通ったらイエモンが聞こえたから来た。こういうイベントがあるのは知らなかったけど、すごく面白かった”という男性ファンもいた。また、この上映会のために新宿に来たという、終始ノリノリで楽しんでいた3人組の女子グループ(実はそのうち1人はこの場で知り合って仲良くなったそう)は、そのうち2人がファン歴20年という筋金入り。この映像のライブも実際に見に行ったそうで、“このライブの色々なことを思い出せて楽しかった”という。また“無線ヘッドフォンで大音量で楽しめたのがよかった”、“ホントに楽しかった”などとコメントしてくれた。

ユニカビジョンでは今後も様々な上映会が開催される予定なので、上映予定のアーティストや上映日時などをユニカビジョンのWebサイトで確認のうえ、気になる上映会があったらぜひ参加してみてほしい。なお、つねにアプリ連動企画やヘッドフォンの貸し出しがあるとは限らないので、その点についても忘れずに確認してもらいたい。

上映会情報

『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SAITAMA SUPER ARENA 2016.7.10-』

[曲目]
『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SAITAMA SUPER ARENA 2016.7.10-』より
01. プライマル。
02. 楽園
03. Love Communication
04. LOVE IS ZOOPHILIA
05. A HENな飴玉
06. Tactics
07. LOVERS ON BACKSTREET
08. 薔薇娼婦麗奈
09. 球根
10. カナリヤ
11. HOTEL 宇宙船
12. 花吹雪
13. 空の青と本当の気持ち
14. ALRIGHT
15. SPARK
16. 見てないようで見てる
17. SUCK OF LIFE
18. バラ色の日々
19. 悲しきASIAN BOY
20. Romantist Taste
21. BURN
22. BRILLIANT WORLD
23. WELCOME TO MY DOGHOUSE
24. JAM
25.「THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST」MV『TYM's hacking movie』
26.ロザーナ(MV)

DEBUT 25th ANNIVERSARY ALBUM『THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST』

2017年5月21日発売
<収録曲>
1.悲しきASIAN BOY
2.パール(日本テレビ系「バズリズム」POWER PLAY)
3.太陽が燃えている
4.プライマル。
5.WELCOME TO MY DOGHOUSE
6.追憶のマーメイド
7.BURN
8.SPARK(TBS「イベントGO!」5月度オープニングテーマ)
9.楽園(フジテレビ系「魔女に言われたい夜?正直過ぎる品定め?」5月度エンディングテーマ)
10.真珠色の革命時代?Pearl Light Of Revolution?
11.SO YOUNG
12.天国旅行
13.SUCK OF LIFE
14.花吹雪
15.JAM
16.バラ色の日々

■CD COCP-39968 ¥2,500+税※『2017 LIMITED SPECIAL SINGLE CD』特典付(新曲「ロザーナ」収録)

■アナログ盤 (初回生産限定/2枚組)COJA-9324?5 ¥3,800+税
SIDE-A:Tr.1?4 / SIDE-B:Tr.5?8 / SIDE-C:Tr.9?12 / SIDE-D:Tr.13?16
※MP3ダウンロードカード付

■FC限定盤 (2CD+スリーブ仕様+スペシャルポスター付)COCP-1001?2 ¥3,500+税
※送料別:¥617(税込)/離島・沖縄 ¥1,627円(税込)
※DISC-2はDISC-1収録曲のインストゥルメンタル音源を収録
※スペシャルポスター:ファンとメンバーで作るFC限定フォトモザイクアート

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