【連載】第15回 ホタバンのファミリアルミルキーウェイ ~ホタルライトヒルズバンド藤田リュウジの連載コラム~

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BARKSをご覧の皆さま、
ホタルライトヒルズバンド・ボーカル&ピアノの藤田リュウジです。

先日、新潟糸魚川にツアーで訪れ新しいMVを撮影してきました。
ひょんなことからご縁がつながり毎年通うようになったこの町。
昨年末の大火から大きく変わったもの、何も変わらないもの。
目に見えることから見えないことまですべて受け止めてきた糸魚川の底力とそこに住む人々の愛を感じました。
生まれた場所はそれぞれ違えど、"ここが僕の第2のふるさとなんだ"と思えた時の人間の温かな心が好きです。
僕たちバンドの愛すべき景色と笑顔がこのビデオを通してあなたに伝わりますように。



毎月藤田リュウジがオススメの音楽を紹介していくこのコーナー。
いよいよ今週末に迫った、僕たちが主催となって地元柏で5月21日に開催するポップサーキットフェス、柏MUSIC SUNの素晴らしい出演者たちについて今月もお届けいたします。
昨今、数多あるロックフェス時代の中で
ポップスに焦点を当ててオンリーワンなイベントを目指し過去3回開催して来たこのミューサン。
第4回目開催の根底のテーマとなる"ルーツ、音楽のふるさと"をそのまま体現してくれる2アーティストを最後に紹介します。

まず、赤色のグリッター。


彼らは4年連続の出演となります。
地元柏が生んだ新世代スターロックバンド。
先日渋谷クアトロでのワンマンライブも成功させました。
着々とその階段を昇り歩みを進める彼らの原点に柏の景色はあります。
彼らの初期の作品をいくつかプロデュースさせていただきました。
とある日僕はまだ学生時代のギターを背負ったボーカルリョウスケと柏を歩いている時、ふと見上げた夕日を浴びながら
自分の夢とこの10個も歳の離れた少年の夢がこの街で
音楽を通して重なる瞬間を感じ
この気持ちをどうにか形を持って表現できないだろうかと描いたのが
実はこのMUSIC SUNの発案のはじまりにありました。
「毎年育っていくバンドたちが"ふるさと"に帰ってきて一番深いところをナチュラルに見せられるステージをつくりたい」
バンドとは全身全霊のドラマであり、毎年毎年節目を刻んでいきます。
その中で一年に一度行われるこのイベントが受け止めるものは「歴史と今」です。
赤色のグリッターは柏にとって待望の待望の新世代スターバンド。
彼らに憧れてバンドを始める子たちもこれからどんどん出てくるでしょうし、
先日満を持してニューミニアルバム「セツナ」発売記念で行われた柏でのフリーライブはとても素晴らしい原点回帰の美しさだったと思います。
今年は僕とリョウスケたちが出会ったライブハウス616にてトリを任せました。
今でもあの日のことはよく覚えています。
変わらないことの方が多いな。変わったことは、僕たちと音楽のつくりだす責任と野望の大きさ。
どうしようもなく溢れてくる愛しさをのせて、彼らに柏のNEWジェネレーションを託します!
ぜひミューサンのライブで彼らのエネルギーを生で味わってください!
10年後も20年後も残るであろう、思い出が詰まりに詰まったこの名曲を。


そして、
大久保伸隆さん。


ずっとずっと出演を心待ちにしていたシンガーです。
元Something ELseという説明は不要。
ソロになられてからも自分のペースで、まっすぐに素晴らしい名曲を数々産み出されてきた大久保さん。
柏の今のストリートミュージックシーンの基盤をつくった方です。
僕が学生時代の頃、放課後柏のダブルデッキでは所狭しとストリートライブが行われていました。
僕はそこで、ナオトインティライミさんやFLOWさん、Blossomさんなど
たくさんの輝きに出会えました。
大久保さんたちはもうすでにその時伝説の存在で、当時“ラストチャンス”のシングル盤デザインに『柏』という文字が入っていて凄い!と思ったのを思い出します。
「自分の歌を 自分の紡いだメロディで 自分の言葉で歌う」という概念は
多感な時期の自分にはあまりに衝撃的で
ひたすらその模倣に明け暮れた日々でした。
「ストリート」とは夢を追いかける人のためのステージ。
あの頃のダブルデッキに立っている人たちはみな誰もがスターになりたいと
目をギラギラさせていたように思います。
時は経ち、アンプ演奏が禁止になりアンプラグドであれば市の許可を得て演奏できるというストリート認定制度が出来、自由と不自由の狭間の中で今でも毎日のように柏駅前では誰かが音楽を鳴らしています。
「音楽で目指す」ということの定義がものすごく細分化したこの世の中で
すごく原始的なものを残しながらまだまだ柏のストリートカルチャーは火種を切らすこと無く生き続けている。
やっぱり夢見たいんだ。夢見ていいんだって、
今もダブルデッキに散らばった光の欠片みたいなものがぼくにはリアルに感じるんです。

大久保さんの歌声は柏のルーツ。
このMUSIC SUNというイベントがまさに掲げてきた「ふるさと」という心を
音楽そのもので表現してくださる貴重な貴重な存在。
心から感謝したいです。


たくさんの点が線でつながり動き始める5月21日。
柏の街が『歌の力』で時を越えます。
いよいよ今週末。

柏MUSIC SUNはポップミュージックが大好きなあなたのためのイベントです!
是非、一緒にこの1日をつくっていきましょう。
どうぞお楽しみに!!!

☆おまけ記事
「せっかくだから一緒に歌おうぜ」
想いもよらぬ一言をいただき、実現します。
浜崎貴司(FLYING KIDS)×藤田リュウジ スペシャルセッション!
17::00~studio WUUにて1曲ご一緒に歌わせていただきます。
よろしくお願いします!!!

そしてそして、13:35~はDay Oneステージ前にて
Sissy松田栄作くんとのコラボステージも実現。
こちらもお見逃し無く☆

他にもまだまだコラボあるかも…!


それでは今月の一句、

ふるさとは
心がつくる
風の家


来月の更新もお楽しみに☆



ホタルライトヒルズバンド
オフィシャルサイト : http://hotaban.com/
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■ラジオ情報
4月よりbayfmレギュラー番組がスタート!
「パンザマストレディオ」
毎週金曜日 深夜1:00~1:27
http://www.bayfm.co.jp/

■リリース情報
ニューシングル「蛍ヶ丘」
2017.3.9 on sale
【収録曲】 1. 蛍ヶ丘 2. 僕らが生まれたこの町に新幹線が通る日
※コンサート会場 & ARIGATO MUSIC STORE通販限定販売

■コンサートスケジュール
5/21 (日) 千葉・柏 MUSIC SUN 2017
5/27 (土) 岡山・hosioto’17
6/4 (日) 愛知・名古屋SAKAE SP-RING 2017
7/8 (土) 東京・新木場STUDIO COAST ESP学園presents COLORS2017
7/15 (土) 大阪・梅田見放題
11/3 (金・祝) 千葉・柏市民文化会館 大ホール

※ライブ詳細、チケット情報については
http://hotaban.com/live/index.html


■プロフィール

藤田リュウジ
プロフィール
@ryujifujita
ホタルライトヒルズバンド ボーカル/ピアノ (@hotabanofficial)
柏MUSIC SUN実行委員長 (@kashiwamusicsun)

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