【インタビュー】遂に日本デビューした最強ガールズグループTWICEの魅力とは?「“みんな同じ”じゃなくて“それぞれ違う”」

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TWICEがついに日本デビューを果たした。

TWICEは、『いい音楽で一度、素晴らしいパフォーマンスで二度魅了させる』というグループ名の意味を持つ、アジア発9人組ガールズグループ。顔文字からインスパイアされたポーズを振り付けに取り入れた「TT」に端を発し、今日本でも爆発的に知名度を高めている。

愛嬌があって親しみやすいのに、歌やダンスの実力は折り紙つき。そんな彼女たちに日本デビューが決まった今の気持ちや、グループ誕生のきっかけになったサバイバル形式のオーディション番組「SIXTEEN」、さらにメンバーへの思いなどについて話を聞いた。

◆TWICE画像

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■ 日本ではモモ、サナ、ミナがTWICEを引っ張っていきたい

JAPAN DEBUT BEST ALBUM『#TWICE』初回限定盤A

──日本デビューが決まった時の気持ちから教えてください。

ジョンヨン:「ワァーーーーーーッ!!」ってなりました(笑)。

モモ:うん、すっごくワクワクしました!

チェヨン:TWICEにとっては初めての海外デビューなので。

ツウィ:日本にはTWICEを好きな人がたくさんいると聞いてるから、早くファンの皆さんに会いたいです!

ダヒョン:日本の学生さんたちが「TT」ポーズやダンスを真似してくれるのをSNSとかで観ていました。嬉しかったです。


ジヒョ:でも、言葉の心配は当然ありましたね。

ナヨン:私も「日本語の勉強をたくさんしなきゃ!」って思いました(笑)。

▲ナヨン

ツウィ:私は韓国語もぎこちない部分があるから、日本でちゃんと活動できるかなって感じちゃって。もちろん期待のほうが大きかったですが。

チェヨン:だけどTWICEにはサナ、モモ、ミナがいてくれるからね!

サナ:(照笑)。韓国で活動していた時は韓国人のメンバーに言葉の面を含めていろいろサポートしてもらってたから、日本では私たちが頑張らなきゃと思っています。

ミナ:だから正直に言うと、私たち3人(モモ、サナ、ミナ)にはちょっと緊張感もあるんです(笑)。

モモ:TWICEのことを知ってもらうために、これからもっと頑張らなきゃね!

サナ:私は、地方でもたくさんライブして、ONCE(ファン)の皆さんにもいっぱい会いたい。あと故郷の大阪でライブをするのは1つの個人的な目標です。

▲サナ

ジヒョ:日本に行ったら、3人の実家に行ってみたいです。それでお母さんたちの手作りご飯を食べると。家庭の味を知りたい(笑)。

ジョンヨン:私は温泉に行ってみたいし、地下鉄にも乗ってみたいです〜。

──今回のアルバム『#TWICE』で特にお気に入りの曲を教えてください。

サナ:全部です! 全曲愛してください。

──アルバムには「Like OOH-AHH」「CHEER UP」「TT」「KNOCK KNOCK」「SIGNAL」の日本語ver.も収録されていますね。

ジヒョ:韓国語ver.はだいたいどの曲もサビの歌詞が同じなんですが、日本語ver.は1コーラス目、2コーラス目とそれぞれ違うんです。だからレコーディングしてる時は、頭がこんがらがっちゃって(笑)。

▲ジヒョ

ジョンヨン:あと発音。難しいです……。例えば「て」と発音する時、「って」と「て」で発音の仕方が違いますよね。韓国語には日本語の「つ」に対応するものがないから、はじめはなかなか感覚を掴めませんでした。

サナ:レコーディングする時、「日本語版のレコーディングは気が楽なんじゃない?」って思われていたみたいなのですが、実は全然そんなことないんですよ。もともと韓国語で歌ってたので、日本語だと「あれっ?」みたいな(笑)。なんか変な感じで、慣れるのにちょっと時間がかかりました。でも日本語版はストーリーがある歌詞になっているので、韓国語版とは違う魅力を感じてもらえると思います。


■「SIXTEEN」なくしてTWICEは語れません

JAPAN DEBUT BEST ALBUM『#TWICE』初回限定盤B

──みなさんにとって、練習生期間はどんな時間でしたか?

ジヒョ:……う〜ん。練習生って、とにかくひたすら練習しているんですよ。

サナ:歌手になるために、みんな必死で学んでました。

ジョンヨン:私は歌もダンスもまったくできない状態で練習生になったので、ひとつひとつ積み重ねてきました。でも夢を追って過ごしてきた時間を惜しいと思ったことは1度もありません。

▲ジョンヨン

ジヒョ:そうですね。TWICEとしてデビューした今となっては、あの時間がどれだけ重要だったかを身に沁みて感じます。もしも練習生時代に戻れるなら、遊んでしまったあの1日は楽器を習ったり、日本語を勉強したりします(笑)。

──では、オーディション番組「SIXTEEN」に関してはどうでしょう?

ナヨン:「SIXTEEN」に出るまではただの練習生だったから、そもそもファンの方に会うことがなかったです。でも番組に出たことでファンになってくれる方が増えて、実際にお会いする機会もできて。それがすごく大きかったと思います。

ジヒョ:練習生の時は「SIXTEEN」のように何かをして評価をもらうということはなかったので、最初はかなりプレッシャーも感じましたね。

ダヒョン:でもプロデューサーのJ.Y. Parkさんから、直接フィードバックをもらえたことは大きかったよね。練習生の時は、お会いする機会がなかったから。

▲ダヒョン

チェヨン:それまで練習生として過ごしてきた時間とは違う大変さが「SIXTEEN」にはありました。毎回ミッションが与えられ、それをステージでJ.Y. Parkプロデューサーに見せなくてはいけない。ここにいるメンバーはもちろんだけど、あの番組に出演していたみんなが本当にすごく頑張りました。「SIXTEEN」なくしてTWICEは語れません。本当に重要な時期だったと思います。

ツウィ:個人的には「SIXTEEN」を通じて、みんなと仲良くなれました。番組の構成として、チームで対決していたから競争はしていたけど、ステージに立つための努力をする中でみんなとの距離が縮まっていきました。実は練習生時代はみんなと今ほど親しくはなかったんです。

モモ:私は、一度脱落しちゃったことがやっぱり印象に残っています(笑)。そして、最後にもう一度TWICEのメンバーに選ばれた時のことも忘れられません。

ミナ:最終ミッションが終わったあと、サプライズでメンバーの家族が控え室で待っていたんですよ。両親の顔を見たら、いきなり涙が出てきちゃったんです。あの時は本当に家族のあたたかさを感じました。

▲ミナ

サナ:凄くわかる……私は韓国語がまったくできない状態で練習生になったので、大変なこともたくさんありました。他の練習生たちが喋ってることや笑い合ってることが理解できなかったり。だから私はみんなとコミュニケーションをとるためにまず言葉を覚えるようにしました。そのほうが得られるものが多いと思ったので。それにもちろん歌とダンスも練習しなきゃいけなかったから、たまに辛くて家が恋しくなったりもしました。でも、今振り返るとすごくいい経験をしたと思います。

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