グレッグ・オールマン、遺作『サザン・ブラッド』の発売が決定

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2017年5月27日に69歳でこの世を去ったグレッグ・オールマンの遺作となる最新アルバム『サザン・ブラッド』の詳細が発表されている。併せて、同作のジャケット写真および収録曲「マイ・オンリー・トゥルー・フレンド」の音源も公開となった。

◆グレッグ・オールマン音源、画像

『サザン・ブラッド』は、2011年のグラミー賞にノミネートされた『ロウ・カントリー・ブルース』以来のスタジオアルバムとなる作品だ。レコーディングは、オールマン・ブラザーズ・バンド結成前に兄デュアンと共にセッション・ミュージシャンとして数々のセッションを重ねた思い出の地、アラバマ州マッスル・ショールズのフェイム・スタジオにて2週間をかけて行なわれたという。

グレッグのマネージャーであったマイケル・リーマンは、このレコーディング期間を振り返って「グレッグの体調は優れなかったけれど、彼は普段通りプロフェッショナルに振舞いながら毎日4、5時間スタジオに籠っていたんだ」と語っている。


収録楽曲は、ボブ・ディラン「ゴーイング・ゴーイング・ゴーン」、ウィリー・ディクソン「アイ・ラヴ・ザ・ライフ・アイ・ラヴ」などグレッグが愛した楽曲のカヴァー9曲と、本作のために書き下ろされたオリジナル曲「マイ・オンリー・トゥルー・フレンド」の計10曲。選曲に際してはパーソナルな面/プロフェッショナルな面の両面でグレッグの意向を反映し、グレッグ自身とプロデューサーを務めたドン・ウォズ、マイケル・リーマンの三者が提案しあって決定されたのだという。

オリジナル曲「マイ・オンリー・トゥルー・フレンド」はグレッグと長年のコラボレーターであるスコット・シャラードの共作による楽曲で、“I hope you're haunted by the music of my soul, when I'm gone”という一節をはじめ、旅立ちを前にしたグレッグからのメッセージとも感じられるフレーズが散りばめられたナンバー。ドン・ウォズは同曲について「グレッグが自分の人生を文脈化しようと試みた曲」であるとして、ファンが目にしてきたミュージシャンとしての姿だけではない、グレッグの人生の様々な側面を感じ取れるような楽曲だと述べている。



アルバム『サザン・ブラッド』は、9月8日(金)にリリースされる。


■リリース情報

グレッグ・オールマン『サザン・ブラッド』
2017年9月8日(金)
UCCO-1190 ¥2,600+税
[収録内容]
1. マイ・オンリー・トゥルー・フレンド / My Only True Friend (Gregg Allman-Scott Sharrard)
2. ワンス・アイ・ワズ / Once I Was (Tim Buckley-Larry Beckett)
3. ゴーイング・ゴーイング・ゴーン / Going Going Gone (Bob Dylan)
4. ブラック・マディ・リヴァー / Black Muddy River (Jerome J. Garcia-Robert C. Hunter)
5. アイ・ラヴ・ザ・ライフ・アイ・ラヴ / I Love the Life I Live (Willie Dixon)
6. ウィリン / Willin' (Lowell George)
7. ブラインド・バッツ・アンド・スワンプ・ラッツ / Blind Bats and Swamp Rats (Jack Avery)
8. アウト・オブ・レフト・フィールド / Out of Left Field (Dewey Lindon Oldham Jr.-Dan Penn)
9. ラヴ・ライク・ケロシン / Love Like Kerosene (Scot Sharrard)
10. ソング・フォー・アダム feat. ジャクソン・ブラウン / Song for Adam featuring Jackson Browne (Jackson Browne)
*()内は作曲者

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