【座談会】逹瑯(MUCC)、玲央+晁直(lynch.)、千秋+SORA(DEZERT)、D'ERLANGERを語る「“でけえ” “すげえ” “強え”」

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■なるほど。でけえな
■失うものが(笑)──千秋(DEZERT)

逹瑯:lynch.は、これまでD’ERLANGERと一緒のライヴって?

晁直:2回ですね。特に打ち上げとかはなかったんじゃないかな。

逹瑯:じゃあ、普通にどっかで飲んだりとかしたことあるのは晁直くんだけ?

晁直:そうかも。あと誰かの誕生日会にメンバーのみなさんが来て、みたいな状況だったら何回かありますけど。

玲央:僕は、個人的にはサッカー関係者の繋がりで瀧川さん(CIPHER)と名古屋でご一緒したことがあって。

逹瑯:ミュージシャンの集まりでない時の瀧川さんってどんな感じなんですか(笑)?

玲央:すごく優しかったです。その日も、場の雰囲気的にすごく楽しかったですし、帰りにご飯をご馳走になって。先日対談して、「ああ、もう9年ぶりか」って、その時のことをけっこう覚えててくださって。

逹瑯:玲央さんはD’ERLANGERを通ってたんだね?

玲央:再結成前からだから、27年ぐらい前から。初めて知ったのは『BASILISK』を出したぐらいの頃で。

▲千秋(DEZERT)

逹瑯:復活前はアルバム2枚でしたっけ? それだけでの語り継がれ具合っていうか、伝説具合はあの時代感ならではっていうか。今、そういうのないですよね。DEZERTは今までアルバム何枚出た?

千秋:2枚です。

逹瑯:あ、今、解散すれば伝説になる。

千秋:勘弁してください(笑)。

逹瑯:今!今(笑)! アルバム2枚でしょ? うちらはもう伝説になる瞬間逃がしちゃったから。

玲央:それで18年後に再結成。

晁直:その間に3つぐらいバンドを。

千秋:なるほど。でけえな、失うものが(笑)。

逹瑯:でも、今の自分の状況と照らし合わせて考えるとさ、その時のD’ERLANGERの状況ってすごくない?

玲央:うん。しかもインディーズで1枚、メジャーで1枚ですからね。

逹瑯:夢があった時代だな。ところで、DEZERTとlynch.はほとんど絡みないんでしょ?

千秋:ご挨拶をさせていただいたことがあります。

玲央:2回イベントでご一緒してますね。

逹瑯:lynch.的には千秋のこと、あんまり好きじゃないでしょ?

玲央:あははは(笑)! そういう話がどんどん広まってるよね。

逹瑯:玲央さんは、ほら、厳しいから(笑)。この無法者(※千秋を指さして)は特に、ね。

玲央:周りが、そういう印象操作を勝手に固めて広めたでしょ。これはひょっとして、SORAくんとか気にしてないかな?と。だとしたらよくないなと思って、ツアー先の会場のスケジュール表に翌日公演がDEZERTって書いてあったから、差し入れを置いてったもんね、自分から言うのもあれだけど(笑)。

SORA:すいません(笑)。いただきました、レッドブルを。

逹瑯:SORAは気にするんですけど、千秋はたぶん気にしてないです。

千秋:いえいえ、もうガブ飲みしました、レッドブル。

玲央:その後、わざわざスタッフさんからお電話いただいて、「代わりたいって言うんで」ってSORAくんが電話に出てくれて。

逹瑯:SORAは先輩にかわいがられるタイプなんですよ、きっちりしてるから。これ(※SORAを指さして)がいなかったらもうDEZERT、終わってるんですから。

玲央:それ、すごいわかる。

一同:はははははは(笑)。

▲SORA(DEZERT)

玲央:でも今日の話を聞いて、逹瑯くんが千秋くんのこと、好きなんだろうなーってこともすごくよくわかった。

逹瑯:千秋っすか? まぁ普通っすね。最近こういう感じ、いないじゃないですか。みんな真面目っちゅうか。千秋も真面目なんだけど、なんか変な感じっちゅうか。

玲央:うん。トリビュートの音源を聴いて、歌だけですごく勝負してるから、たぶん根は真面目なんだろうなって。

千秋:ありがとうございます。

玲央:自分たちからの発信なのか、周りなのかわからないけど、破天荒な印象操作をされてるんだろうなって。

逹瑯:アホなこともすごくするから、煙たがられるっていうか、そこばっかりクローズアップされるんじゃないですかね。でも、たぶんこいつが作った鍋とか灰汁だらけだと思いますよ。

千秋:オレ、めっちゃ灰汁取りますよ(笑)。

玲央:でも、褒めすぎるとDEZERTにとってマイナスプロモーションになるといけないから、あんまり褒めないほうがいいのかなって思いつつ(笑)。

逹瑯:葉月もそんな感じじゃないですか?

玲央:それを言うなら逹瑯くんもそうですよ。だって僕、最初に聞いてた印象は、すごく良くなかったよ。

逹瑯:どんな話ですか(笑)!?

玲央:僕が知り合ったのってけっこう最近でしょ、2010年とか。僕がバンドを休んでる時にMUCCがバーンとシーンに出てきて、とんとんとメジャーデビューしていく感じだったから、すれ違いだったんですよね。で、僕、よくMERRYのガラくんと遊んでて。

逹瑯:あいつは僕のことを悪く言いますからねー。

玲央:ガラくんと遊んでる時にすごく携帯が鳴ったんだけど、「逹瑯だ。出ないでいいや。今、玲央さんいるし」って。ずーっと鳴り続けるの。

逹瑯:出るまでね。

玲央:そう。で、「いい加減出たら?」って言うとガラくんが電話に出るでしょ。「もしもし。何の用?(←ガラ)」「なんで電話に出ねえんだよ!(←逹瑯)」、で、電話が終了するっていう(笑)。

一同:あはははは!

玲央:「すごい子と付き合ってるんだね、君は」って言って。「いや~、でも逹瑯、かわいいところあるんですよ」って、けっこう上から言ってましたよ(笑)。

逹瑯:あいつね、バンドでいうと後輩なんですけどね、年齢が1個上だからな(笑)。

玲央:その印象がすごくあったんですよね。その後、年末のイベント<Over The Edge>の楽屋で逹瑯くんと始めて挨拶した時に、「俺、ケンカ強いっすよ」って突然言ってきたんですよ。「俺、噛む力、けっこうあるんで」って(笑)。

逹瑯:なんでケンカで噛むんだ?って(笑)。

玲央:そのことを情報として僕に伝えてきて、何の発展があるんだよ?って。

逹瑯:たぶん笑いが欲しかったんでしょうね。

玲央:僕は「お、おお」って言うしかないですよね(笑)。

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