【ライブレポート】GENERATIONS、ナオト、リトグリら共演<バズリズム LIVE>初日

ポスト

日本テレビ系音楽番組『バズリズム02』が発信するイベント<バズリズム LIVE 2017>の初日公演が11月4日、神奈川・横浜アリーナにて開催された。本イベントは2017年で3年目を迎え、番組ゆかりのアーティスト達が登場した。

◆<バズリズム LIVE 2017> 画像(全21枚)

16:00を少し過ぎた頃、ステージに現れたのはオープニングアクトを務めるyonige。9月にメジャーレーベルから1stアルバムをリリースしたばかりのニューカマーだ。瑞々しい歌詞を叩きつけるように歌う牛丸ありさ(Vo&G)の凄まじさで客席を圧倒し、5曲を疾走。


番組MCのバカリズムとミュージックサポーターのマギーが登場すると、場内を見回しながら「センター! アリーナー! 3階ー!」と客席に呼びかけ、トップバッターのLittle Glee Monsterを呼び込む。会場から大きな歓声が飛び交う中、Little Glee Monsterは「(このイベントに)やっと出れて、とても嬉しいです!」と話し自己紹介の代わりにと洋邦の名曲、ヒット曲を次々にアカペラカバーで披露。その歌唱力の高さを見せつけ、ラストは11月8日にリリースするロックチューンの新曲「OVER」を歌い大いに盛り上げ、35分のステージを締めた。


2組目は昨年に続いての出演となるMrs. GREEN APPLEの5人。きらびやかなエレクトリックポップとリズム隊とギターが作り出す重厚なサウンドが渾然一体となり、唯一無二のうねりを生み出す。何といっても魅力は大森元貴(Vo&G)の低音からハイトーンまで自由自在に歌いこなす歌唱力だ。ドラマの主題歌となった2曲目から徐々に客席を盛り上げ、以降は一挙に自分たちの世界へ巻き込む。4曲目では「自由に踊って下さい!」と会場を沸点寸前まで沸かしたと思うと、次の「鯨の唄」では壮大なバラードを聴かせるといった緩急自在なステージングで観客をいい意味で翻弄。最後は「ダサくきこえるかもしれませんが、心を込めて歌います!」とメジャーデビュー曲「StaRt」を演奏。メンバー全員が深々とお辞儀をしてステージを降りた。


続いて<バズリズム LIVE>初参加の大原櫻子が登場。小さな身体に大きな赤いアコースティックギターを抱え、「明日も」をアカペラで歌い出すと、会場から大きな歓声が上がる。次の「青い季節」ではタオルを回しながら広いステージを右に左に駆け抜け観客を煽る。中盤には「失恋ソングですが、すごく前向きになる歌詞に注目して欲しいです!」と、11月22日にリリースされる新曲「さよなら」を横浜アリーナの高い天井にまで響き渡るように艷やかでパワフルな声で歌い上げた。


ここで「バカリズムと」名義で、バカリズムが白いコットンのシャツに黒のパンツという出で立ちでステージに現れ、8月にメジャーレーベルから配信した作詞・バカリズム/作曲・秦基博による新曲「「いくらだと思う?」って聞かれると緊張する(ハタリズム)」を、5ピースのバンドを従えて歌う。スクリーンにはモデルの高田里穂出演のミュージックビデオが流れ、客席の「オチはいつ?」という期待をよそに最後まで大マジで歌いきる。終わった後はいつものバカリズムに戻り、初めて新曲をフルバージョンで人前で披露するも「長いっ!」と毒づきながら「歌ってて途中で飽きちゃった」と明かし、客席の笑いを誘った。


ステージ下手花道から現れたのは、ミニギターを小脇に抱えたナオト・インティライミ。大原櫻子の「明日も」を歌いながら登場するというサプライズ演出で場内に大爆笑を起こし、頭から観客のハートをガッシリつかむ。広い会場をすっかり熱くさせた後、3曲目は再び下手花道に移り、「今のキミを忘れない」の冒頭をマイクを通さず地声で披露し観客を驚かせる。ラスト2曲は「横アリAre you ready?」と叫んで、怒涛のお祭りナンバー2連発に突入。左右に大きく伸びた花道の端から端までタオルを振りながら走り回ったり、客席にゴムボールを蹴り入れたりと、大暴れで会場を「カーニバる?」化させ、濃厚な35分のステージが終了した。


この日のトリはお待ちかね、GENERATIONS from EXILE TRIBE。彼らの登場がアナウンスされると、会場が震えそうなほどの黄色い大歓声に包まれる。暗転したステージから7名が浮かび上がり「PIERROT」からスタート。一糸乱れぬキレキレのダンスパフォーマンスをこれでもかと見せつけるさまはさすがの貫禄で、立て続けに3曲を披露する。「ナオト・インティライミさんから、バトンを受け継がせて頂きました。僕たちトリを務めさせて頂いて本当に嬉しいです!」「スペシャルな1日になるように皆さん楽しんでいきましょう!」と「太陽も月も」へなだれ込み、ド派手なレーザーが飛び交う横浜アリーナは巨大なダンスフロアと化す。続いては、この興奮をクールダウンさせるかのように数原龍友と片寄涼太が、バラードナンバー「花」「空」のカバー2曲をじっくりと歌いこむ。龍友は久しぶりに歌った「花」で、「みんなの歓声を聞くと嬉しい半面、緊張しました」と明かし、続いては10月25日に発表されたばかりの新曲「BIG CITY RODEO」へ。“Peak-a-boo(いないいないばあ)”をモチーフにしたというダンスを中務裕太が観客に振り付け指導し、「Y.M.C.A.」ではメンバーが左右の花道に別れて客席を煽り、10000人を超える観客全員での“Y.M.C.A.”は感動的な光景に。ラストはGENERATIONSおなじみの「AGEHA」でこれ以上はないという盛り上がりに達しステージを終えた。

最後はバカリズムとマギーが再び登場。ふたりも興奮冷めやらぬ状態で「凄かったね! いっぱい見られて良かったね!」「明日も来てね!」と観客を送り出し、4時間超にも及んだ初日公演が終了した。なお、この日のライブの模様は日本テレビ系『バズリズム02』で11月24日深夜に(※一部地域で異なる)、CS放送『日テレプラス』では12月23日に放送される予定だ。


撮影◎山内洋枝

<バズリズム LIVE 2017>1日目セットリスト

2017年11月4日(土)
■yonige(オープニングアクト)
01.さよならアイデンティティー
02. アボカド
03.最近のこと
04.ワンルーム
05.さよならプリズナー

■Little Glee Monster
01.好きだ。
02.アカペラ・メドレー
03.私らしく生きてみたい
04.SAY!!!
05.明日へ
06.OVER

■Mrs. GREEN APPLE
01.Speaking
02.WanteD! WanteD!
03.うブ
04.WHOO WHOO WHOO
05.鯨の唄
06.StaRt

■大原櫻子
01.明日も
02.青い季節
03.マイ フェイバリット ジュエル
04.さよなら
05.Jet Set Music!
06.踊ろう

■バカリズムと
01.「いくらだと思う?」って聞かれると緊張する(ハタリズム)

■ナオト・インティライミ
01.Catch the moment
02.いつかきっと
03.今のキミを忘れない
04.Hare-Hare Parade
05.カーニバる?

■GENERATIONS from EXILE TRIBE
01.PIERROT
02.Hard Knock Days
03. Togetherness
04.太陽も月も
05.花
06.空
07.BIG CITY RODEO
08.Y.M.C.A.
09.AGEHA

この記事をポスト

この記事の関連情報