ザ・フー、未発表ライブ録音が50年越しの作品化。ピートのソロ作45周年盤も

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Photo: Pictoria Press Ltd Alamy Stock Photo

1968年に録音されたザ・フーのライブ音源が、50年の時を経て、ライブ・アルバム『Live At The Fillmore East : Saturday April 6, 1968(ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968)』として発売されることが明らかになった。併せて、ピート・タウンゼントのソロ・アルバム『Who Came First』が45周年記念盤としてリリースされることも発表となっている。

◆ザ・フー、ピート・タウンゼント画像

ザ・フーの『Live At The Fillmore East : Saturday April 6, 1968』は、1968年4月6日に行なわれたニューヨーク、フィルモア・イースト公演からの音源を収めたライブ・アルバムだ。同公演の音響の責任者も務めたサウンド・エンジニア、ボブ・プリデンがレストアとミックスを手がけ、リマスターはジョン・アストリーが担当する。

4月5日、6日の2日間にわたって開催されたフィルモア・イースト公演の模様は、後日ライブ盤として発表すべく、当時のマネージャー、キット・ランバートによってレコーディングされていた。しかし何らかの理由で初日の演奏が部分的にしか記録されておらず、リリース計画は頓挫。その後現在に至るまで、このライブ音源が公式に発売されることはなかった。

今回のアルバムには無事録音されていた2日目のステージより、長い即興パートを含む「My Generation」のエクステンデッド・バージョンや、「A Quick One, While He's Away」、「Shakin’ All Over」、「Summertime Blues」など計14曲を収録。ザ・フーによるカバー・バージョンとしては今回が初の公式リリースとなる「C’mon Everybody」や、「Fortune Teller」のカバーの貴重なライブ・バージョンも収められる。

▲ザ・フー『Live At The Fillmore East : Saturday April 6, 1968』

また、ピート・タウンゼントの初のソロ・アルバムとして1972年に発表された『Who Came First』の45周年記念盤は、未発表音源を含む2枚組のデラックス・エディションとして登場する。

▲ピート・タウンゼント『Who Came First - 45th Anniversary Edition』

オリジナル・マスター・テープを使用した音源には最新リマスタリングが施され、ディスク1にはオリジナル盤所収の9曲、ディスク2には未発表音源やオルタナティブ・バージョン、新たに制作されたエディット・バージョン、ライブ音源等を収録。リマスターは、『Who Are You』のプロデューサーでザ・フーのカタログ再発にも携わってきたジョン・アストリーが担当する。

全24ページの付属ブックレットにはレコーディング・スタジオでのレアな写真の数々や、ピート・タウンゼントの書き下ろしによるライナーノーツが収録され、1972年のオリジナル盤に付いていたポスターも復刻される。

Photo: Chris Morphet, Redferns, Getty

ザ・フーの『Live At The Fillmore East : Saturday April 6, 1968』は4月20日(金)にリリース。ピート・タウンゼント『Who Came First』の45周年記念エディションは、4月13日(金)に発売となる。

■リリース情報

ザ・フー『ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968 | LIVE AT THE FILLMORE EAST : SATURDAY APRIL6, 1968』
2018年4月20日(金)発売
■CD
UICY-15727/8 ¥3,600+税
※CD2枚組
※6面デジパック・スリーヴ仕様
※書き下ろしのライナーノートと貴重な写真資料を掲載した12ページのブックレット付
※日本盤のみ:SHM-CD仕様、英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

■アナログ(輸入盤のみ)
価格:オープン価格
品番:674-4480
※アナログLP(重量盤)3枚組
※ゲートフォールド・スリーヴ仕様
※書下ろしのライナーノートと貴重な写真資料を掲載したインナーバッグ(内袋)3点付

ディスク1
1. サマータイム・ブルース / Summertime Blues
2. フォーチュン・テラー / Fortune Teller
3. タトゥー / Tattoo
4. リトル・ビリー / Little Billy
5. アイ・キャント・エクスプレイン / I Can’t Explain
6. ハッピー・ジャック/ Happy Jack
7. リラックス / Relax
8. アイム・ア・ボーイ / I’m A Boy
9. ア・クイック・ワン / A Quick One
10. マイ・ウェイ / My Way
11. カモン・エヴリバディ / C’mon Everybody
12. シェイキン・オール・オーヴァー / Shakin’ All Over
13. ボリスのくも野郎 / Bris The Spider

ディスク2
1. マイ・ジェネレイション / My Generation

ピート・タウンゼント「『フー・ケイム・ファースト』45周年記念エディション | WHO CAME FIRST - 45th ANNIVERSARY EDITION」
2018年4月13日(金)発売
UICY-15729/30 ¥3,600+税
※CD2枚組
※日本盤のみ:SHM-CD仕様、英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

ディスク1
1. ピュア&イージー / Pure and Easy
2. エボリューション / Evolution
3. フォーエヴァーズ・ノー・タイム・アット・オール / Forever’s No Time At All
4. レッツ・シー・アクション / Let’s See Action
5. タイム・イズ・パッシング/ Time Is Passing
6. ゼアズ・ア・ハートエイク・フォロウイング・ミー / There’s a Heartache Following Me
7. シェラトン・ギブソン / Sheraton Gibson
8. コンテント / Content
9. パーバーディガー / Parvardigar

ディスク2
1. ヒズ・ハンズ / His Hands
2. シーカー(2017エディット) / The Seeker (2017 edit)
3. デイ・オブ・サイレンス / Day Of Silence
4. スリーピング・ドッグ / Sleeping Dog
5. メリー・ジェーン(ステージA) / Mary Jane (Stage A)
6. アイ・オールウェイズ・セイ(2017エディット)/ I Always Say (2017 edit)
7. ビギン・ザ・ビギン(2017ミックス) / Begin The Beguine (2017 mix)
8. ババ・オライリィ(インストゥルメンタル) / Bara O’Reilly (Instrumental)
9. ラヴ・マン(ステージC) / The Love Man (Stage C) - 未発表
10. コンテント(ステージA) / Content (Stage A) - 未発表
11. デイ・オブ・サイレンス(オルタナティヴ・ヴァージョン) / Day Of Silence (Alternate Version) - 未発表
12. パーバーディガー(オルタナティヴ・テイク) / Parvardigar (Alternative Take) - 未発表
13. ナッシング・イズ・エヴリシング(アーリアー・テイク) / Nothing Is Everything (Earlier Take) - 未発表
14. ゼアズ・ア・フォーチュン・イン・ドウズ・ヒルズ / There’s A Fortune In Those Hills - 未発表
15. ミハー・ババ・イン・イタリア / Meher Baba In Italy - 未発表
16. ドラウンド(ライヴ・イン・インド) / Drowned (Live in India) - 未発表
17. エボリューション(ライヴ・アット・ロニー・レイン・メモリアル、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン/2004年4月8日)/ Evolution (Live at Ronnie Lane Memorial)

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