小島梨里杏、カラオケの『DAM CHANNEL』15代目MCとしてはつらつと登場

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■音楽って一瞬一瞬違う世界に連れて行ってくれるものだと思うんです
■楽しみ方の1つとして「DAM CHANNEL」を通して提供できたら嬉しい


――梨里杏さんは作詞をされたこともあるとのことですが、今後はそういった音楽活動をやってみたいという希望はありますか?

小島:やっぱり歌は大好きなので、できることなら歌いたいという気持ちはありますね。CDも出してみたいですけど、そこに行くまで猛特訓ですよね。

――ストイックですね!

小島:そうですね、おばあちゃん譲りの(笑)。でも、「自分が好きな歌はこういう感じ」というのはあるので、「CDを出すならこういうのがいいな」っていう想像をしたことはあります。

――好きな音楽、として色々なアーティストさんのお名前を挙げていらっしゃいますが、七尾旅人さんとかMOROHAの名前があってちょっと驚きました。独自の言葉でメッセージを発信しているアーティストがお好きなんですか?

小島:そうですね。聴いていて全部の音が楽しいっていう音楽もあってそういう音楽も好きですし、一つの言葉に込めている想いがすさまじい、みたいなメッセージ性のある音楽も好きです。七尾旅人さんはもともと聴いていてライヴを観に行ったんですけど、MOROHAさんの場合はまったく初めての状態でライヴを観て、1曲目から「なんだこの人たちは!?」って思いまして。そのときは、落ちちゃうんじゃないかっていうくらいステージの真ん前まで出てきて歌い上げていて。もう根こそぎ持って行かれて、そこからどハマりしたんです。MOROHAさんの音楽がCMから聴こえたときに、ご本人たちは出ていないのに、「この声は絶対にMOROHA!」って見つけられるのが嬉しくて。勝手に応援してます(笑)。

――水曜日のカンパネラ、スチャダラパー、いとうせいこうさんのお名前も挙げていらっしゃいますね。

小島:ラップ、ヒップホップも大好きです。□□□(クチロロ)とかもカッコイイなって。

――□□□の名前を出すタレントさんは珍しい!

小島:そうですか(笑)? (リズムに乗せて歌いながら)「ヒップホップの初期衝動♪」とかカッコイイですもん。でも、自分ではあんな風に上手く歌えないのがすごく悔しいんですよねえ。

――カラオケでチャレンジしてみたんですね。

小島:そうなんですよ。でも自分じゃかなわなくて、悔しいです(笑)。


――他には最近、どんなアーティストに注目していますか?

小島:NakamuraEmiさん、石崎ひゅーいさん、amazarashiさんとか。

――amazarashiも、言葉の人ですよね。

小島:ああ~そうですね。もう、amazarashiさんを聴いたらたまらないです、つらい!

――聴くのがつらいんですか(笑)。

小島:つらいんだけど、良いんですよね。今思い出すだけで泣きそうになります(笑)。それくらい心を掴まれるというか。amazarashiさんは、感情とかバックボーンをどこから持ってきているんだろうなって。ストーリー性があるんですけど、実話なのか想像なのかわからないところもあって。聴いてると鮮明に映像が出てくるので、どうやって作っているんだろうっていう興味は、amazarashiさんには特にありますね。

――音楽愛がすごいですね。他にも好きなアーティストさんはいますか。

小島:キノコ帝国さんも好きです。リズムも心地良いし歌っていてすごく良い気持ちになりますね。あとは奥田民生さんですね。民生さんがテレビに出てきたら、失礼かもしれないですけど思わず「民生―!」って言っちゃいますもん(笑)。星野源さんも好きなんですけど、ライヴを観に行ったときにたまたま民生さんがゲストで出てきたときは、もう運命かと思いました(笑)。


――ははははは(笑)。本当にファンなんですね。

小島:前にBRAHMANを観に行ったときに大好きなハナレグミさんが出てきたときも同じようにすごく嬉しかったです。

――では、将来の目標があったら教えてください。

小島:今までは、お芝居を中心にお仕事をさせていただいていたんですが、2017年からEテレの「天才てれびくんYOU」でMCを務めさせてもらって、バラエティにも結構出させていただいて。その中で、芸人さんってすごいなって思うようになりまして。今までは、テレビを単純に観ていたんですけど、頭の回転の速さとか、気の遣い方とか、すごく尊敬できる部分があって。そこからバラエティに出ている方々への目線も変わってきて、よりカッコイイなと思うようになりました。それで今年度からDAM CHANNELのMCを務めさせていただけることになって、すごいご縁だなって。好きなものだし、興味を抱き始めたMCをできるというのはすごいことだと思うので、今後は「幅広く」っていうのをより具体的に思えるようになったというか。マルチに活躍したいという思いは以前からあったんですけど、それが明確になった気がします。バラエティも、お芝居と一緒でみんなで創り上げるんだなって思ったんです。急にその場で生まれるインプロ(インプロビゼーション)じゃないですけど、そういう即興で生のものが生まれていく感じが面白いなって思ったので。今後はもちろんお芝居も続けて行きたいですし、バラエティやMCもできたらいいなって思っています。

――今日はお話を伺って、かなり幅広い音楽知識を持ったリスナーなので、正直驚きました。最後に、BARKSをご覧の音楽ファンにメッセージをいただけますか。

小島:音楽って、一瞬一瞬違う世界に連れて行ってくれるものだと思うんです。映画やドラマだとできあがったイメージに感情移入する形なんですけど、音楽は自分がそれを受け取ってどう解釈するのかをリアルに感じられるものだと思うので、そういうところを楽しみ方の1つとして、「DAM CHANNEL」を通して提供できたら嬉しいですね。

取材・文●岡本貴之

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