Moog Musicからシーケンサー内蔵セミ・モジュラー・アナログ・パーカッション・シンセサイザー「DFAM」

ポスト

Moog MusicからMother-32ファミリーの新たな仲間として、セミ・モジュラー・アナログ・パーカッション・シンセサイザー「DFAM(Drummer From Another Mother)」が登場。4月28日、コルグより発売される。

「DFAM」は、伝統的なドラムマシンとはまったく異なる、高度にインタラクティブなセミ・モジュラー・アナログ・パーカッション・シンセサイザー。Moog初のテーブルトップ型セミ・モジュラー・シンセサイザーである「Mother-32」に続くセミ・モジュラー・シンセサイザーであり、パーカッション・パターン作成のための実践的なアプローチを提示するシンセだ。パッチングの必要はなく、誰でも新しくユニークかつリズミカルなパターンをすばやく作ることが可能。ノースカロライナ州アッシュビルの工場で一つ一つ手作業で組み立てられている。


▲オシレーター×2、ホワイトノイズ・ジェネレーター×1、ローパス/ハイパスが切り替えられるトランジスタ・ラダーフィルター、エンベロープで多彩な音作りが可能。手前の8×2列のつまみがシーケンサー。右側には3.5mmミニジャックで24ポイントのパッチベイを用意する。

8ステップ(ピッチ&ベロシティ)の使いやすいアナログ・シーケンサーによって起動するサウンドは、ホワイトノイズ・ジェネレーターと2つのワイドレンジなアナログ・オシレーター(正弦波、三角波)からスタート。響きのある低音と共鳴を実現するオシレーターのハード・シンクとFMクロス・モジュレーション、特徴的なサウンドを生み出す2つの選択可能なモードを備えた多彩なラダー・フィルターを搭載。フィルターはローパス・モードでは各サウンドにインパクトと大きな広がりを与え、ハイパス・モードは自然な表現のストライク、スパイク、巧妙なアクセントを形成する。

本体には24点モジュラー・パッチベイを備え、パッチケーブル一式も同梱。新しいサウンドを生み出したり、Mother-32を同期させたり、アナログ・インストゥルメントをモジュラー式ユーロラックに統合することも可能だ。本体サイズは320×133×107 (W×D×H) mm、重量は1.59kg。ユーロラック・ケースに取り付け可能なほか、2基または3基の「DFAM」をマウントできる2ティア、3ティア・キットもオプションで用意される。



▲リアパネルにはオーディオ出力(1/4インチTSライン、1/4インチTRSヘッドフォン共有)と電源コネクタ(100-240VAC、50-60Hz、+12VDC 1200mA)を配置。

製品情報

◆DFAM(Drummer From Another Mother)
価格:84,000円(税別)
発売日:2018年4月28日
この記事をポスト

この記事の関連情報