【連載】「藤田麻衣子の恋愛相談室」case45〜壊してみる〜

ポスト


  ◆  ◆  ◆  

ペンネーム:テマリ (岩手県/女性)

私は今年24才になるのですが、未だに幼稚園や小学生の頃からの友人と遊びに行ったり、成人してからはお酒を飲みに行ったりしています。2年前くらいには小学生時代に知り合った仲の良い男女混合6人(3対3)グループで温泉に。

同じ大部屋で1泊してもお酒を飲んで枕投げをしてるような健全?な仲です。こんな性別を意識していないような関係の私たちですが、人によっては外に交際相手がいたり、片思いの相手がいたり……と恋ばなをすることもあります。その都度、からかわれたり、茶々入れられたり、アドバイスされたり。

最近よく、テマリは?と聞かれるのですが、どうだろー?と流してしまいます。理由は簡単です。私が小学生のときからずーーーーっと、年にしてしまえば18年間、そのグループ内の1人を好きで、でも言えずに拗らせているからです。

過去に一人、こんな私でもいいと言ってくれた方がいて、正直違う人を見たら変わるかもしれない、もう楽になりたい、と交際に至ったこともありましたが、それでもダメでした。でも私がアクションを起こすことでこのグループの雰囲気を崩してしまうことが1番避けたいところです。そして更にいま彼には恋人がいます。先日そのグループの友人とお酒を飲んださいに軽くのろけられ、顔にはださなかったけど、切なくなりました。

女友達のポジションを守っていれば彼女にはなれない。わかってはいても踏み出せない。

そこで質問です。もし、麻衣子さんなら踏み出しますか?それとももっと他の人がいるはずと、その人をキッパリ友達と自己暗示しますか?ちなみに視点は違いますが、私も彼も男女間の友情は成り立つと思っていますし、彼はそれが私たちの関係だってお酒の席で言ってました。

★★★

藤田麻衣子

私なら、踏み出しますね。答えが欲しい性格なもので。向こうが女性として意識してくれたら「行動してよかった」と思うだろうし、はっきり振られても、これで前に進めるから「行動してよかった」って思うだろうし。

どちらにしても、行動したことを肯定する自分がいるから、行動しますね。

自己暗示できるくらいなら、とっくに違う恋愛に進めていると思うので、暗示はできないと思いますよ。しかも恋人とののろけ話を聞いてもまだ好きって、たぶんずっと好きか....もしくは、永遠に答えが出ない彼を好きでいる方がいいからそう思い込んでいるか、ですよね。現実では、誰とも恋愛にならないから....。

告白まではしなくてもいいと思うけど、女性として意識してもらうように行動してみてはどうですか。気がありそうなことを言うとか。今までになく、じーっと見つめてみるとか。

男女の友情は、私も成り立つと思いますよ。でも、同性に比べてそれはとても危うい中で存在するんじゃないかなとも思います。まったく好きにならないであろう男女で仲が良かったとしても、ふとした時にどちらかがバリアを張っているというか.... (好きにならないでくれ)みたいな空気をどこかで出したり。

同性の友達とはそんな瞬間初めから必要ないから。「男女の友情が成り立つかどうか」の会話が出てくる時点で、その男女に100%はありえないと思います。

だから、友情の壁を壊すのは簡単だと思うけど、壊したくないんですもんね。

大事な場所なら、もし、気持ちを伝えたり、恋愛感情を見せても、また友達に戻ればいいのではないかとも思います。女性次第じゃないかなって。向こうが気まずくしてきても、けろっとしてれば、なんだこの子とは大丈夫じゃないかって、相手も普通に接してくれると思います。なんでも、けろっとしてれば、気まずさは消えますよ。心の中は、けろっとしてなくても。

彼に気があることは気づいてもらおうとしつつ、他の人とも食事に行くとか視野を広げて過ごしてみるのはどうでしょうか。あらゆる可能性に向けて、自分を開くことは大事なのかなぁ...と思います。

探さないと何にも見つからないけど、探していれば何かは見つかります。現れる人現れる人だめでも、その次の人はうまくいくかも。「この人に出会うための今までだったんだ」と、思う日が来るんじゃないかなぁ。

  ◆  ◆  ◆

今回もたくさんのおたより、ありがとうございました! おたよりはこちら↓までお願いします! できるだけ状況が詳しいと嬉しいです★ 今まで送っていただいたおたよりに、今後お答えすることもあります。

「藤田麻衣子の恋愛相談室」

宛先:fujitamaiko@ve.jvcmusic.co.jp
件名:「藤田麻衣子の恋愛相談室」
(1)ペンネーム
(2)性別
(3)お住まいの都道府県
を本文中にお書きください。

期限はいまのところありませんので、いつでもお送りください。
この記事をポスト

この記事の関連情報