UVIからストリングスシンセの集大成「String Machines 2」登場、収録シンセ62、操作画面も大幅刷新

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62モデルを収録したストリングスシンセの宝庫が登場。UVIがアナログストリングシンセサイザー「String Machines(ストリングマシーン)」を大幅にアップデート、「String Machines 2」をリリースした。7月11日までは特別価格で提供される。

「String Machines 2」は、その名の通り、ストリングスシンセサイザーにこだわったUVIならではのマニアックな音源。前バージョンに収録された11モデルに51モデルを新たに加え、計62モデルを収録。サウンド面で完璧なアーカイブを目指した。

定番のSolina、Freeman String SymphonizerやRhapsodyはもちろん、SK50D、Logan Vocalist、Jen SM2007などの超レアマシーンなどを可能な限り揃えた。収録に使用した多くのマシーンは入手当初とても録音ができるコンディションではなかったが、完璧な状態になるように修理とレストアに長い時間をかけ、アーカイブが完成した。機能面では、より深く、より直感的、より多彩な音作りが可能。ADSRのエンベロープ、マルチモードフィルター、ボイシングやステレオ効果、LFO、ステップモジュレーターとアルペジエーターが独立した2つのボイスレイヤーによって、本来の役割以上のサウンドが作り出せる。仕上げとなるマスターエフェクトチェーンには、UVI製品でお馴染みのSparkverb、Thorus、Phasor、ディレイ、EQ、ドライブ、そしてRS-505をモデリングしたアンサンブルエフェクトが用意される。

音色数は355に増加。ビンテージサウンドからモダントーンまで、アルペジオ、ベル、ブラス、コード、キーボード、リード、パッド、プラック、スイープなど、さまざまなカテゴリーを網羅。どのサウンドも実機固有の温もりのあるアナログの質感を持っている。また、これらのプリセットはそのまま楽曲に盛り込んだり、演奏できるだけでなく、音作りの新しいインスピレーションにもなるように丹念にプログラミングされている。


▲2つの完全独立したレイヤー構造設計で、62モデル/842のサウンドを自由かつ簡単に重ねることが可能。メイン画面ではオシレーターの選択、アンプ、フィルターの設定が用意される。

操作画面も一新、より直感的な音作りが可能になった。ベースとなる2つのマシーンとサウンドをカンタンに選ぶことが可能。単独のレイヤーでレアシンセのサウンドをそのまま利用することも、2つのレイヤーが強力なモジュレーションによって複雑に絡み合うサウンドを作り出すのも自由自在。「String Machines 2」はレアシンセのサウンドアーカイブであると同時に、幅広いサウンドとほぼ無限に等しいサウンドデザイン能力を持つソフトウェアシンセサイザーとなっている。


▲ステップ・モジュレーターやLFO、イコライザー、最先端のアルゴリズムによるリバーブSparkverbや次世代コーラスのThorusをはじめとしたUVIならではのエフェクト、アルペジエイターなどを使い、多彩な音作りが可能。

「String Machines 2」は、UVIのフラッグシップインストゥルメントの「Falcon」または無償提供の「UVI Workstation」のライブラリーとして64bitシステム環境で動作し、すべてのメジャーDAWのプラグインとして扱うことが可能。最新のiLokシステムにより、コンピュータ/iLokキー問わず最大で3つまでのデバイスに認証して同時利用できる。


製品情報

◆String Machines 2
特別価格:74ドル/ユーロ(UVIストア)、5,940円(税込、国内のUVIセールスパートナー) ※2018年7月11日まで
通常価格:99ドル/ユーロ(UVIストア)、11,880円(税込、国内のUVIセールスパートナー)
発売日:2018年7月4日
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