プラグインインストゥルメントをディープにコントロールできるMIDIコントローラーキーボード「Panorama T6 / T4」

ポスト

代表的なDAWやソフトウェアインストゥルメントとの洗練されたインテグレーションを実現したMIDIコントローラーをリリースしているNektar Technologyから、VST/AU互換のDAWでプラグインインストゥルメントをディープにコントロールできるMIDIコントローラーキーボード「Panorama Tシリーズ」が登場。61鍵モデルの「Panorama T6」、49鍵モデルの「Panorama T4」の2製品をラインナップする。


▲Panorama T6

▲Panorama T4

「Panorama T6」「Panorama T4」は、定評あるNektar DAWインテグレーションやMCU互換によるコントロールはもちろんのこと、VSTやAUをサポートするDAW上で「Nektarクオリティ」のプラグインインストゥルメントコントロールを実現する初のモデル。本体からパッチを選択してパラメーターをコントロールし、状態をLEDディスプレイで即座に確認可能。用意された多数のマップによってプラグインインストゥルメントをコントロールすることができ、独自のマッピングも作成、カスタマイズが可能だ。

鍵盤は第2世代シンセアクション鍵盤を採用。ほどよいテンションによりすべての音域でバランスよいプレイを約束。ベロシティカーブは5種類から選択でき、“fixed”オプションでは、ホイールなどを含むコントローラーによってベロシティ値を設定することが可能。アフタータッチにも対応する。

フィンガードラム派にうれしいのが、ベロシティ/プレッシャー対応の大きな8つのパッドの装備。バンクボタンにより最大16基分のパッドとして使用可能。ノートナンバーの他にMIDI CCメッセージを割り当て、MIDIトリガーやトグルボタンとしても使用できる。DAWインテグレーションではReasonのKongやBitwigの Drum Machineといった専用のドラムシンセが自動マッピングされるため、単体のドラムマシンのように演奏できるのもポイント。またパッドにコードを割り当てパッドリピート機能と組み合わせれば、リズミカルにコードを組み合わせたフレーズも演奏可能。「Velocity Spread」機能では、最後に演奏されたノートが段階的なベロシティで16パッドに展開され、容易にニュアンスを打ち込むこともできる。

ホイール近くにある「Key Repeat」または「Pad Repeat」ボタンによるリピートモードも特徴の一つ。あらかじめ設定してあるレイト(1/4~1/96ノート)でキーボード、あるいはパッドが連打されたのと同じ効果が得られる。レイトはキーボートとパッドで個別の値に設定でき、テンポ変更やスイングも付加することができる。クロックにも同期可能だ。


▲鍵盤はアフタータッチにも対応。LCDディスプレイはPanoramaのモード選択やグローバルパラメーターへのアクセス、ソフトウェアのナビゲーションなど、あらゆる情報を鮮明に反映。DAWインテグレーションやNektarine使用時には、ソフトウェアミキサーとプラグインパラメーターを表示する。

パネル上には豊富な操作子を装備。9本の30mmフェーダー、8個のLED付きボタン、8基のエンコーダーがあり、いずれもハードウェア/ソフトウェアを問わず、MIDI対応のさまざまな製品に使えるようMIDI CCメッセージを割り当てられる。これらのコントロールは、Nektar DAWインテグレーションやNektarineソフトウェアと併用することで、プリマッピングされたDAW/プラグインコントロールをフル活用可能。コントロール設定はプリセットとして、10個を本体に保存することができ、いつでも呼び出せる。

プラグインインストゥルメントのコントロールとライブラリ管理を拡充させるために用意されたのが、強力な機能を持つソフトウェアツール「Nektarine」。起動すると「Panorama T6 / T4」と通信を始め、VSTやVST3またはAUプラグインを詳細にコントロールする準備が整う。マウスに比べはるかに直感的なコントロールを可能にし、ディスプレイには各コントローラーに割り当てられているパラメーターと状態が表示される。もしNektarineにまだファクトリーマップが用意されていなければ、コントロール編集ページを開きカスタマイズが可能となる。また、NektarineブラウザーはDAW間で完全な移行が可能なのも便利。あるDAWでNektarineを使用すると、他の互換性のあるDAWでもプラグインを同じ方法でブラウズすることができる。


▲Nectarineでプラグインインストゥルメントへ各操作子をマッピング。パラメーターをドラッグ&ドロップして各ページのコントロールに割り当てるか、Panoramaのラーン機能を活用する。

DAWのコントロールに関しては、Mackie Control Universal(MCU)をサポートするDAWと互換性を持ち、トランスポート、トラック選択、基本的なミキサーコントロールをすぐに行える。さらにNektarが誇る「DAWインテグレーションソフトウェア」は、システムの統合をさらに進化させる。サポートされているDAWごとに特別に作成され、DAW付属のインストゥルメントのコントロールはもちろんのこと、拡張されたトランスポートとミキサー機能へのアクセスを可能とし、よりスムースなワークフローを提供する。現在「Panorama T6 / T4」のDAWンテグレーションは、Bitwig、Cubase、Garageband、Logic、Nuendo、Reaper、そしてReason をサポートしている。

本体サイズ(W×D×H)/重量は、61鍵モデルの「Panorama T6」が、98.0×27.7×8.0cm/7.6kg、49鍵モデルの「Panorama T4」が82.0×27.7×8.0cm/6.4kg。接続端子は、エクスプレッションペダル端子(1/4インチTRSジャック)、フットスイッチ端子(1/4インチTSジャック、ハーフダンパー対応の3Pペダルスイッチは使用不可)、MIDIアウト端子、USBポート (USBバスパワー、クラスコンプライアント仕様)。動作条件はMac OS X 10.7 以降、Windows 7 以降、USBクラスコンプライアント。パッケージにはDAWソフトウェア「Bitwig 8-Track」が付属(フルバージョンへの有償アップグレードあり)、さらに国内正規品限定でデジタルシンセサウンド満載のソフトウェアインストゥルメント「UVI Digital Synsations」フルバージョンが付属する。


製品情報

◆Panorama T6
価格:52,000円(税別)
◆Panorama T4
価格:42,800円(税別)
発売日:2018年9月28日

関連画像&映像

◆Nektar 画像&映像
この記事をポスト

この記事の関連情報