【速レポ】モンパチフェス<WWW!! 18>、The Birthday「いいねえ」

ポスト

霧雨が降る14時、ハブSTAGE。黒いシャツに身を包んだThe Birthdayの登場に、グッと体感温度が上がるような歓声がわく。

◆The Birthday 画像

マイクスタンドを直したチバユウスケ(Vo,G)が、“とんでもない歌が 鳴り響く予感がする”とそのしゃがれた声を轟かせる。1曲目は「くそったれの世界」だ。クハラカズユキ(Dr)、フジイケンジ(G)、ヒライハルキ(B)、そしてチバによるキレのいいアンサンブルで、最高の愛をロマンティックに編み上げる痺れるようなスタートから、「THE ANSWER」で一気に地をえぐっていくグルーヴを轟かせて、観客を彼方へと吹っ飛ばしていく。

美しいビーチのある景色から一転して、漆黒の奥深くへと叩き込んでいくような、ど迫力のサウンド。間髪入れずに、ダイナミックなオルタナロック「1977」をキャッチーに聴かせたりと、観客は1曲1曲の、濃いドラマへとピンボールのように弾かれていく感じだ。






「どうも、The Birthdayです。(雨が)降ったり止んだりで。カッパが多いね」とクハラ。頭上で爆音を響かせて飛んでいく飛行機をチバは指差したりするものの、フェスにちなんだトークや、なにか気の利いたコメントをするなどといったものは特になし。

ここ沖縄、開放感満点のビーチを前にしても、ハードボイルドっぷり溢れるヒリッヒリのステージを展開するThe Birthdayのブレなさが最高だ。



後半はそのヒリッヒリがさらに加速。「24時」「TWENTY FOUR」では、チバはギターを置いてマイク片手にステージ先端で、煽るように声を響かせる。「24時」では、ロカビリー風の威勢のいいギターと、裏路地の一触即発的なヤバい空気を映したドラム&ベースで、真昼間であることを忘れさせるスリリングな夜の匂いを立ち上らせる。鋭いエッジのギターとビートで混沌をドライヴする「TWENTY FOUR」では、チバのハーモニカが饒舌さを増して、観客の興奮のメーターをどんどんとあげていった。



「いいねえ」。そういって会場を見渡し笑う、チバ。その一言から、ラストナンバーへ。選んだのは、10月10日にリリースしたニューシングル「青空」。悲しみは捨てていい、と叫ぶ未来を灯す歌だ。強いヴォーカルと言葉とをど真ん中にして、ストレートに聴く者の心を射抜く曲。小雨降る会場に、その歌がエモーショナルに響き、満ちていった。「ありがとう、またね」とチバが手をあげ、クハラの放ったドラムスティックは、客席に大きく弧を描いて飛んでいった。

徹頭徹尾これぞThe Birthdayたる、ソリッドなステージとなった。


取材・文◎吉羽さおり
撮影◎(c)WWW18 OFFICIAL

【The Birthday@ハブSTAGE セットリスト】

01. くそったれの世界
02. THE ANSWER
03. 1977
04. 24時
05. TWENTY FOUR
06. 青空

■<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!18>


2018年11月3日(土・祝) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場
2018年11月4日(日) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場

この記事をポスト

この記事の関連情報