Hiroのもいもいフィンランドvol.63「アダム・ランバートからファンへ宛てた新曲「Feel Something」に感動」

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フィンランドでは人気がとっても高いアメリカのシンガー、アダム・ランバートからソロの曲を辛抱強く待っててくれたファンへのギフトとして突然新曲「Feel Something」がリリースになりました。これがすごく感動的なのでより多くの方に知ってもらいたく記事にしてみることにしました。

アダム・ランバートといえばオーディション番組『アメリカン・アイドル』シーズン8で準優勝をしメジャーデビュー。フィンランドではデビュー当時から大人気で、当時24時間ミュージックビデオ等をオンエアーしていた音楽チャンネルVoice TVで彼のミュージックビデオはヘビロテにオンエアーされていました。2010年にプロモーションで来フィン時にヘルシンキの老舗デパートストックマンでサイン会があった時は、長蛇の列!ものすごい人が集まり、デパートはカオス状態に!さらに来フィン時に知り合ったフィンランド人と付き合っていたことがあり、当時彼はフィンランドの婿と呼ばれ、ますます人気者に。単独の来フィンでフィンランド最大の室内の会場ハートウォール・アレーナをソールドアウトにするほどの人気です。クイーン+アダム・ランバートとしても2度ヘルシンキ公演がありましたが、もちろんすぐにソールドアウト!『アメリカン・アイドル』を観てなかった私が彼の大ファンになるきっかけは、YouTubeでクイーンの昔のミュージックビデオを観ていた時、横のおすすめにたまたまでてきたMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードでのクイーン+アダム・ランバートのパフォーマンス映像をクリックしてみてしまってから。実のところそれまでフレディのいないクイーンなんてという思いが強かったのですが、それを吹き飛ばしてくれたのがアダムでした。


これまでにソロのスタジオアルバムを3枚発売してますが、クイーン+アダム・ランバートとしてもワールドツアーを行い、2015年に発売になった3枚目のソロアルバム『The Original High』からずいぶんと年月が流れてしまいました。クイーン+アダム・ランバートのツアーが発表になると、ソロはいつ発売になるの?というコメントも見かけることがあり、アダム本人もファンがソロアルバムを首を長くして待ち望んでいることを知っていたと思います。

そこへアダムから以下の長文のメッセージとともに新曲「Feel Something」がリリースになったではありませんか。


このアダムからの長いメッセージ、心を開いて彼の最近の状況や心境を語ってくれていたので頑張って訳してみました。

「ハイ!みんなが待ち望んでいてくれたことは知ってた。やっとみんなに新しい曲を披露する準備ができた。まず最初に僕を信じて辛抱強く待っててくれたみんなに心から感謝を伝えたい。

僕が落胆してた時もみんなは僕を前に突き進めてくれた。音楽を作ることもパフォーマンスすることも大好きだが、何度も重役たちと自分の芸術的ビジョンをアートではなく金銭面に基づいて決断を妥協しなければならなかった。でも誤解しないでほしい。自分の作品にはとても自信を持っている。でも自分の芸術性についてあれでよかったんだろうかとか、それによる精神面の苦しみという暗黒の時期がら抜け出そうとしている。僕は自分に問い始めた。「これらすべてのことはほんとにそれだけの価値があることなのか?」ってね。仕事にすべてを集中させて自分のパーソナルライフを切り離すようにした。自分自身苦しんでいた。寂しくて気が沈み始めていた。

幸運なことにクイーンとツアーしていたことは大量のポジティブなエネルギーをリチャージさせてくれた。僕たちを観に来てくれたファンは愛にあふれていて、ブライアン・メイとロジャー・テイラーはいつも僕の価値を思い出させてくれ、一緒にプレイすることは楽しかった。ツアーでは一緒にクリエイティブにコラボでき、自分の芸術性についての自信を再確認することができた。クイーンと一緒に仕事することで、僕を頑張らせてくれ、僕にしっかり前に進む発奮を与えてくれるフレディ・マーキュリーのスピリットにとても感謝する。

少しばかりプロの手助けと、同僚たち、友達、家族のサポートにより、自分を暗闇から引きずり出すことができた。自分の音楽へのパッション以外のものから影響を与えられないよう次のアルバムは自分自身で始めることにした。これまでに会った仲間のライターやアーティストたちにたどり着き、彼らと一緒にセッションするよう予約を入れた。僕は音楽を自分の作りたいように作りたかった。そして頭の中をシンガーになりたての頃最初に夢見ていた頃の状態に戻したかった。業界のゲームが僕の音楽に対する愛をめちゃくちゃにしてしまう前の。

最初の数曲を書き終わった時、この新しいプロジェクトを自分が心に描くようにリリースするにはチームを変える必要があると気がついた。なので新しいマネージメントを雇い、新しいレコード会社と契約した。フレッシュなスタートだ!

最初のオフィシャルシングルをリリースする前にこの新しい章をキックオフするため、みんなに何かギフトを贈りたかった。この後発売するアルバムのプレビューとして、そして僕から君たちへ贈る曲として。「Feel Something」という曲だ。この曲は自分が落ち込んでいた時に、幻滅に対抗し、自分のニーズを持ち、心を開いてそこから抜け出すことについて書いてある。たくさん遊びができるバチェラーライフ(独身生活)は面白いともいえるかもしれないが、しばらくするとそれはとてもエンプティなものだと感じ始める。自分のキャリアとたくさんの失われた関係のはざまでのフラストレーションで感覚がマヒしてしまった。そして恋に落ちたいと思っても、その準備ができてないことはわかっていた。それは自分を泣き叫びたくさせた。「I don’t need to feel love, I just want to feel something!」(愛を感じなくてもいい、ただ何かを感じたい)。それが現実だったので、自分自身のケア、そして自分のスピリットを健康に戻す第一歩を踏み出すことにした。この曲は自分のニューアルバムのエモーショナルな出発点だ。

収録曲は自分の幸せと強さ、そして信愛を探し求めることについての旅を書きとめておくものになるだろう。この曲を書いてから、失っていた楽しみを見つけることができ、パワーが戻った。みんなが他の曲も聴くのを待ちきれないよ。-A」

とのこと。売り上げ第一のレコード会社との意見の相違や、パーティの後の孤独感、キャリアと失った人間関係のはざまで苦しむ心情など心を開いて語ってくれています。このメッセージを読んでから、この新曲のライブセッションヴァージョンを聴くと、この曲に彼の思いがずっしり詰め込まれていることがわかり、心にジーンときました。ぜひ聴いてみてください。


そしてこちらは観た方も多いと思いますが、先日のオスカーのオープニングを飾ったクイーン+アダム・ランバートのパフォーマンス映像です。


映画『ボヘミアン・ラプソディ』作品賞取れなかったのは残念ですが、4部門受賞おめでとうございます。この時のレッドカーペットのインタビューでアダムは、まさか自分が将来オスカーでパフォーマンスすることになるとは夢にも思ってなかったと答えてましたが、クイーン+アダム・ランバートはこの夏北米ツアーが予定されていますが、その前4月29日にアメリカのABCで2時間のドキュメンタリー「The Show Must Go On - The Queen + Adam Lambert Story」がオンエアーになるとの告知が。このドキュメンタリーにはブライアンとロジャー、アダムの他にアダムのご両親やアメアイのジャッジだったサイモン・コーウェル、映画でフレディを演じたラミ・マレックのインタビューも収録されているようで、とても楽しみです。

さらにアダムは今年公開になるアニメ映画『Playmobil :The Movie』にて悪役皇帝マクシムスの声優もしていて、さらにソロアルバムも期待できそうでファンにとっては楽しみがいっぱいですね。

文: Hiromi Usenius

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