映画『JK☆ROCK』公開目前!女子高生バンドDROP DOLL×西村まさ彦、世代を超えた特別対談

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4月6日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開される映画『JK☆ROCK』。自身が所属していたロックバンド「JoKers」の解散をきっかけに音楽の道を挫折した海江田丈が、初心者で結成された女子高生バンドへの指導を通して音楽への情熱を取り戻していく、元バンドマンと女子高生バンドの青春を描く作品だ。今回BARKSでは、その劇中バンドを組む舞台となったロックカフェの店主役を務める西村まさ彦と、その劇中バンドとしても出演しているDROP DOLLの対談を敢行。世代を超えて、和気藹々としたトークが繰り広げられた。

  ◆  ◆  ◆

──映画『JK☆ROCK』への出演が決まって、西村さんはどのようにお感じになりましたか?

西村:近年若い方と演じる機会がなかなかなかったのでワクワクしましたね。若い世代は無防備で予測が立たないから、見ていて飽きない。3人は素直で、監督の指示もしっかり取り入れて演じられる人でしたね。真剣に役にも作品にも共演者にも向き合っていたので、とても素敵だと思いました。

DROP DOLL:うれしいです!

──西村さんはロックカフェの店長・照雄役で、チヒロさん演じる桜と、ユキノさん演じるリナはそのカフェの常連さんで、ユイナさん演じる真緒は従業員。その3人が照雄の提案でバンドを組むことになったという役どころです。共演の時間も長かったのでは。

チヒロ:西村さんは普通の会話のようにわたしたちの台詞を受け取って、そのテンションで返してくださったので、わたしたちもその時に感じたもので受け答えすることができて。西村さんのアドリブに助けていただいた部分もすごく大きいです。ずっと好きな俳優さんだったので、共演できてとてもうれしかったです。

▲チヒロ(Dr&Vo)

ユイナ:わたしたちの緊張がまだ取れない時にも西村さんは話しかけてくださって、そのおかげで役により近づくことができました。演技についてもたくさんいろいろ語ってくださったり、「これから3人で活動していくなかで、どんな困難があっても夢は必ず叶うからがんばってよ」と言ってくださったり……より「がんばろう!」という気持ちになりました。

▲ユイナ(G&Vo)

ユキノ:大きなことから日常のことまで、いろんなこと教えてくださったんです。「寝る時に携帯電話を頭の近くに置いちゃだめだよ」とか……。

▲ユキノ(B&Vo)

西村:それ、どうでもいいことじゃない!?(笑)

チヒロ:そんなことないです! それからちゃんと頭から離して寝るようにしています!

──西村さんとの共演で印象に残っているのはどのシーンでしょう?

ユキノ:わたしはやっぱり、3人が初めて「TERU'S ROCK」を演奏して西村さんが歌うシーンですね。わたしが演じるリナは笑わないんですけど、西村さんの歌のアドリブが本当にすごくて笑いそうになっちゃって(笑)。

チヒロ:あのシーンで西村さんが最後に「ミヨコー!」って叫んでるところ、すごく好きです!

西村:「TERU'S ROCK」のシーンはもう必死でしたね(笑)。自分がイメージしていた声が出せない歯がゆさもありました。



ユイナ:西村さんは自然にアドリブを出してくださるので、撮影現場の空気が和気あいあいとするというか。笑わせるシーンと真剣なシーンの切り替えとか、間の取り方やバランスとかも勉強になりましたし、生で見て「ああ、こういうことなんだ!」とわかりました。西村さんはどの映画でも存在感があるなと思うんです。学校で『超高速!参勤交代』を観たんですけど──。

西村:えっ、学校で観たの?

ユキノ:日本史の授業で観ました! 西村さんが出るシーン、絶対にクラスのみんながにこやかになるんです。西村さんは役柄を演じるだけでなく、印象に残る演技をなさっているので、自分もこういう演技をしつづけないといけないなと思いました。

西村:作品によってはスマートに演じることもあるんですけど、「この人、なにひとりでこんなにがんばってるの?」「なにムキになってやってるの?」と思われるのが関の山だと思っていたので、そんなふうに思っていただけているとは思いもせず。ちょっと意外でした。うれしいですね。

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