【ライブレポート】澤野弘之<LIVE “R∃/MEMBER”>初日、西川貴教&Aimerら実力派シンガーらと生んだ圧倒的熱狂

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▲西川貴教

澤野にとってもファンにとっても特別なシンガーであるAimerのパフォーマンスは、この日のハイライトであった。しかし、その最高潮に高まった熱狂を更新するアーティストが現れる。西川貴教だ。澤野が手がけた西川のソロ2ndシングル収録曲「Roll The Dice」が始まると、西川は圧倒的な力強さを持った歌声を会場に轟かせる。トップシンガーとして長年キャリアを築いてきた彼だからこそ生み出せる存在感の大きさに目も耳も奪われてしまう。J-ROCKの文脈に乗りながらも、澤野らしい音を重厚かつ緻密に組み上げた「Roll The Dice」は、澤野と西川の化学反応が成功したことを証明する1曲だ。

西川はシンガーとしての実力の高さをクールに見せつけると、MCでは一転、ユーモラスなトークを展開。澤野のCDをいちファンとして購入していたことや、2014年6月にZepp Tokyoで開催された澤野のライブ<UnChild>は関係者にお願いして入場させてもらったことを明かすと、お茶目な声色で“みなさん、(自分自身が自ら願っていた澤野との共演ができたので)夢は願えば叶うことを忘れないでください”と語る。また、澤野の飾らない人柄が出たMCに対しても“ライブの流れを気にしない澤野さんのMCは、自分が築いてきたものとはまったく違っていて、新しい概念。音楽の可能性って無限大だな”と愛のあるツッコみを入れて、会場の笑いを誘った。さらに、ステージ上での記念撮影になると、澤野のSNS写真では恒例の変顔を一緒にするも、自分が変な顔をした写真が出回ると親族がいじめられる可能性があるからと、撮り直しを要求。この澤野と西川の掛け合いに、観客は大爆笑。澤野のライブは、ストイックなライブパフォーマンスに対してMCはユーモラスな雰囲気になることが多いが、予測不能の高次元なトークが炸裂したこの日の“西川劇場”に笑いが絶えなかった。

ライブ本編の最後は、「NOISEofRAIN」。ボトムの効いたパワフルなバンドサウンドをバックに、アグレッシブな歌声が嵐のように押し寄せ、会場全体を揺るがす。西川を中心に強烈なインパクトを会場に残すと、メンバーはステージを後にした。

恒例の“ノザワ”コールによるアンコールを受けて再登場した澤野は、mizuki、Yosh、Gemie、Tielle、naNamiの5人のシンガーをステージに呼び込み、「REMEMBER」をアクト。この曲は、数々のゲストが参加した新作の中で、澤野と長年活動をともにしてきた5人が起用された楽曲。重要な新作のラストを飾っていることも物語っているように、彼らに対する澤野の信頼はどこまでも厚い。シンガロングできるパートも多い澤野の新しいアンセムとなったこの曲を、5人は飛び切りの笑顔を見せながら熱唱。楽曲が持つポジティブな雰囲気がステージとフロアを包み込み、豊洲PITは多幸感に満ち溢れていた。

▲「REMEMBER」(ボーカル:mizuki、Yosh、Gemie、Tielle、naNami)

さまざまなゲストボーカルが参加したこの日のトリを務めたのは、2回目の登場となる西川貴教。アンコールの“ノザワ”コールに対して、“え、ノザワって誰だろう? 俺の知らないメンバーがいる”と発言し、澤野のライブのお約束に少し呆れたそぶりを見せると、客席からは“帰らないでー!”の声が。“いや、ここでは帰らないでしょう。むしろ、今日の出来次第では、僕、2度と呼ばれないかもしれない”と口にすると、澤野は“僕から断ることはないです!”と即座に反応。それを受けて西川は、以前澤野と食事をした時にアップテンポの感覚の違いから少し微妙な空気になったことを暴露して、再び大きな笑いを起こしていた。最後は、「Roll The Dice」と同じく澤野が手がけた西川のソロ曲「His/Story」を披露。躍動感溢れるバンドの演奏と魂が滾った情熱的なボーカルによって豊洲PITに圧巻の光景を描いて、<SawanoHiroyuki[nZk] LIVE "R∃/MEMBER">初日公演は幕を下ろした。

澤野のボーカル曲の多彩さとライブにおける高揚感の大きさを改めて感じさせてくれたこの日のステージ。西川貴教に代わってLiSAが出演する2日目は、一体どのような内容となるのか。豊洲PITをあとにすると、大きな余韻と翌日への期待感が胸いっぱいに広がっていた。


取材・文:鈴木健也(BARKS編集部)
撮影:西槇太一

◆【ライブレポート】澤野弘之<LIVE “R∃/MEMBER”>2日目、LiSAとAimerの共演も実現した情熱と幸福に彩られた夜

セットリスト

<SawanoHiroyuki[nZk] LIVE "R∃/MEMBER">
東京チームスマイル・豊洲PIT
2019年3月6日

M-1 Glory-into the RM- (Vo.Yosh)
M-2 Barricades (Vo.Yosh)
MC
M-3 rabBITHole (Vo.Yosh)
M-4 Cage(Vo.Tielle)
M-5 VV-ALK(Vo.Tielle)
M-6 Roller Coaster(Vo.Gemie)
M-7 X.U.(Vo.Gemie)
MC
M-8 sh0ut(Vo.Tielle&Gemie)
M-9 &Z(Vo.mizuki)
M-10 ViEW(Vo.mizuki)
M-11 aLIEz(Vo.mizuki)
MC
M-12 Next 2 U -eUC-(Vo.naNami)
M-13 Home ~in this corner~(Vo.naNami)
M-14 StarRingChild(Vo.Aimer)
M-15 bL∞dy f8 -eUC-(Vo.Aimer)
MC
M-16 i-mage(Vo.Aimer)
M-17 Roll The Dice(Vo.西川貴教)
MC
M-18 NOISEofRAIN(Vo.西川貴教)

En1 REMEMBER(Vo.mizuki&Yosh&Gemie&Tielle&naNami)
MC
En2 His/Story(Vo.西川貴教)

ライブ情報

<澤野弘之 LIVE [nZk]006>

公演日時:2019年6月9日(日)OPEN 16:00 / START 17:00

出演者:澤野弘之
ゲストボーカル:coming soon…

会場:パシフィコ横浜 国立大ホール

券種/料金(税込):全席指定¥7,560
※未就学児童入場不可※お一人様4枚まで

チケット最速先行情報:
SawanoHiroyuki[nZk] 3rdアルバム『R∃/MEMBER』購入者限定チケット抽選先行受付
受付期間 2019年3月5日(火)12:00~2019年3月26日(火)23:00
お問合わせ:DISK GARAGE:050-5533-0888

◆「澤野弘之 LIVE [nZk]006」特設サイト

リリース情報

SawanoHiroyuki[nZk] 3rdアルバム『R∃/MEMBER(読み:リメンバー) 』
発売中

初回生産限定盤(CD+Blu-ray)
VVCL-1409~1410 ¥4,400+税

通常盤(CD only)
VVCL-1411 ¥3,200+税

収録内容:
DISC1 (CD)
M01 「Glory-into the RM-」by SawanoHiroyuki[nZk]:SUGIZO
M02 「EVERCHiLD」by SawanoHiroyuki[nZk]:Akihito Okano(ポルノグラフィティ)
M03 「never gonna change」by SawanoHiroyuki[nZk]:スキマスイッチ
M04 「narrative」by SawanoHiroyuki[nZk]:LiSA
M05 「i-mage」by SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer
M06 「NOISEofRAIN」by SawanoHiroyuki[nZk]:Takanori Nishikawa
M07 「Binary Star」by SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
M08 「ME & CREED 」by SawanoHiroyuki[nZk]:さユり
M09 「Unti-L」by SawanoHiroyuki[nZk]:ASCA
M10 「Cage」by SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle
M11 「REMEMBER」

DISC2(Blu-ray)※初回生産限定盤のみ
澤野弘之 LIVE [nZk]005 ライブ映像収録
D + T / BLOOD oF thE DRAGON
The Brave
The Reluctant Heroes
friends
BRAVE THE OCEAN
Before my body is dry
Battle Scars
Grenzlinie / Rё∀L
Tide Over / DOA
Light your heart up
Roller Coaster
Aesthetic <【emU】ver.>
RE:I AM
Next 2 U
ninelie
Cage
Amazing Trees
A/Z
aLIEz
Next of Kin
mio MARE <2v-alk_v>
sh0ut ※数字0に斜線
Barricades
pf-[nZk]005
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