【ライブレポート】10-FEET、自身最大級の野外ワンマン<稲佐山>で熱演3時間全33曲

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10-FEETが5月19日、長崎市稲佐山公園野外ステージにて自身史上最大級の野外ワンマンライブ<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆10-FEET 画像

長崎市稲佐山公園は、自身が初めて出演した2001年の野外ロックフェスであり、2006年に初めてトリを務めた野外ロックフェスである、FM長崎主催イベント<Sky Jamboree>の開催地だ。TAKUMA(Vo / G)、NAOKI(B / Vo)、KOUICHI(Dr / Cho)にとっても特別な想いと感謝がある。その想いを共有すべく、約10,000人のファンが長崎そして九州のみならず全国から集うこととなった。バンドのキャリアの長さゆえに、場内には多数の親子連れの姿も見られた。


誰もが待ちわびたこの日のワンマンライブ。しかし、そのライブの前にサプライズが投下された。この日の物販を買い求めるファンや、入場するためにリストバンド交換するファン、そのファンにまさかの衝撃が。それはシングルのリリースとツアーの発表だった。この後、繰り広げられるワンマンライブの映像がDVDとして付属されるという。ただでさえテンションが高まっていたファンは、その上がりきったテンションをどこに向ければいいのか? そんな中、いよいよ開演時間がやってきた。

FM長崎のDJ YUYAが10-FEETと稲佐山の関わりについて説明などをして会場を温めると、場内のビジョンにてカウントダウンがスタート、恒例のSEが鳴ると客席には数えきれないほどの10-FEETタオルが掲げられた。


ライブは、タッピングのイントロで始まる「火とリズム」からスタートし、怒号のような声が響きわたる。今までに10-FEETのライブでここまで大きな歓声を聞いたことがあっただろうか? この日のファンの期待値がひしひしと伝わってきた。立て続けに「STONE COLD BREAK」へと雪崩れこみ、最前ブロックは早くもモッシュの渦、無数のダイバーが押し寄せた。古くからのファンには嬉しい、1stアルバム『springman』(2002年リリース)収録の「EVERY」をはさみ、「JUNGLES」ではクラウドサーファーが続出、その後のMCでTAKUMAが感謝の意に続けてこう語った。

「こんなにたくさん集まってくれてありがとう! お知らせがあります」と、“前に落ちてきたダイバーのポケットから納豆巻きが落ちてきた”目撃談を話すと、実際に落ちたシーチキンマヨネーズ巻きがその手元に回収され、奇跡的かつ幸先のいいスタートとなった。「シーチキンマヨネーズ巻でハードル上がり過ぎたから、俺らだけじゃ無理だ。誰か助けて~!」


すると、「super stomper」でfeaturing guestとしてMAN WITH A MISSIONのTokyo Tanaka、Jean-Ken Johnnyを呼び込んだ。さらに「2%」や「1 size FITS ALL」「Freedom」といったアッパーチューンが続き、場内はジャンプの嵐となった。次に東京スカパラダイスオーケストラからNARGO(Trumpet)、北原雅彦(Trombone)、GAMO(Tenor sax)、谷中敦(Baritone sax)の“スカパラ・ホーンズ”が登場してアルバム『Fin』収録の脱力チューン「HONE SKA」と「hammer ska」で共演、バンド史上最大のワンマンライブに祝祭ムードを添えた。また、今回は事前に“演奏して欲しい曲”のリクエストを募っていたが、“一番リクエストが多かった”という「ライオン」が披露された。

通常ならアンコールでKOUICHIが歌う「TRUE LOVE」を、「たくさん集まってくれたお客さんに感謝を込めて」本編内で披露。「goes on」が始まるとモッシュピットへと一気に人が雪崩れこみ、中盤では10,000人が一斉にジャンプ。「AND HUG」では京都の盟友ROTTENGRAFFTYからNOBUYAとN∀OKIが登場してのステージが熱い。そして、シングル「1sec.」カップリング曲の「SEASIDE CHAIR」やシングル「HEY!」カップリングの「SEE YOU」といった普段のワンマンでもなかなかやらない超レア曲も披露され、ファンを喜ばせた。


「RIVER」では、もはや鉄板のゲストとも言えるKj (from Dragon Ash)が登場、無数のスマートフォンの光が稲佐山の斜面を白く染めあげた。さらに「VIBES BY VIBES」へ。「今日はアンコールの時間も繋げてこのままやるから」と告げると万雷の拍手が沸き起こる「ヒトリセカイ」を畳み掛けた。

嬉しいサプライズプレゼントはここにも。前述したとおり、7月24日にリリースされることが発表されたばかりの新曲「ハローフィクサー」が何処よりも早く披露され、会場に集まったファンが歓喜。「その向こうへ」では再びROTTENGRAFFTYのNOBUYAとN∀OKIが登場し、客席はカオスの渦へ。最後は、無数のタオルが空に舞った「CHERRY BLOSSOM」で締めたかと思いきや、「お前ら凄いからオマケ!」と、急遽「back to the sunset」を追加。全33曲約3時間に及ぶライブを締めくくった。


なお、この日に行われた<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>の一部模様は、シングル「ハローフィクサー」の初回限定盤と完全生産限定盤に付属する特典DVDに最速収録される。また完全生産限定盤には、スペシャルグッズとして『10-FEETロゴ・シューレース』(全4色)が付属する予定だ。

10-FEETはこの後、夏フェスシーズンへと突入。<SAKAI MEETING 2019>、<百万石音楽祭 2019 -ミリオンロックフェスティバル->、<SATANIC CARNIVAL’19>、<DEAD POP FESTiVAL 2019>、<KESEN ROCK FESTIVAL ’19>、<JOIN ALIVE 2019>、<NUMBER SHOT 2019>、<SUMMER SONIC 2019大阪/東京>、<WILD BUNCH FEST. 2019>、<Sky Jamboree 2019 -one pray in nagasaki->、<SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2019>、<RUSH BALL 2019>、<山人音楽祭 2019>、<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2019>、<PIA MUSIC COMPLEX 2019>といった数々のフェスに出演する。まだまだ発表されていないフェスも控えているということで発表が待ち遠しい。

そして2018年は荒天により中止となってしまった10-FEET主催フェス<京都大作戦2018 -去年は雷雨でごめんな祭->の倍返しとして、6月29日(土)、30日(日)、7月6日(土)、7日(日)の4日間にわたって<京都大作戦2019〜倍返しです!喰らいな祭〜>を開催する。なお、7月のシングルリリースに合わせて、<10-FEET “ハローフィクサー” ONE-MAN TOUR 2019>の開催も決定。近日中に日程や会場などの詳細が発表される予定だ。

以下に、<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>公演を終えてのメンバーコメントをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

「ライブ中、ずっと嬉しかったです。あんなにたくさん来てくれると思ってなかったので、ずっと嬉しい気持ちが溢れてました。嬉しがってる場合じゃないなと途中でハッとして、来てくれたみんなの気持ちに応えるには、『嬉しい』とか『たくさん来てくれた』ということも忘れるぐらいに一心不乱にライブをやることだなと思って、どんどんどんどん気持ちが燃え上がっていきました。それもみんなが来てくれなかったら生まれなかった気持ちだったので、振り返ってみて、そういう気持ちにさせてくれる環境を作ってくれたお客さんとスタッフに対して、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!」──TAKUMA(Vo / G)

   ◆   ◆   ◆

「いちばんびっくりしたのは、本番直前までガチガチに緊張してたのに、(ステージに)出ていった瞬間にフワッと体が軽くなる感覚があって、お客さんの独特の空気感のなかで、ずーっと幸せな気持ちで最後まで、時間もすごく短く感じるぐらい楽しかったです。皆さん集まってくださってありがとうございました。本番中は雨も降らなくて良かったね。ありがとう!」──NAOKI(B / Vo)

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「みんな来てくれてありがとうございました!!また夏会いましょう!!!」──KOUICHI(Dr / Cho)

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■<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>5月19日@長崎市稲佐山公園野外ステージSETLIST

01. 火とリズム
02. STONE COLD BREAK
03. JUST A FALSE! JUST A HOLE!
04. EVERY
05. JUNGLES
06. super stomper feat. MAN WITH A MISSION
07. my pet theory
08. 2%
09. 1 size FITS ALL
10. Freedom
11. HONE SKA feat. 東京スカパラダイスオーケストラ
12. hammer ska feat. 東京スカパラダイスオーケストラ
13. HEY!
14. 風
15. LITTLE MORE THAN BEFORE
16. ライオン
17. TRUE LOVE (カバー曲)
18. goes on
19. AND HUG (ROTTENGRAFFTY登場)
20. SEASIDE CHAIR
21. 1sec.
22. アンテナラスト
23. SEE YOU
24. 太陽4号
25. RIVER (wow wow unite remix) feat. Kj (from Dragon Ash)
26. 蜃気楼
27. VIBES BY VIBES
28. ヒトリセカイ
29. ハローフィクサー
30. その向こうへ feat. ROTTENGRAFFTY
31. DO YOU LIKE...?
32. CHERRY BLOSSOM
33. back to the sunset



■18thシングル「ハローフィクサー」

2019年7月24日(水)発売
【完全生産限定盤・白 (CD+DVD+GOODS)】UPCH-89409 ¥2,300+税
【完全生産限定盤・黒 (CD+DVD+GOODS)】UPCH-89410 ¥2,300+税
【完全生産限定盤・蛍光黄緑 (CD+DVD+GOODS)】UPCH-89411 ¥2,300+税
【完全生産限定盤・蛍光ピンク (CD+DVD+GOODS)】UPCH-89412 ¥2,300+税
【初回生産限定盤 (CD+DVD)】UPCH-89413 ¥1,800+税
【通常盤 (CD)】UPCH-80518 ¥1,000+税
※完全生産限定盤には“10-FEETロゴ・シューレース”付き
※完全生産限定盤 / 初回限定盤に付属する特典DVDには<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>よりライブ映像とメイキングを収録
▼CD収録曲
1. ハローフィクサー
2. heart blue
3. 123456789101112


■<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->

6月29日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
6月30日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月06日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月07日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00予定

【出演アーティスト ※50音順】
▼6月29日(土)
【源氏ノ舞台】ORANGE RANGE / 四星球 / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / BRAHMAN / マキシマム ザ ホルモン / ヤバイTシャツ屋さん / ROTTENGRAFFTY
【牛若ノ舞台】ENTH / G-FREAK FACTORY / SHIMA / SHANK / Track's / ハルカミライ / FIVE NEW OLD
▼6月30日(日)
【源氏ノ舞台】ACIDMAN / クリープハイプ / Ken Yokoyama / dustbox / Dizzy Sunfist / 10-FEET / Dragon Ash / WANIMA
【牛若ノ舞台】THE冠 / Survive Said The Prophet / SIX LOUNGE / NAMBA69 / HAWAIIAN6 / Hump Back / FOMARE
▼7月06日(土)
【源氏ノ舞台】ウルフルズ / キュウソネコカミ / GLIM SPANKY / The BONEZ / SUPER BEAVER / 10-FEET / Dragon Ash / MAN WITH A MISSION
【牛若ノ舞台】EGG BRAIN / KOTORI / THE FOREVER YOUNG / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / BUZZ THE BEARS / Five State Drive / HOTSQUALL
▼7月07日(日)
【源氏ノ舞台】サンボマスター / SiM / dustbox / 10-FEET / BEGIN / 04 Limited Sazabys / HEY-SMITH / My Hair is Bad
【牛若ノ舞台】WOMCADOLE / Age Factory / KUZIRA / GOOD4NOTHING / Crystal Lake / J-REXXX / LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS

【鞍馬ノ間】各週全8チームによるバスケットボールのトーナメント大会
6月29日(土)および30日(日):大阪籠球会 / O.R.K. / ALLBLUE / TEAM AKTR / TEAM-S / ちきゅう / HIGH WEST BALLERS / FRONTOOTH
7月06日(土)および07日(日):大阪籠球会 / O.R.K. / ALLBLUE / SOMECITY OSAKA / TABASCO / TEAM COLLEGE / TEAM NICK / 9 STATES

▼チケット(前売)
・6/29 1日券 ¥6,400 / 6/30 1日券 ¥6,400 / 7/6 1日券 ¥6,400 / 7/7 1日券 ¥6,400
・前2日券 ¥12,400 / 後2日券 ¥12,400
・4日通し券 ¥24,400
※全自由(整理番号無し)
※小学生以上有料/未就学児童は保護者同伴の場合無料
※表示金額は税別価格となります
※チケットはICカードによる入場、顔認証あり
【オフィシャルHP最終受付】
受付期間:5月18日(土)10:00から5月20日(月)23:59まで
https://ticket-every.jp/kyotodai/201
プレイガイド:京都大作戦チケットセンター
▼公演に関する一般お合わせ先
サウンドクリエーター 06-6357-4400
▼チケットに関する一般お問い合わせ先
京都大作戦チケットセンター 050-5824-5141
※雨天決行/荒天中止
※アーティストは都合により変更になる場合がございます。その際チケット代金の払い戻しは行いませんので、予めご了承下さい。

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