【速レポ】<京都大作戦2019>サンボマスター、「全員でピークにもっていくんですよ。ただのピークじゃない、人生のピークだ!」

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2週にわたった<京都大作戦最終日>。源氏ノ舞台を幕開けるのは、サンボマスターだ。

◆サンボマスター 画像

晴れ渡った太陽が丘に開口一番“勝手に梅雨明け宣言”をした山口隆(Vo/G)は、1曲目の「世界をかえさせておくれよ」からエンジン全開である。コブシを掲げ大合唱が起ころうと、グラウンドで巨大なサークルが出現しようと、「あれ、嘘でしょ? おめえらやる気あるのか!」「最終日だぞ、サボってんじゃねえぞ」と檄を飛ばし続け、「誰がなんと言おうと、おめえたちは全員、全員で優勝するんだ!」と何度も叫んで「全員、優勝! 全員、優勝!」と巨大コールを起こしていくから凄まじい。


トップバッターの1曲目にしてこの調子である。ここからさらにクライマックスを更新し続けて、「全員でピークにもっていくんですよ。ただのピークじゃない、人生のピークだ。倍返し、いや10倍返しだ。ここでピークもってこないでどうするんだ!」と名調子を繰り広げながら、「ミラクルをキミとおこしたいんです」へとなだれ込んでいく。山口の熱演に負けず、近藤洋一(B/Cho)、木内泰史(Dr/Cho)はそれ以上の渾身の力で強靭なビートをうみ、痛快で馬力のあるロックンロールをかき鳴らす。この3人で20年近くロックンロールを愛し、その音楽の本質と人生を歌にしライブを重ねてきた、そのサンボマスターのロックンロールの強さが鳴る。


「<京都大作戦>、始まりますよ」。山口は改めて最終日の開幕を宣言すると、今度は「大成功! 大成功!」と大合唱させる。熱気がすごい。「去年、平成最後の京都大作戦は残念ながら中止になった。だけど、令和になってまた戻ってきた。あれだけ大変なことがあっても、こうやって戻ってくることができて、あなたたちも戻ってきて、びっくりしちゃったよ。ロックンロールをやるぞ、ロックンロールをやるしかないんだ、ここに集まった俺たちは。蘇った<京都大作戦>に捧げるぞ、10-FEETに捧げるぞ、おめえらに捧げるぞ、新しい道にいったMONGOL800の儀間崇くんの門出に捧げるぞ、令和に間に合わなかった松原(裕)くんに捧げるぞ。すべてのロックンロールに捧げます」。山口はここにいるすべての人と、仲間への想いを「ロックンロール イズ ノットデッド」に込め、最高に優しくも最強の歌とサウンドでアンセミックに響かせた。


「人生のピーク持ってこれる人! 本気だぞ。本気でおめえらの不安を終わらせにきた、孤独を終わらせにきた、一緒に生きよう、ロックンロールイズノットデッド!」と山口はその歌詞に込めた思いや願いを叫び、盛り上がり沸騰するグラウンドにさらに薪をくべるように「できっこないを やらなくちゃ」を投入すると、源氏ノ舞台一面をジャンプさせる。まだこれが一番手だということを忘れてしまうくらい、すでに祭のピークを迎えた感だ。しかしまだまだ序の口だとでもいうように「本当のミラクル起こしますよ、あの人と一緒に起こしますよ」と山口は、10-FEET・TAKUMAを呼び込むと、「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」を共に歌い上げ、盛大な「愛と平和」や「ラブ&ピース」コールを太陽が丘に轟かせる。


「こんなすげえフェスに呼んでくれて、一発目からこんな盛り上がってくれてよかった。平成最後にできなくて、令和になって戻ってきた。あなた方もここにきてくれて……うまく言えないけど、こうやって生きててくれることが嬉しくて、生きててくれてありがとうございます」と山口。そして「でもわかってるよ、いろんなことがあってきているのもわかる。だから、おめえらにありがとうって言いたいんだ」と熱い言葉を続け、「まちがえるなよ。クソなのは毎日、おめえらはクソじゃねえ。クソなのは世の中、おめえらはクソじゃねえ」と一人ひとりに呼びかけるように伝える。そして、10-FEETはもちろん、出演するアーティスト、多くの関わっているスタッフやセキュリティ、オーディエンスがこの場、環境を作ったことを告げると、「一緒に目印作ったぞ。クソみたいな毎日あったら、また戻ってこいよ」と語る。会場ももはや、感動やら何やらいろんな感情がカオスとなって泣き笑いの状況だ。


そのさまざまな顔でキラキラとした源氏ノ舞台に、サンボマスターが最後に贈ったのは、「輝きだして走ってく」だ。「<京都大作戦>、10-FEET、見ているみんな、お前たちのこと愛してるからな! 笑ってくれ」(山口)。そう叫んで歌う歌は、いろんな憂いをすっからかんになるまで大合唱した心に、優しく浸透していくようだ。「また会うんだぞ、それまで死ぬんじゃないぞ。笑ってっか、みんな」という呼びかけから、再び「大成功! 大成功!」とこの日最大級のコールを巻き起こしたサンボマスター。3人の雄姿に、凄まじい拍手喝采が巻き起こった。

取材・文◎吉羽さおり
撮影◎HayachiN

【サンボマスター セットリスト】

01. 世界をかえさせておくれよ
02. ミラクルをキミとおこしたいんです
03. ロックンロール イズ ノットデッド
04. できっこないを やらなくちゃ
05. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
06. 輝きだして走ってく

■<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->

6月29日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
6月30日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月06日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月07日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00予定

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