自殺を思い止まらせようとした女性、説得にリンキン・パークの歌詞を引用
高速道路に架かる橋から飛び降りようとする男性を発見した女性が、思いとどまるよう彼を説得するにあたり、リンキン・パークの「One More Light」の歌詞を引用したそうだ。
◆公開された映像
米カリフォルニア州オレンジ郡保安官事務所は、車を停め、この男性に歩み寄ったCristina Settanniさんの善行をビデオにして紹介。走行中、橋のレッジに佇む男性に気づいたSettanniさんは、ただ1人、停車し、彼に救いの手を差し伸べたという。Settanniさんは当時のことを「(通りすがりに男性を見たとき)停まることは考えていなかったけど、バックミラーで目にしたとき、多分、停まるべきだ、とくに誰もそうしないならって思った」と話している。
その後、男性の隣に腰かけ、「あなたが飛び降りるなら、私も飛び降りる」など説得を続け、彼女が好きなバンド、リンキン・パークの曲「One More Light」の歌詞「Who cares if one more light goes out? Well I Do(もう1つ光が消えたとして誰が気にする? 僕は気にかける)」を口にしたという。
Settaniさんは「それが彼に響いたのかどうかはわからないけど、彼は泣き出した」と話している。
通報により出動した保安官が到着したときには、男性は落ち着いており、保安官の手によりレッジから引き離された。
これを知ったリンキン・パークは「ありがとう、Cristina」とつぶやいている。
Ako Suzuki
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