原 由子、『少年寅次郎』でドラマの語りに初挑戦

ポスト

原 由子が、10月19日よりスタートするNHKの土曜ドラマ『少年寅次郎』の語りを担当することが明らかになった。彼女がドラマの語りを務めるのは本作が初となる。

山田洋次の小説を原作とする『少年寅次郎』は、『男はつらいよ』シリーズの主人公、“寅さん”こと車寅次郎の少年時代を描いた作品だ。「以前から寅さんの大ファン」という原 由子と、番組の制作統括を務めるNHKエンタープライズの小松昌代氏は、今回の発表に際して次のようにコメントを寄せている。

   ◆   ◆   ◆

■原 由子 コメント

以前から寅さんの大ファンですので、今回ナレーションで参加させていただく事になり、本当に嬉しく光栄です。このような大役を仰せつかりまして、とても緊張していますが、みなさんに楽しんで頂けますように精一杯頑張ります! よろしくお願いいたします。

   ◆   ◆   ◆

■制作統括・小松昌代 コメント

脚本の岡田惠和さんと、まだ平成だった今年の始めに柴又を訪ねた時、どんな声がこのドラマにはふさわしいのか、江戸川を眺めながらあれこれ想像しました。昭和の時代を語りながら、なおかつ寅次郎を、その家族を包んでくれる声がよい。 そして江戸川のゆったりした流れのような語り心地。時に楽しく、時にやさしく、車家の人々や柴又の人々に、昭和の人々にも心を寄せてくれる声。期待はふくらむばかりです。そして何よりも、その原由子さんのベースにあるあたたかなまなざし。その時うかんだ原さんのお名前に、最強の味方を得たような気持になり、夕方の参道を意気揚々と帰りました。一気に世界が広がりました。他にはいません。

そして、第1話の声録りが始まりました。想像通りです。いえ、物語が進むにつれ、豊かな世界が形づくられ、素直にひたってしまいました。想像以上です。

これから悲しいこと、うれしいこと色んなことが起こる車家と共に歩いてくださること間違いありません。
ご期待ください。

   ◆   ◆   ◆

なお、2019年は映画『男はつらいよ』が誕生して50年という節目の年。12月27日にはシリーズ通算50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開されることも決定している。同作は新撮された登場人物たちの“今”と4Kデジタル修復されたシリーズ映像を紡ぎ合わせた新作で、桑田佳祐がオープニングに出演し主題歌を歌唱するということでも話題を呼んでいる。

NHK 土曜ドラマ『少年寅次郎』

2019年10月19日(土)放送開始
番組オフィシャルサイト: https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/torajiro/

この記事をポスト

この記事の関連情報