【インタビュー】defspiral、10周年はこれまでやってきたことの1つの完成形に

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10月22日に高田馬場AREAにて行われる<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜【東京編】>に、defspiralが出演する。

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2020年には結成10周年を迎えるdefspiralが当日どんなステージを見せてくれるのかに期待が高まる。BARKSではライブ前にメンバー全員にインタビューを行った。

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──来年5月26日にバンド結成10周年を迎えられますが、もうあと半年足らずに迫ってきましたね。

RYO(B):そうですね。早ぇなあ(笑)。

TAKA(Vo):今年の春に9周年に向けたツアーをやったときに、“来年10周年だね”っていう話はしたんですけど。まだ10周年を掲げた活動をやってるわけではないので実感はないんですけどね。

RYO:そこまで“10年。やったぜー!”っていうのはなくて、気がつけばっていう。このメンバー、つきあいとしては二十数年になりますからね(笑)。

▲TAKA(Vo)

──TRANSTIC NERVEの結成から考えると、二十年以上も同じメンバーでバンドを続けるって本当にすごいことですねえ。

MASAKI(Dr):人生の半分より多くつきあってる(笑)。

TAKA:1つのバンド名を掲げて10年やるっていうのは、僕らにとっては(TRANSTIC NERVEに続いて)2回目ですが、なかなかできることじゃないので素晴らしいなと思います。来年の10周年ライヴでは、defspiralとしてこれまでやってきたことの1つの完成形を作り上げたいです。

MASATO(G):あまりに自然に10周年にたどり着いたって感じなので、意気込んでる感じはないですね。その年、その年で集大成みたいな感じで周年ライヴをやってきたんですけど、10周年はその中でも一番印象に残るライヴにしたいと考えていますけどね。

MASAKI:今はとにかく悔いのない10周年を迎えられるように歩んでいきたいなと思ってます。

──過去の2つのバンド(TRANSTIC NERVE、the Underneath)と明らかに違うのは、defspiralは事務所に所属することなく自らバンド活動を運営してきましたよね。そういった面でも、これまでとは違う約10年間だったのかなと。

MASATO:確かに、運営のすべてを自分たちでするわけですから、やっぱり責任感は全然違いますよね。

RYO:単純に仕事量も増えるわけで(笑)。

MASATO:面倒なこともありますけど、ここまでやってこれたし、全てメンバーの考えで動くスタイルはバンドにとってもよかったと思います。

MASAKI:だから時間が早く過ぎたのかもしれない。忙しかった半面、やりがいもあったし。

▲MASATO(G)

──defspiralを始めた頃と、もうすぐ10年が経つ今、変わったなと思うところって何ですか?

RYO:よりシビアになってるなと思います。たとえばライヴにおいても、理想としてるパフォーマンスができるように演奏スキルはもちろん、ほんのちょっとした曲間とか、タイミングとか、細かいところまで詰めるようになったことで、よりレベルが上がっていってるなと。昔よりリハーサルの休憩もなくなりましたもんね。

──そうなんですか!

RYO:昔はライブの流れを確認して問題無かったら早く切り上げたりしてたんですけど(笑)。最近はむしろ時間が足りないくらいですから。“もう1時間延ばそうか?”とか、ザラにありますね。曲が始まるタイミングとか、一瞬のズレとかで空気が変わっちゃうんですよね、ステージって。それに対応できるようになるのも、日々のそういうシビアな練習が影響するんだろうなって思うんですよね、僕は。
全員:……。

RYO:……え? 違いますか!? もっときてよ、“そうそう!”とか(笑)!

TAKA:ライヴは生モノなのでハプニングとかもあるんですけど、“こういうライヴにしたい”っていう意識をメンバー間で統一するっていうのは、結構こだわってやるほうだと思います。空気感とか間合いとか、流れとか。

RYO:決め込んだステージを作るっていうことではなくてね。

TAKA:そう。遊びを持たせたうえでどう観せていこうかなっていうところは突き詰めますね。曲順によって、曲と曲のつなぎ方を変えるのが昔から好きなんですけども。ただ曲が並んでるだけではなく、そこに対してみんな“どうしたい、ああしたい”っていうのがちゃんとあるので、リハではそれを1つにまとめます。

MASAKI:僕の場合は、同期とのタイミングをよりシビアに積めるようになりました。自分が曲のカウントを出す前にデータのカウントがあるので。

TAKA:defspiralの曲は同期も使うんですが、それをお客さんに感じさせたら負けやなと思ってるんですよ。

MASAKI:そうそう。だから僕はドラムの横にパソコンを置かない。ドラマーがパソコンをいじってる姿って、ちょっと違うと思うんですよね。


──確かに、ドラマーがパソコンをいじってると目がいきますよね。

TAKA:段取りがバレちゃうとやっぱりつまんないですからね。俺もMCは決め込むほうじゃないので、どのタイミングで演奏に入ってほしいかみたいなことは、雰囲気でみんなに感じ取ってもらってます。曲に入ってほしいときに入ってくれるときは、やっぱり長年付き合ってきたメンバーならではなんだな、と感じますね。

MASAKI:もちろんその逆もありますけどね。“あ、まだMCが続くのに入ってもうた!”とか(笑)。

TAKA:そういうときは、最初からそういう演出だったかのように、曲の頭にかぶってしゃべり続けたりします(笑)!

MASATO:こういうことも含め、ライヴでの表現力がすごく増してきてるなと思いますね。今思うと、10年前はあまりライヴの流れを考えてなかったというか、勢いに任せていた部分も大きかったかなと。

──この先、バンドとして目指すのはどんなところですか?

TAKA:まあ、その時々で自分たちがいいと思うものを届け続けていくっていうことですよね。

MASATO: “defspiralらしさ”が濃くなっていけばいいよね。“defspiralはこういうバンド”ってわざわざ言わなくても、“他にないね”っていうバンドであればいいなって。僕らにしかできないことってすごいあるなって思うので、そこを目指したいですね。

▲RYO(B)

──来年の10周年に向けて、リリースやツアー、ワンマンも企画されているようですね?

TAKA:いろいろガッツリやりますよ! 今発表されている中では、12月26日にMASATOのバースデーワンマンがあります。

RYO:MASATOの誕生日当日に目黒鹿鳴館でやります。9周年ワンマン以来、半年ぶりのワンマンになりますね。

──MASATOさん、メンバーさんたちに思いっきり祝ってもらわないとですね!

RYO:いや、うちのバースデー企画は本人が盛り上げるんですよ。セットリストを本人が決めることもあるし、一番大変なのが当事者っていう(笑)。

──ちょっとハズかしいですね、自分で自分を祝う企画を考えるのって(笑)。

RYO:それでスベったらめっちゃおもしろいでしょ(笑)。今のところスベったことはないですけどね。

MASATO:誕生日はね、優しいんですよ、お客さんも(笑)。

RYO:いい形でその年末のバースデーワンマンを終えて、来年から怒涛の10周年企画でいろんなことしたいなと思ってます。楽しみにしててください!

──さて、10月22日に高田馬場AREAで行われる<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜【東京編】>にも出演されますが。

MASATO:対バンの多いイベントは久しぶりなんですよ。最近は仲のいいバンドとの2マンが多かったんで、いろんなバンドさんがいるイベントはちょっと緊張しますねえ(笑)。

──defspiralが緊張ですか!?(笑)。やっぱりイベントって燃えますか?

RYO:初めましてのバンドさんたちに対しては身が引き締まるというか。やっぱ燃えますよ。こっちも勝つ気満々で行きます。 特にバンド数が多いと、限られた持ち時間の中でお客さんをかっさらっていかないといけないんで気合が入ります。

▲MASAKI(Dr)

──MASAKIさんもイベントは燃えますか?

MASAKI:え? あ、そうですねえ……。

TAKA:燃えてないなあ(笑)。

MASAKI:気持ちよく叩けたらいいや、というか、自分が楽しめるようにしたいです。

TAKA:defspiralの音楽がどう響くかはお客さん次第な部分もあるんで、自分たちが一番いいと思うものを出すしかないですね。昔は、“こういう系のイベントだからこういう感じかな?”ってカラーを決めて望んでいましたけど、今は自分たちが一番カッコいいと思うことをちゃんと観せたいという思いが強いです。2017年に4thアルバム『TO THE GALAXY』、2018年にミニアルバム『TO THE GALAXY-RECONNECT-』の2枚を作って、defspiralの世界ができたなっていうのがあって。そういうのも大きいかもしれないですね。

──そういえばTHE MICRO HEAD 4N'SのZEROさんが、「楽屋はRYOさんいるからうるさくなるはずですよ」って言ってましたよ(笑)。

RYO:あはははは! SHUN.さんがいるからうるさいんですよ(笑)。とはいえAMENO君が入ったTHE MICRO HEAD 4N'Sとライヴをするのは初めてだから、そこも楽しみのひとつですね。

TAKA:ま、何にせよ本当に楽しみですよね。他のバンドがどんなものを観せてくれるのかも気になりますし。出演バンドが多いイベントってやっぱり刺激になるし、奮い立たされる部分もあるので。そしてお客さんも新しい音楽との出会いがあるといいなと思います。イベントのよさってそこですから。

RYO:うん、それが醍醐味ですからね。目当てのバンドが終わったからって帰らないでね。いい出会いがあるかもよ?

取材・文◎牧野りえ

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defspiralが出演するBARKS主催イベントツアー<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>東京公演のチケットは、下記にて発売中。

■チケット一般発売
8月10日(土)12:00〜各公演前日まで
東京公演:https://eplus.jp/sf/detail/3011430001-P0030001




<千歌繚乱 1st LIVE TOUR 〜錦秋の候〜>

■名古屋公演
日時:2019年10月10日(木)開場 16:30 開演 17:00
出演:AXESSORY / 極東ロマンス / K / JILUKA / Develop One's Faculties / breakin’ holiday
会場:名古屋ell.FITS ALL
※終了

■大阪公演
日時:2019年10月11日(金)開場 16:30 開演 17:00
出演:AXESSORY / 極東ロマンス / K / JILUKA / Develop One's Faculties / breakin’ holiday
会場:大阪RUIDO
※終了

■東京公演
日時:2019年10月22日(火・祝)開場 15:30 開演 16:00
出演:AXESSORY / K / JILUKA / Develop One's Faculties/ defspiral / breakin’ holiday / THE MICRO HEAD 4N'S
会場:高田馬場AREA
料金:【先行チケット】4,200円(整理番号A) 【一般チケット】4,500円(整理番号B)【当日券】4,800円※ドリンク代別途

チケット一般発売
8月10日(土)12:00〜各公演前日まで
東京公演:https://eplus.jp/sf/detail/3011430001-P0030001

主催:BARKS(ジャパンミュージックネットワーク株式会社)
制作:rivabook

<defspiral presents 「YEAR-END & MASATO BD PARTY2019」>

12月26日(木)目黒鹿鳴館

■開場/開演
18:00/18:30

■チケット
オールスタンディング
前売¥5,000(税込/D別)・当日¥5,500(税込/D別)

■一般発売日
11月16日(土)10:00〜

■一般発売プレイガイド
イープラス
ローソンチケット

defspiral ch.会員先行受付(抽選)
エントリー期間:10月11日(金)12:00 ~ 10月20日(日)23:59
受付URL:後日会員サイト内にてご案内
制限枚数:お1人様2枚まで
※e+会員登録[無料]が必要
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