【レポ&インタビュー】転校少女*の絆と決意

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塩川莉世&松井さやか インタビュー

■そんなに長く続かないだろうなって思ってた

──改めて、11月に結成5周年を迎えた心境から聞かせてくだい。

松井さやか(以下、松井):本当に山あり谷ありでしたね。最初は難航というか、サバイバルゲームをやらされて。わけもわからずに山の中に連れて行かれて(笑)。楽曲自体はパワフルで自信を持っていたんですけど、コンセプトが珍しかったから、対バンイベントに出ても、「なんだこのグループは!?」って不思議がられたりしていました。これで絶対に上にいくんだ!とは思っていたんですけど、最初の頃は不安も多かったです。でも、メンバーが初期の5人から7人になった時に、コンセプトも変わって、今に近くなって。ただ闇雲に、がむしゃらに毎日を過ごしていただけだったので、今、こうして5周年を迎えられたことがすごく嬉しいです。

──不安はどこでなくなりました?

松井:今もゼロではないんですけど、2018年9月の山野ホール公演であお(寺田葵)が入って5人になった時に、ファンの方があおを受け入れてくれて。あおもすごい頑張って、ついてきてくれて。そのステージで、「あ、いけるな」って思いました。あおのスキルが高かったのもあるし、メンバーが3人減って、4人になって、ここから這い上がるぞっていう、グループとしてのパワーがみなぎってる時期でもあったかなと思います。

塩川莉世(以下、塩川):私もそのときのことはよく覚えてて。初めて会った時に、私たちも緊張したんですよ。その映像がツアーファイナルで流れていたと思うんですけど、顔が可愛すぎて、誰も何も言葉を発せない状態になってしまって。ダンスも上手だし、グループを引っ張ってくれる存在になるんだろうなって思いましたね。

▲塩川莉世

──そんな塩川さんは結成当時は14歳でしたが、どんな5年間でした?

塩川:私はまず、転校少女*を5年間続けてこられたことに本当にびっくりしてます。最初の頃は中学生だったので、高校に入ったら忙しいし、高校いっぱいかな?って考えてて。

松井:え! そうなの!? 早いよ!

塩川:あははは。最初はそんなに長く続かないだろうなって思ってたんですよ。高校1年生になった時は勉強も大変になっだから、もうそろそろかな? って思ってて。だから、まさか5年間、転校少女*にいるとは思わなくて。

松井:これからだよ、莉世!

塩川:(笑)それから、メンバーが転校したり、新メンバーが加入したり、いろんなことを経験してきて。転校少女*っていうグループが今、いろんな人に知ってもらえてきてるんですよね。アイドルの対バンでも、転校少女*の名前だけは知ってるっていう人がすごく増えてきてる。それが、私にとって夢だったんです。名前だけでも知ってる人がたくさんいるアイドルってすごいなと思っていて。自分たちのグループが5年経って、こうなるとは誰も予想してなかったと思うので、ほんとに嬉しいなって思います。でも、ほんとに5年間があっという間でしたね。

──11月13日はメジャーデビューアルバム『COSMOS』がリリースされ、11月16日にはキャリア史上最大規模となるLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でツアーファイナルを迎えました。

塩川:それぞれが頑張らなきゃっていう気持ちはあったんですけど、ファンの人を楽しませるっていう7人の思いがひとつになったライブができたんじゃないかなって思います。

松井:あの7人として、最初で最後になる大きい舞台だったんですけど、始まってしまったらあっという間で。終わって時計を見て、3時間も経ってたんだって、びっくりしたのが正直な感想ですね。予定では2時間半くらいだったので、42分も押してしまって(笑)。ステージに立つまでは、7人で最高のライブができるかなってドキドキしてたんですけど、終わったあとで何人ものファンの方に「過去イチだよ」って言ってもらえて。個人的には反省点もたくさんあるけど、その言葉が自信につながったし、今後、6人になってもいけるなって確信を持てたライブになりました。

▲松井さやか

──特に印象に残った楽曲を挙げていただけますか。

松井:いっぱいあるな〜。

塩川:いっぱいあるね。普段のライブとは違うバンドアレンジになってたのは、アルバムに入ってる曲だと、まずは「NEVER ENDING STORY」だね。

松井:冒頭で私が「みんなで踊ろう!」って煽って。転校少女*では珍しく一緒に踊れる曲で、途中では初めてカラーボールを投げて。

塩川:あと、アニメ『GO!GO!アトム』のエンディング曲になってる「終わらない世界」は、転校少女*の曲の中ではテンポが遅めなんですけど、バンド編成だったのでテンポが少し早めで、スクリーンにはロボットが動いてる映像が流れてて。アトムの世界に自分たちが入り込んだ感じで楽しかったです。

松井:小さい子も一緒に踊れるような可愛いフリにもなっててね。そして、「Catch Me(If You Can)」でガラッと雰囲気が変わって、ベースの音を感じながら踊って。スクリーンの映像カッコ良かった。

塩川:「Catch Me(If You Can)」はメンバーみんな大好きなんですよ。取材で好きな曲やおすすめの曲を聞かれた時は、みんながこの曲を挙げてます。

松井:デモをもらった時に「これは売れる!」って思ったくらい心に刺さったからね。「Girl’s Time」をいただいた時にも同じ気持ちになりました。「転校少女*、この楽曲で勝てるな」って。

塩川:いつかオーケストラでやりたい。夢が大きすぎるかな?

松井:いや、夢はでっかく、いつかやりましょう。からの二人のユニット曲「PAINT GIRL」。

塩川:元々は私は入ってなくて。でも、この曲、最初に聴いた時からずっと好きで、いつか自分も入りたいって思っていたので、さやかと一緒に歌えて、幸せな気持ちになりました。声質も似てるんだよね。

松井:新規さんにはよく「どっちの声かわからない」って言われます。自分たちでもレコーディングで聴いて「今のどっち?」ってわからないことがあって(笑)。この曲を二人で歌うって決めてからは、歌割りやハモリ、フォーメーションも自分たちで全部考えたので。今回、久しぶりに歌えてすごく気持ちよかったです。

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