ビル・ワイマン、ザ・ローリング・ストーンズとザ・ビートルズが初めて出会った日を回想

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元ザ・ローリング・ストーンズのベーシスト、ビル・ワイマンが1963年春、ザ・ローリング・ストーンズとザ・ビートルズのメンバーが初めて会った日のことを振り返った。

◆ザ・ローリング・ストーンズ画像

ザ・ビートルズの4人は、1963年4月14日、ロンドン郊外リッチモンドのステーション・ホテルにあったCrawdaddy Clubで行なわれたザ・ローリング・ストーンズのライブを観に訪れたという。このとき、ザ・ビートルズはすでに「Please Please Me」などがヒットし、注目の的。ストーンズはまだデビューしていなかった。

ワイマンは、『Ultimate Classic』誌のラジオ番組『Ultimate Classic Rock Nights』で、この日をこう回想した。「セットの半分まできたとき、僕ら、顔を上げてみたら、踊ったり動き回ってるキッズの中で、バンドスタンドの前に立つレザー姿の4人のシルエットがあったんだ。彼らは、オーディエンスから完全に無視されてたよ。僕はチャーリー(・ワッツ)を振り返り、“ザ・ビートルズだ!”って言ったんだ。彼らは当時、2、3曲ビッグ・ヒットがあって旋風が巻き起こってた」

「で、僕らのセットが終わったとき、ビール飲みながら、彼らとお喋りしたんだ。彼らは2度目のセットまで留まってた。その後、ミック(・ジャガー)とキース(・リチャーズ)、ブライアン(・ジョーンズ)が住んでいたチェルシーにあるアパートメントへ、みんなで一緒に戻った。一晩中、ブルースをプレイしたり、音楽について話して過ごし、僕ら、すごくいい友達になったんだ」

デッカ・レコードにザ・ローリング・ストーンズと契約するよう勧めたのは、ジョージ・ハリスンだったと言われている。

ザ・ローリング・ストーンズはザ・ビートルズのメンバーと会った数週間後、デッカ・レコードと契約を交わし、同年6月に1stシングル「Come On」をリリース。サード・シングル「Not Fade Away」で全英チャートのトップ10入りを果たし、1964年6月発表の「It’s All Over Now」で初の全英1位に輝いた。

Ako Suzuki
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