YOSHIKI、“NEW NORMAL” を語る「過去は未来によって変えられる」

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YOSHIKIが5月16日、ニコニコ生放送とYouTube Internationalサブスクリプション内の『YOSHIKI CHANNEL』にて4回目のセルフ生配信をロサンゼルスの自宅より行った。

この“セルフ生配信”は、YOSHIKIが1人で撮影機材のセッティングから進行までを行うというもの。

配信の冒頭、まずはロサンゼルスの現状について語られた。現在、 YOSHIKIが住むアメリカ・カリフォルニア州では外出禁止命令の発令から2カ月が経過、さらに3カ月延長され7月まではこの状態が続く見込みとなっている。

それについてYOSHIKIは「(外出制限に)いくらでも協力するつもり。もちろんつらい部分もあるが、この状況を支えてくれている医療従事者の方や物流関係の方などに比べれば自分はまだ貢献度が足りないくらいだと思う。ワクチンが開発されるまでの間、医療崩壊を防ぐ為にも、僕らは各国・各都市で決められた線引きを守り、経済を回しながらコロナと共存していかなければならない。それぞれに色んな立場があるから難しいこともあるかもしれないが、自分たちに今出来ることは何か考えていこう」と、前向きな様子を見せた。

また、 全世界で広まっている“NEW NORMAL”(新しい日常・常態)という言葉にも触れ、「今まで当たり前だと思っていた生活は、何をもって当たり前としていたのか。その“当たり前”が色々な環境問題を引き起こしている。これを機に、僕たちは改めて生活においてのノーマルとは何か、どう行動していくべきかを考えていかなければならない」と持論を展開。

中でもエンターテインメント業界はかなり厳しい状態にあると言い、「アメリカでもまだ復興の見通しが立っておらず、そしてその時期が来たとしても、人との距離を6フィート(約2m)空けなければならないとされている。また、米国で議論されているその規律には及ばないとしても、仮にそれを守ると映画館や劇場は最低でも1席ずつ空けて販売しなければならず、満員でも売り上げが50%減少するという問題がある。さらに換気システムを整えようとすれば設備投資にもお金がかかる。この状態がどのくらいまで続くのか分からないし、すべてが今までと同じ世の中に戻らない可能性もある。そういった最悪の事態を想定して行動しなければ」と改めて危機的状況を訴えた。

そのように不安は数多くあるものの、YOSHIKI自身はこの状況のなかでも ポジティブに行動できることを考えている。「こういった状況のなかでも、僕らが生まれ、生きているこの時代はきっと素晴らしい時代なんだと思う。僕も素晴らしいファンに出会えたし、その中で音楽を届けることができている。今は暗闇にいるかもしれないけど、10年後に振り返った時『あの頃は大変だったけど、あのようなことがあったから良い方向に変わることが出来た』と思える未来でありたい。そうする為にいま僕らはどういう行動をすべきか」としたうえで、 「過去は未来によって変えられると思っています」と、最後は明るく締め括った。

また、今回の配信では、 yoshikittyがエントリーするサンリオキャラクター大賞の中間発表を受けて歌広場淳(ゴールデンボンバー)から応援メッセージが届いたり、貴重な1993年のドラムソロ映像、 今回初公開となったオーケストラとの「Red Swan」など、レア感満載な企画も多数用意され視聴者を楽しませた。

中でもYOSHIKIが日本から送られてきたカップヌードルを食べてみるという企画では「この家に5~6年住んで初めてコンロで湯を沸かした」と言いキッチンからやかんを持って登場したYOSHIKIに「レア映像!」「シュールすぎる(笑)」「火傷に気を付けて!」とファンが盛り上がった。

1週間後の5月23日に決定している次回の『YOSHIKI CHANNEL』生配信では、今回に引き続き、今後のエンタメ業界について語られるという。また、 何らかの発表もあるとのことだ。

『YOSHIKI CHANNEL』次回放送予定

5月23日(土)20:00~
https://ch.nicovideo.jp/yoshikiofficial
※全編ご覧になるには、 YOSHKI CHANNNEL有料会員登録が必要です。

◆『YOSHIKI CHANNEL』
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