カニエ・ウェスト、ジョージ・フロイドら犠牲者3名の家族へ多額の寄付

ポスト

カニエ・ウェストが、警官により殺害されたジョージ・フロイドさんをはじめ、2月にジョギング中に白人の親子に射殺されたアマード・アーベリーさん、3月に自宅へ突入してきた警察から8発以上撃たれ死亡したブリアンナ・テイラーさんの家族らを支援し、200万ドル(約2億1,900万円)を寄付したという。彼の代理人がCNNに認めた。3人とも武装していない黒人の犠牲者だった。

200万ドルは、アーベリーさんとテイラーさんの家族が必要とする訴訟費用、フロイドさんの6歳の娘の学費に充てられるほか、ブラック・コミュニティにおいて危機的状況にある企業の支援に充てられるという。

フロイドさんの事件をきっかけに全米では大規模な抗議デモが開かれ、激しさを増し暴徒化している。フロイドさん、アーベリーさん、テイラーさんの事件をめぐっては、今週(6月3日)大リーグ機構(MLB)からも3人の家族へ追悼の言葉が送られ、「人種差別、偏見、暴力に直面し、ブラック・コミュニティが恐れと不安の中にあるという現実を我々は容認しない」との声明が出ている。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報