グレッグ・ビソネット「D・リー・ロスのバンド加入はヴィニー・ヴィンセントがきっかけ」

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Photo: Scott Robert Ritchie

80年代半ば、ヴァン・ヘイレンを脱退したデイヴィッド・リー・ロスのバンドに参加したドラマーのグレッグ・ビソネットは、ヴィニー・ヴィンセントの勧めがきっかけでこのチャンスを掴むことができたそうだ。

『Rolling Stone』誌のインタビューに応じたビソネットは、デイヴィッド・リー・ロスのバンドに加入することになった経緯を問われると、こう話した。「僕はキッスのヴィニー・ヴィンセントのオーディションを受けたんだよ。彼はヴィニー・ヴィンセント・インヴェイジョンを始めるところだった。親友の1人、パット・ベネターのバンドのMyron Grombacherと一緒に行ったんだ。でも、知らなかったんだけど、ヴィニーはすでにドラマーを決めてたんだ。ボビー・ロックだよ」

「僕ら、一緒にプレイし、素晴らしい時間を過ごした。その後、ヴィニーがこう言いだしたんだ。“すでにドラマーはいるんだ。でも、君とのジャム、すごく楽しかった。君はデイヴ・ロスに最適だ”って。僕が“デイヴ・ロス? 彼はヴァン・ヘイレンにいるんじゃ?”って訊いたら、“もう違う。彼はヴァン・ヘイレンを脱退した。いま、ビリー・シーンとスティーヴ・ヴァイと一緒だ。彼ら、ドラマーを探しているよ。君はぴったりだと思う。スティーヴ・ヴァイに電話してごらん”って言われたんだ」

「彼らは、スティーヴ・ヴァイのバンドって感じでドラマー募集の告知をしていた。だから、僕はスティーヴに電話して彼とビリーとジャムしたんだ。素晴らしかったよ。それから、デイヴと(プロデューサーの)テッド・テンプルマンの前でプレイした。全てがしっくりいった」

デイヴィッド・リー・ロスはこのラインナップで1986年にアルバム『Eat ‘Em And Smile』をリリースした。

“Eat ‘Em And Smile”バンドことヴァイとシーン、ビソネットは2015年11月にスティール・パンサーのマイケル・スターをヴォーカリストに再結成公演を開くはずだったが、ロスが出演するとの噂が流れ、大勢の人たちが押し寄せ現場が混乱したため、急遽中止された。その後、2019年1月に米カリフォルニアで開かれた<Ultimate Namm Night>にサプライズ出演し、数曲をプレイしている。

Ako Suzuki

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