Night Tempo「昭和グルーヴ」シリーズ、第6弾は工藤静香

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海外におけるジャパニーズ・シティ・ポップ・ブームの立役者の一人となった、韓国のプロデューサー/DJのNight Tempoが、2019年から始動させている『昭和グルーヴ』シリーズの第6弾を8月21日(金)に配信リリースする。

2019年から『昭和グルーヴ』シリーズと銘打ち、Wink、杏里、1986オメガトライブ、BaBe、斉藤由貴といった、80年代に活躍したアーティストの名曲の数々を公式リエディットとしてリリースしているNight Tempoだが、今回取り上げるのは工藤静香。


工藤静香は80年代半ばにおニャン子クラブのメンバーとして活動、派生プロジェクトのうしろ髪ひかれ隊を経て、87年にソロ・デビューした。Night Tempoが昨年の昭和グルーヴ・ツアー用に用意した、彼女の代表曲の一つ「嵐の素顔」のリエディットは、彼のDJセットの中でも1、2を争うほどのフロア爆発力を持つ大人気曲である。

もう一曲は新たなシティ・ポップ・アンセム誕生のポテンシャルを感じさせる、バラード曲「ワインひとくちの嘘」。グルーヴィーなフューチャー・ファンクへとアップデートしている。

依然として新型コロナウィルスの影響でオンライン中心の活動が多くなっている中、Night Tempoは昭和グルーヴを始めとする自身の音楽プロジェクトや、ネオ昭和文化を世界へ発信しSNSフォロワー数を増やしている。また、東京女子流の新井ひとみや一十三十一の楽曲のリミックスも手掛けるなど、音楽制作も精力的に行っている。

■作品情報

「工藤静香 - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ」
2020年8月21日(金) 配信リリース
収録曲:
1. 嵐の素顔 (Night Tempo Showa Groove Mix)
作詞:三浦徳子 作曲・編曲:後藤次利 リエディット:Night Tempo 
2. ワインひとくちの嘘 (Night Tempo Showa Groove Mix)
作詞:松井五郎 作曲・編曲:後藤次利 リエディット:Night Tempo 

1. 嵐の素顔 (Night Tempo Showa Groove Mix)
オリジナルは1989年5月3日にリリース、工藤静香の通算7枚目のシングル。厳密には平成改元後のシングルではあるが、Night Tempoの提唱する「ネオ昭和」感があり、顔の横で手をLの字に動かすあの振り付けが目に浮かぶ、パンチの効いたナンバー。オリコン首位獲得曲。Night Tempoのリエディットはキックが加わり、よりアップリフティングでフロア・ライクな仕上がりとなっている。

2. ワインひとくちの嘘 (Night Tempo Showa Groove Mix)
1988年にリリースされた工藤静香のデビュー・アルバム『ミステリアス』に収録されているナンバー。ヒット曲「禁断のテレパシー」「Again」を収録したこのアルバムはオリコン・チャートで3位を獲得。この作品に収録されている松井五郎氏作詞のバラード・ナンバーにシティ・ポップ・ヒットのポテンシャルを感じたNight Tempoはグルーヴィーなフューチャー・ファンクへとアップデート。

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