【レポート】<氣志團万博2020>後編、放送直前に振り返る「来年は俺の街で会おうぜ」

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<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>の模様が11月22日(日)にWOWOWにて、前後編計6時間の規模で放送される。同イベントが開催された9月26日当日も、WOWOWは現地より生中継にて先行ライブ配信を実施したが、今回の放送は独占映像として届けられるものだ。この放送を前に、<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>を振り返るレポートを掲載したい。先ごろ公開した前編に続く後編は、HYDEのステージから。

◆<氣志團万博2020>後編 画像

<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>当日は15時の開演から22時の終演まで、ぶっ通しで配信されていた。HYDEのステージは18時30分から。氣志團万博スポットライトとしてフェス初登場となった瑛人の余熱を得て、後半戦の火蓋を切るべく、あまりにも熱いステージが繰り広げられた。





男性アクトの中で最多出演数を誇るのがHYDEだ。出演アーティストを紹介するオープニングVTRが“伯爵 帰還”の文字を映し出し、アメリカツアーのため<氣志團万博2019>への出演が叶わなかったHYDEの凱旋を祝福。「いつも自分の最高を乗り越える、自分自身で記録を塗り替えていく、ますます美しくなられる」と語った團長もHYDEのステージを待ち焦がれていたようだ。

いきなりマスク姿のHYDEがアップで映し出されると、「今年はやっと木更津に行けると思ってたんだけど、まさかこんなことになるとは思わなかったよね。でも、ピリオドの向こうへはこっからでも行けるんだよね。さあ、行こうか」と語りかけるというオープニング。真っ赤なリップを拭って「MAD QUALIA」からライブがスタートした。硬質なスネアの音色とシンセのリフレイン、飛び交う照明に一気に上がるボルテージ。極上の攻撃性が<氣志團万博2020>の和やかなステージを一変させ、HYDEならではの美しくアグレッシヴな世界に突入していく。

同曲のインターでは、「こんな状況ではあるけれど、ラッキーなこともある。いくら首を振っても、コロナには感染しない。首振り放題だ。やっちまおうぜ!」と再びアップで画面の向こうを妖しく扇動。「お茶の間! ボリューム全開!」とさらに煽ると、「SICK」へ。混沌とした照明の中、ブラックライトに発光するフェイスマスクと瞳、そして拡声器によって歪んだボーカルがスリリング。2ビートがライブを加速させて異空間に導かれるようだ。

マスクを外したHYDEは、「楽しもうぜ、お茶の間、ジャンプしようぜ! 少々部屋が汚れても後で片付ければいいですよね。後で片付けるくらいコロナに比べたら余裕じゃね?! 今を楽しもうぜ!」とカメラに迫り、「ANOTHER MOMENT」の激しいリズムと巨大なエアーダンサーの出現が盛り上がりに拍車をかける。「次はお待ちかねのニューソング。まだリリースは先なんだけど、キミだけに聴かせちゃいます」と披露された新曲「LET IT OUT」は、ヘヴィなギターリフとバスドラのキックの連打が凄まじいラウドチューンだ。

「最後にみんなでジャンプしましょう。楽しみましょう」との言葉に続いたラストナンバーは「BELIEVING IN MYSELF」。全出演者の誰よりもカメラを巧みに利用して、お茶の間のオーディエンスを巻き込んでいく様は、さすがのひと言。2019年は海外公演を含む96ものライブを行った屈指のパフォーマーが見せたのは、世界標準の圧巻のステージだった。





オープニングVTRで團長から「これまで売れた“歌って踊れるお笑い芸人”で史上ナンバーワン」と最高の賛辞を贈られたのがEXIT。團長の知人DJ OZMAは「俺の後輩」と言っているとか。昨年末はパシフィコ横浜単独公演を成功させているお笑い第7世代が、“万博芸人枠”として登場だ。

1曲目の「I got it get it feat. Da-iCE」からして、かねちーこと兼近大樹とりんたろー。のステージはド派手な衣装でダンサーと共に唄って踊る祭り騒ぎ。続けて、「ネオチャラ フィーチャラリング DJ DEKKA」「ぴえんは似合わないぜ feat.スカイピース」を披露し終えると、ステージ上にセットされた漫才でお馴染みのセンターマイクに向かってこう語った。

「こんなにちゃんと歌ったのは初めてかも(笑)。練習以上の成果は出ていたのではないかと」──かねちー
「弾けましたね。観ている人もブチ上がってくれてたらいいなーと」──りんたろー。

との挨拶に続いて、漫才モードへ突入。“どんぐりころころ”ネタで先ほど出演した瑛人の「香水」を織り交ぜるなど笑いのツボを突きまくる。その漫才の流れから椎名林檎の「丸の内サディステック」を見事な歌声でカバーすると、ライブは後半戦へ。8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ~CLUB MIX~」、“KA!NE!CHI! KA!NE!CHI!”に掛け声がアレンジされるなどEXITバージョン化された「PERFECT HUMAN」などカバーを連発。極めつけのカバーはラストナンバーとなったDJ OZMAの「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」。

サプライズはこの楽曲の中盤にあった。「それでは、スーパーゲスト!」と兼近に呼び込まれて、なんとDJ OZMA本人が登場。まさかの復活では、ステージにマッチョマンが現れ、DJ OZMAもEXITも上裸となり、ラストは全員ブリーフ姿に。かねちーの一部が黄色く染まったブリーフがクローズアップされて、“お後がHere we go”。





「この一刺し、喰らいたいなと思ってます。猛毒か、ロイヤルゼリーかは、あなた次第!」とは、オープニングVTRで團長から女王蜂を初めて観る人達へ贈られた言葉だ。氣志團主催<THE GREAT ROCK'N'ROLL SEKIGAHARA 2017>へJ王蜂(J× 女王蜂)としての出演はあったものの、<氣志團万博>初出演となる。

静かなSEをバックにステージに登場した楽器隊のやしちゃん(B)、ルリちゃん(Dr)、ひばりくん(g)と、サポートキーボードのみーちゃん。ハイハットの16ビート刻みからオープニングセッションが始まるとアヴちゃん(Vo)がステージ上に合流、そして「火炎」へ。ハイトーンから低音まで変幻自在なボーカル、妖艶な表情とアクションに圧倒される。エンジ色の可愛らしいブレザー制服風衣装は、そんな印象とは対照的だ。

続く「金星」を歌い終えると「どうもこんばんは、女王蜂です」とひと言。すぐさま、ファンキーなギターのカッティングから「ヴィーナス」へと突入、アヴちゃんが雄叫びを上げるとバンドは一瞬の隙も与えずにノンストップでグルーヴし続ける。

甲高い笑い声を冒頭に、まるで幼子のような声から野太い声まで様々な表情で歌われた童話調ハードコア「あややこやや」で戦慄のパフォーマンスを見せると、ガラッと表情を変えて「ありがとうございました、女王蜂でした。またライブハウスで会いましょう!」とラストナンバー「Introduction」へ。唯一無二の歌声と歌唱力、演奏力で残した強烈なインパクトは猛毒のように刺激的で、ロイヤルゼリーのように栄養価が満点だった。





「すばるのFES D.T.(童貞)を私がペロリさせていただきますんで(笑)。もともと彼の歌唱力とかパフォーマンス能力っていうのはお墨付きじゃないですか。ジャニーズの中でもトップクラスですから」とはオープニングVTRでの團長の弁。元関ジャニ∞のボーカリストであり、ソロシンガーとなった渋谷すばるも<氣志團万博>初登場だ。

照明の落ちたステージでバンドがゆったりとセッションをスタートすると、渋谷すばるがブルースハープを吹きながら、そのサウンドに交わっていくというオープニング。リズムが加速すると目を見開して歌い出したのは、アルバム『NEED』収録新曲の「たかぶる」だ。繰り返される“俺には分かるぜ お前の事が”というストレートなメッセージが突き刺さる。

ガッチリとスクラムを組んだリズム隊から、ギターとハープの掛け合いへ。そしてキーボードのソロから雪崩れ込んだ「ワレワレハニンゲンダ」では、パンキッシュな“ニンゲン!ニンゲン!”というコーラスがバンドの一体感を高めていく。言葉を噛みしめるように熱唱したミディアムチューン「来ないで」に続いて、フォーキーな「風のうた」では語り掛けるように饒舌なブルースハープも聴くことができた。歌とハープを繋ぎめなく聴かせるあたりに、ボーカリストとしてタフさがうかがいしれる。そしてラストナンバーの前に、メンバー紹介と併せて同ステージ初のMCがあった。

「<氣志團万博>に初めて呼んでいただけて、本当に光栄です、ありがとうございました。まだまだ安心できない日々が続くかもしれませんが、音楽、エンターテイメントと一緒に、みんなで仲良く楽しんで生きていきましょう! ありがとうございました、渋谷すばるでした!」

との感謝の言葉に、会場にいるスタッフや演者からも拍手が贈られた。最後の曲はバラード「素晴らしい世界に」。無骨でまっすぐな30分間のステージは感動的で、渋谷すばるの“ニンゲン力”が伝わってきた。






「ロックシーン全体のムードメーカーなんですよ。彼が<氣志團万博>をROCK FESにしてくれたんです。必ず俺らの願い事を叶えてくれます。ネオ神龍(シェンロン)ですね」と團長が全幅の信頼を寄せるKj (Vo, G)率いるDragon Ashの登場だ。

緩やかなリズムに乗せたKjの軽快なラップ調のボーカルで、リラックスしたムードの「静かな日々の階段を」から始まったDragon Ashのライブは、2曲目「Fly Over feat. T$UYO$HI」で一転、櫻井誠(Dr)とサポートベーシストT$UYO$HIの強烈なリズムで徐々にドライヴがかかり、より疾走感と広がりのあるサウンドスケープの「Ode to Joy」へと導かれた。

「ディスプレイの前のみなさん、音楽大好きですか? 楽しいですか? 俺たちはこれしかないし、単純だから、板の上でデッケェ音鳴らすだけですごく楽しいです。こんなもんクソみてえだけど、なんもナシでゼロか、これを演らせてもらえるかだったら、喜んで演らせてください。いつもと同じように。音楽がみんなの肩を少し軽くさせて、背中を押せるように」──Kj

とメッセージを送ったKj。「ダイアログ」に続き、渾身の演奏と歌の世界が秀逸な「百合の咲く場所で」にグッと心を引き寄せられた。オーディエンスと対峙するようないつものロックフェスとはちょっと異なるテイストが、バンドの深みを垣間見せられるようなセットリストだ。

ラストは疾走感満点のチューン「A Hundred Emotions」。どんな状況下でも彼らの音楽へのアティチュードは微塵も揺らぐことがない。音楽愛に満ちた包容力すら感じさせる貫禄のステージだった。





<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>もいよいよ終盤戦に突入。楽しさお墨付きな大ベテラン・米米CLUBがホーンを含む大編成で登場した。オープニングの「あそぼう」から余裕たっぷりなステージを展開しながら、その途中でカールスモーキー石井が「リスペクト氣志團! 大好きです!」と叫ぶ場面も。2曲目はヒットソングのひとつであり和製フィリーソウルの傑作ナンバー「愛 Know マジック」。華やかなエンターテイメントショーに続いては、再び氣志團への感謝をこう伝えた。

「氣志團、本当にありがとう。米米CLUBを忘れずにいてくれて。3年間申し訳なかった。身体を悪くしていて、今まで出てこれなかったんです(笑)。そして、こんなに素晴らしいコンサートを小さなスマフォで観ているお茶の間の君、本当に気の毒だ(笑)。こんなに楽しいのに。今、息が切れているように見えるかもしれないけど、一生懸命やってる感を出さないといけないので(笑)」──カールスモーキー石井

と意地張りコメントを交えたカールスモーキー流のユーモアで笑わせ、「ヒットメドレー行ってみましょうか。「君がいるだけで」は、略して「君いる」とか言われちゃってムッとしている今日この頃ですけど」との言葉に続いて、「君がいるだけで」のイントロが流れるが、3年前の<氣志團万博>同様の超ショートアレンジ「君いる!」でさらに笑いを。しかし続いては、序盤から早くも大ヒット曲「浪漫飛行」が飛び出した。思わず一緒に歌いたくなるJ-POPの名曲(1990年発表)だが、石井の衰えぬ伸びやかな歌声と色褪せない楽曲のパワーこそ驚異的だ。山本リンダのカバー「どうにもとまらない」ではジェームス小野田がメインボーカルを務め、ファンキーなアレンジで盛り上げる。バックでコーラスにまわった石井は、「氣志團大好きだー! また出してくれー!」と連呼。

これまた大ヒット曲にしてハイテンションな「Shake Hip!」では、“氣志團!” “万博!”といったコール&レスポンスに加え、ホーンセクションが前面に出てきてステージ上が最高潮に。日本のエンタメここにありと言わんばかりのポップなステージで思いっ切り楽しませておきながら最後は、“俺の趣味は人とは違うんだ 一生懸命話しても どうせ 君らにゃ分らない”(「アバンギャルド」)と、石井と小野田が昭和歌謡感満点のアカペラデュエットを聴かせながら、ステージを引き上げていった。






「みんなが今、苦境に立たされていて。それでも、心まで自粛する必要なんてどこにもないぜ。むしろこんな時だからこそ、俺たちの出番じゃないか。こんな時だけど、こんな時だからこそ、今夜ここに集まろう。絶対連れて行くから ピリオドの向こうへ」とのメッセージを伝えたオープニングVTRが終わると、大トリの氣志團のライブは、團長がかき鳴らすアコースティックギターのストロークから「房総魂」で始まった。土着的なリズムが響く会場内には氣志團のフラッグがたなびき、ステージ上では西園寺 瞳(G)が流麗なタッピングを交えたソロを披露するなど興奮を煽る。

「<氣志團万博>しんがり、氣志團、始めるぞ! カモン!」と團長が叫んで疾走させた「鉄のハート」では、歌詞に絡めて「おまえら全員、氣志團が守ってやるよ!」とカメラにアピール。続けて歌われた「スウィンギン・ニッポン」もそうだが、こんな状況にこそ氣志團の楽曲が持つ心底熱いメッセージが胸に沁みる。

「オーライ! オムライス! オムロン! 聞こえてるぜ! 全国のおまえたちの声がよ! 違うよ、そんなに耳が良いわけじゃない。違うんだ、聞こえているんだ、おまえたちの心の声が。俺たちが<氣志團万博>の主催者、We are 氣志團です。今日は<氣志團万博>初のオンライン開催、参加してくれて本当にどうもありがとう。
 こんな時代になっちゃって。その中でも俺たちミュージシャンは、まさに何にもできねえっていう生活をしています。ミュージシャンにもいろいろあるけど、俺らみたいなロックバンドはギグだよね。ガキの頃からギグばっかりやってきて、基本的にはライブハウスでいろんな対バンやお客さんとガチンコでぶつかって、そんな毎日を過ごしてきたから、今こうなっちゃうと“参ったなあ”みたいな感じです。とはいえ、今は騒いじゃいけないから、しばらく家で静かにしてたよ。いろいろ考えた。でもある日、気が付いて。
 僕たちの仕事が“不要不急”なものだって言われて、正直それは堪えました。そう言われたら、確かにそうかもなって思ったけど、でも、本当にそうかな?って。俺たちのできることって本当にじっとしていることだけなのかな?って。おそらく太古の昔から、天候に恵まれないときこそ雨乞いをしたり祭りみたいなことをして、みんなで自分たちの生活を盛り上げていたんじゃないのかなって。衣食住が揃ってから、その後にやっと文化とか娯楽なのかな? 本当に?と思って。こんなときだからこそ、みんなが元気になるような、みんなの明日が待ち遠しくなるような、そんなことをするのが俺たちの役目なんじゃないのかなと思って。それで、半年くらいいろいろなことを考えて、この<氣志團万博>を開催しました。これがすべてじゃないし、これが本当に新しい時代の第一歩なのかっていったら、わからないよ。
 だから、みんなが今日これを見てくれて、少しでも元気になってくれて、明日も頑張ろうって思ってくれたら、とてもうれしい。俺たちはみんなが笑顔になってくれることがうれしくてバンドをやっているようなもんだから。俺らもみんなの笑顔が足りないと困っちゃうんだよね。今回のコロナで一番勉強になったのはそこ。大切なものを理不尽に奪われることがこんなにも苦しいのか、こんなにつらいのかって、俺は初めて知った。中学のとき、先生にボンタン脱がされたときだって、こんなふうに思わなかったよ(笑)。
 でも、俺たちはそれが当たり前じゃなかったってことを知ることができたから。だから俺たちはこれから、もっともっと強くなるし、もっともっといろんなものが愛おしく感じられると思います。今日、これを見てくれて、新たに好きなものができていたら、俺たちはうれしいです。好きなものがひとつあると人生が豊かになるから。この愛おしい気持ちを持って、前を向いて上を向いて生きて行こうぜ。OK!? おしゃべりはあんまり得意じゃないからそろそろやめるけど、おしゃべりの次に苦手な歌を歌います」──綾小路 翔

気持ちのこもった長いMCから「愛 羅 武 勇」へ。メンバー全員がサブステージに集結し、ドローンカメラがその周りをグルグル回りながら映し出す。曲が終わるとすかさず聴きなれたドラムビートが始まり、「準備はいいか!? 肩慣らしは済んだ!? なら、いこうぜ、ピリオドの向こうへ!」と「One Night Carnival」へ。イントロでブレイクすると「俺んとこ GoToキャンペーン」とアレンジしたセリフで和ませた團長。マッシュアップなどのアレンジのない真っすぐな「One Night Carnival」を終えて、團長がラストメッセージを届けた。

「<氣志團万博>に来てくれて本当にどうもありがとう! そして、こんなときに力を貸してくれた14組の素晴らしい仲間たちに心から感謝します。まだまだ先が見えない日々だけどよ、またいつか青空の下でみんなと会える日を楽しみにしています」──綾小路 翔

最後は新曲であり<氣志團万博2020 〜家でYEAH!! 〜>の公式テーマソングとなった「No Rain, No Rainbow」だ。緩やかなレゲエタッチな歌い出しから、一体感あるロックンロールサウンド、そしてステージ袖の高木ブーの雷さまに扮したガリットチュウ福島善成がつま弾くウクレレの音に乗せて再びレゲエへ。目まぐるしく変化する楽曲が興奮を最大限にまで高めて、すべての演奏を終了した。

しかしまだ<氣志團万博>は終わらない。「最後の最後は、俺たちみんなが大好きだったロックスターのあの曲でお別れしましょう。みんなで、ブワ~っと参りましょうか!」と、志村けんの「ウンジャラゲ」を氣志團全員で歌い踊る。志村けんへのリスペクトを込めたエンディングに笑わせられつつ泣かされた。ラストは團長のこのひと言。

「というわけで、<氣志團万博>、ご苦労様でした!」──綾小路 翔


エンドロールが流れ終えると、その後はアフタートークのコーナーへ。ここで“万博芸人枠”の座をEXITに奪われたダイノジがまさかの登場。バブルガムブラザーズに扮して乾杯の音頭をとるという、<氣志團万博>ならではのサービス精神で、最後まで視聴者を楽しませてくれた。初の試みながら、音、映像、カメラワークの全てが高いクオリティだった<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>。エンドロールの最後に映し出された「来年は俺の街で会おうぜ」とのメッセージ通り、2021年はまた木更津で会えることを信じて待ちたい。

取材・文◎岡本貴之/梶原靖夫 (BARKS)
撮影◎Ryuya Amao/上山陽介


◆<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>前編レポートへ

■<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>
11月22日(日) セットリスト

【森山直太朗】(OPENING CEREMONY ACT)
1. さくら
2. 最悪な春
〜開会宣言〜  氣志團 團長 綾小路 翔
【ももいろクローバーZ with our soulmate DMB】
1. BANG ON!
2. MOON PRIDE
3. WE ARE BORN
4. stay gold
5. Don't Feel,Think!!
【東京スカパラダイスオーケストラ】
1. 砂の丘
2. 5 days of TEQUILA
3. 仮面ライダーセイバー
4. Paradise Has No Border
5. リボン feat.綾小路 翔
6. メモリー・バンド
7. DOWN BEAT STOMP
【サンボマスター】
1. 世界をかえさせておくれよ
2. 忘れないで 忘れないで
3. できっこないを やらなくちゃ
4. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
5. 花束
【ゴールデンボンバー】
1. #CDが売れないこんな世の中じゃ
2. 首が痛い
3. 抱きしめてシュヴァルツ
4. かまってちょうだい///
5. 女々しくて
【BiSH】
1. デパーチャーズ
2. GiANT KiLLERS
3. スーパーヒーローミュージック
4. LETTERS
5. beautifulさ
6. BiSH-星が瞬く夜にー
【岡崎体育】
1. MOSSAI様
2. MOSSAI様の憂鬱
3. Fight on the WEB
4. 龍
5. Eagle
【瑛人】※氣志團 スポットライト
1. HIPHOPは歌えない
2. 香水
【HYDE】
1. MAD QUALIA
2. SICK
3. ANOTHER MOMENT
4. AFTER LIGHT
5. LET IT OUT
6. BELIEVING IN MYSELF
【EXIT】
1. I got it get it feat. Da-iCE
2. ネオチャラ フィーチャラリング DJ DEKKA
3. ぴえんは似合わないぜ feat.スカイピース
4. 丸の内サディステック
5. ラッスンゴレライ~CLUB MIX~
6. PERFECT HUMAN
7. アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士
【女王蜂】
1. 火炎
2. 金星
3. ヴィーナス
4. BL
5. あややこやや
6. Introduction
【渋谷すばる】
1. たかぶる
2. ワレワレハニンゲンダ
3. 来ないで
4. 風のうた
5. 素晴らしい世界に
【Dragon Ash】
1. 静かな日々の階段を
2. Fly Over feat. T$UYO$HI
3. Ode to Joy
4. ダイアログ
5. 百合の咲く場所で
6. A Hundred Emotions
【米米CLUB】
1. あそぼう
2. 愛 Know マジック
3. 君いる!~浪漫飛行
4. どうにもとまらない
5. Shake Hip!
6. アバンギャルド
【氣志團】
1. 房総魂
2. 鉄のハート
3. スウィンギン・ニッポン
4. 愛 羅 武 勇
5. One Night Carnival
6. No Rain, No Rainbow
7. ウンジャラゲ

■WOWOW番組<氣志團万博2020 〜家でYEAH!!〜>

▼前編
11月22日(日)午後04:00~ [WOWOWライブ]※初回放送 / 同時配信
12月09日(水)午後08:00~ [WOWOWライブ]※同時配信
出演:森山直太朗(OPENING CEREMONY ACT)、ももいろクローバーZ with our soulmate DMB、東京スカパラダイスオーケストラ、サンボマスター、ゴールデンボンバー、BiSH、岡崎体育、瑛人(氣志團万博スポットライト)
▼後編
11月22日(日)午後07:00~ [WOWOWライブ]※初回放送 / 同時配信
12月09日(水)午後11:00~ [WOWOWライブ]※同時配信
出演:HYDE、EXIT、女王蜂、渋谷すばる、Dragon Ash、米米CLUB、氣志團

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