つじあやの、配信オーディオライブより「風になる」スタジオバージョンを公開

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つじあやのが、9月21日に初の配信ライブを敢行。披露された『風になる』のスタジオライブの模様が、つじあやのオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された(https://youtu.be/Glw7FAhgis0)。

1年5ヶ月ぶりのワンマンライブとなった本配信ライブは、つじあやのがこれまで数々の作品を生み出してきた「ビクタースタジオ」が会場。レコーディングさながらの機材を通し、敢えてオーディオ(音声)のみで行われた。そんな高音質の配信オーディオライブの中で披露された「風になる」のスタジオライブの模様がつじあやのオフィシャルYouTubeチャンネルに公開された。


全身ブルーを基調にした衣装で、2000年に発表されたファーストシングル「クローバー」からスタート。続けて、2006年公開の映画「笑う大天使」の主題歌にもなっていたポップナンバー『そばにいるから』を披露。ウクレレサウンドとバンドメンバーの息の合った心地よいアンサンブルを聴かせる。ビクタースタジオからお届けしていますという軽いあいさつと共にバンドメンバーを紹介。オーディオのみの配信とあって、バンドメンバーと向き合ってライブパフォーマンスする新鮮な様子やスタジオの雰囲気を詳細に伝えるつじ。その後、2018年にデジタルシングルとしてリリースした「愛しいたからもの」を届けた。MCではさらに11月から始まる竹内涼真主演のWOWWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』の劇伴を担当することになったことを報告。その制作過程を振り返り、「たまたま作業をしていた部屋にエアコンがなくて、猛暑の中、死にものぐるいで制作に取り掛かっていました」と秘話を語り笑いを誘った。


中盤はセットチェンジをしてウクレレ弾き語りのスタイルに。2004年に発表したつじのカバーアルバム『COVER GIRL』にも収録されて以来のパフォーマンスという、原曲は1969年に発表された松平ケメ子の「別れても好きな人」をカバー披露。ここで「劇伴の制作に続き、およそ10年ぶりとなるニューアルバムの制作にも入っていて、来年春くらいにリリース出来るかもしれません」と報告し、未発表の新曲「泣き虫レディーバード」を初披露した。そして、2003年にシングルとして発表した、山下達郎の名曲「パレード」を再びバンドアンサンブルに戻って演奏すると、スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌「風になる」と続けライブはさらに熱を帯びていく。

「愛する人へ」は、コロナ禍において会いたくても会えない人が多くいる、そんな今を抱える人たちに向けエールを贈るように聴かせ、「Sweet Happy Birthday」を温もりのあるヴォーカルでしっとりと届けると、いよいよライブも終盤に差し迫り、しっとりとしたピアノのイントロで始まる「花よ花よ」を続けた。ラストは、2012年に兵庫県龍野市から宮城県石巻市への復興支援ソングとして龍野青年会議所「キモチは、集まってカタチになる。」プロジェクトからの依頼を受け共に制作した「つながるソング~たつのから石巻へ~」でライブパートを終えた。配信ライブの最後はバンドメンバーとともにつじが配信画面にサプライズで登場し、次々とチャットに書き込まれたメッセージに答えながら、ファンへの再会を誓い配信プログラムを締めくくった。

つじあやのは2020年9月22日からはデビュー21年目に突入。2021年春にはおよそ10年ぶりのニューアルバムのリリースを予定していることもライブ中に発表。原点とも言える代表曲「風になる」に向き合い新たな活動への一歩を踏み出す模様をスタジオライブヴァージョンとして改めて公開。2002年6月26日にリリースされた『風になる』のMUSIC VIDEOが新たにHD化された映像としてアップロードされた。

撮影:緒車寿一



配信ライブ情報

つじあやの配信オーディオライブ“ビクタースタジオから歌をこめて”
日時:2020年9月21日(月・祝)
会場:ビクタースタジオ302st
開場19:30 / 開演20:00
メンバー
つじあやの(Vo,Ukulele)
末藤健二(Drums)
御供信弘(Bass,Glockenspiel)
坂和也(Piano)
セットリスト
M1. クローバー
M2. そばにいるから
M3. 愛しいたからもの
M4. Gift Song
M5. 別れても好きな人(カバー)
M6. 泣き虫レディーバード(未発表曲)
M7. パレード(カバー)
M8. 風になる
M9. 愛する人へ
M10. Sweet Happy Birthday
M11. 花よ花よ
M12. つながるソング ~たつのから石巻へ~
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