FEMM、第2章の始まりを告げるMV公開。EPの発売も決定

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FEMMが第2章の始まりを告げる「Level Up feat. Duke of Harajuku」のミュージックビデオを公開した。

◆ミュージックビデオ

FEMMは先日、機械仕掛けそのものであった『FEMM1.0』から、よりエモーショナルな表現を可能とする『FEMM2.0』へのアップデートを明らかに。そして本日11月6日に以前より親交の深い気鋭のインディペンデント・レーベル『tokyovitamin』とのコラボレーションで、両A面シングル「Level Up / Summer Dream」をリリースすることが発表されていた。

今回公開されたミュージックビデオは、『FEMM2.0』へのアップデートのプロセスを彷彿とさせる儀式的なシーンや、 “退廃的な空気” と “鮮やかさ過ぎて逆に不安を煽るようなカラフルさ” を併せ持つ、サイバーパンクな作品に仕上がっている。

ディレクターを務めたのは、ポップな色彩感覚とエッジーなフロウを生み出すエディットで人気を博す映像作家の辻本祐希。スタイリングは、自身が手掛けた。


さらに、11月20には、こちらの先行楽曲を含む6曲入りのE.P.「404 Not Found」をリリースすることも発表された。ここ数週間、FEMMのオフィシャル・サイトにアクセスすると「404 Not Found(お探しのHPは見付かりません)」と表示される状態が続いており、エージェントらからは、何らかのトラブルを心配する声も上がっていたが、このE.P.のティザーとして機能していたようだ。

FEMM自身によると、このタイトルには「どこを探しても(まだ)存在しない真新しい音楽」というメッセージが込められているとのこと。激しく荒れ狂うインダストリアルなトラックと、その上を這い回るような過激なラップは、トレンドを追い駆けるようなものではなく、FEMMが志向する新たな音楽体験をもたらし、心に未曾有の感情を産み付けるような作品となっている。

プロデューサーには、FEMM自身がそのサウンドに惹かれオファーしたANJULIECAT a.k.a. YUAやDiana Chiakiら、日本国内の女性トラックメイカーも参加。他にも、バブルガムベースを世に知らしめたUKの次世代型レーベル「PC MUSIC」の立役者の一人でCharli XCXなどを手掛けるDanny L Harleや、日本のベース・ミュージックの雄・HABANERO POSSE、日本のヒップホップシーンの今に欠かせないKM、ジャパランタの旗手Radical Hardocre Cliqueなど、多彩な才能が集った。

カバーアートは、ロンドン在住のイラストレーター・Max Prentisが制作。仮定的な遠い未来、全ての人類が絶滅した後もずっとインターネット上を彷徨い、もう二度と更新されることのないウェヴサイトにアクセスし続ける孤独な人工知能が描かれている。

静かに過激する予測不音。人と機械、国境や言語、あらゆるボーダーを、より溶かすためにアップデートしたFEMMが鳴らす “まだこの世界にはなかった世界” に、ぜひ触れてみて欲しい。


両A面シングル:「Level Up / Summer Dream」

リリース日:2020年11月6日
アーティスト名:FEMM + Duke of Harajuku
01. Level Up feat. Duke of Harajuku [Prod. Star Boy / Loesoe / Radical Hardcore Clique]
02. Summer Dream feat. FEMM (S+ Ver.) [Prod. Aztro Boy / Radical Hardcore Clique]


E.P.「404 Not Found」

アーティスト名:FEMM
01. Sit Down [Prod. HABANERO POSSE]
02. Bury Me (with all my $$) [Prod. ANJULIECAT]
03. Peach [Prod. Danny L Harle / Radical Hardcore Clique]
04. Play By The Rules [Prod. Diana Chiaki]
05. Boss [Prod. KM]
06. Level Up feat. Duke of Harajuku [Prod. Star Boy / Loesoe / Radical Hardcore Clique]


◆FEMM オフィシャルサイト
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