Akai Professional「MPC Live II」に名機を彷彿とさせるレトロなカラーの限定モデル登場、「MPC Live II Retro」発表

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Akai Professionalより「MPC Live II」の限定カラーモデル「MPC Live II Retro」が発表された。発売は2021年春頃の予定。

充電式バッテリー駆動の「MPC Live II Retro」は、MPCのスタンドアローン機としての性能や、最新のMPCワークフローはそのままに、伝統の名機のクラシック・カラーレイアウトを引き継いだ限定モデル。MPCはビートメイキングの世界では他に追従を許さない独自の歴史を持つ人気シリーズ。クラシックなクリーム色のハウジングとグレーのパッドに象徴されるカラーパターンは、MPCのその優れた性能と共に伝説的なカラーリングであり、かつ象徴的な印象を与える。過去から現在に至るまで数え切れないほどのビートメーカーの心に刻み込まれている名機、「MPC60」、「MPC3000」、「MPC2000」の雰囲気を「MPC Live II Retro」で追体験することができる。


インスピレーションを逃したくないプロデューサーのために誕生した「MPC Live II Retro」は、スタンドアローン/バッテリー駆動のMPC。現行のMPC Live IIと同じくステレオモニタリングシステムを内蔵。一から設計されたこのデュアル・ツイーター/ウーファー・スピーカーシステムは音楽制作のプロセス中に流れ出るアイデアをクリアな音質でモニターすることができる。もちろん、内蔵のモニターをオフにしてスタジオ・スピーカーを接続することも可能だ。

「MPC Live II Retro」は、「MPC X」と同じと同じマルチプロセッサーを搭載、現代のMPCに要求されることすべてを実現する。Akai Professionalの象徴的な16パッドで音楽制作が可能。サンプルのシーケンス、編集、チョップを行なう明瞭な7インチ・タッチスクリーン・カラー・ディスプレイ、アイデアを形作る4基のタッチ・キャパシティブ・ノブ、ワークフローをより快適にするために細心の注意を払って配置されたボタンを搭載。扱いやすいUIにより創造性に溢れた音楽制作が可能だ。


3系統のステレオ1/4インチTRS出力 (6モノ)、フォノ/ラインレベル入力、USB/MIDI/Wi-Fi/Bluetooth、4系統のTRS CV/Gate出力を装備し、さまざまな機材を接続、コントロールすることが可能。スタジオの中核として活躍してくれる。プロデューサーとして日々スタジオやステージを行き来するような環境にも最適だ。

新しくなったMPC 2ソフトウェアは、スタンドアローン・モードとコントローラー・モードを搭載。リアルタイム・タイムストレッチ、クリップ・ローンチ機能、コントローラー・モードにおけるVST互換性、Mac/PCでのスタンドアローン使用、DAWとのシームレスな統合といった特徴を備えている。コンピューター・ベースの制作という制限からの自由をもたらすスタンドアローン・モードとDAW中心のクリエイティブな探求を実現するコントローラー・モード、「MPC Live II Retro」とMPC 2ソフトウェアにより柔軟な音楽制作が可能になる。あらかじめAbleton Liveにマッピングされているため、カンタンにLiveとの統合ができるもポイント。MPCの音楽作能力と絶賛されたシンセエンジンが、Ableton Liveのスピーディに扱える直感的なワークフローと融合することにより、音楽制作が手軽になる。

本体には内部ストレージとして16GBのマイクロSDカードを内蔵。このほかストレージ用のSDカードスロット、SSDまたはHDDドライブ接続用の2.5インチSATAドライブベイ、USBメモリー用端子を装備している。

製品情報

◆MPC Live II Retro
価格:オープン(税込市場想定価格 138,000円)
発売日:2021年春頃予定
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