【インタビュー】2.5次元演歌歌謡グループ・最美桜前線、「千本桜」カバー

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ヴィジュアル演歌歌謡歌手の花見桜こうき、最上川司、美良政次による2.5次元演歌歌謡グループ・最美桜前線が「千本桜」をカバーしたミュージックビデオをYouTubeにて公開した。初の“歌ってみた”動画となる本作に寄せて、BARKSに届いたオフィシャルインタビューを掲載する。

◆ミュージックビデオ

──「千本桜」はライブで何度か披露されている曲ですが、どのような経緯で今回YouTubeにて公開することになったのでしょうか。

こうき(花見桜こうき):ライブで歌っている曲ではありますが、オリジナル曲だけではなくていろんな曲をカバーする事で、より沢山の方に最美桜前線のことを知ってもらえたらいいなと思いまして、今回「千本桜」を歌わせてもらいました。イラストとミュージックビデオはオリジナルで作成しています。沢山の人に興味を持ってもらいたいです。

──「千本桜」を歌ってみて感じたことは?

こうき:和ロックの先駆けと言っても過言ではない曲だと思ってます。10年前の曲と思うと、10年経っても色褪せない曲を僕らも作れたらいいなと思ってます。世界観もとても好きなので、いつかこんな衣装でライブができたらいいなと思ってます。

つかさ(最上川司):この曲に出会ってかなり経ちますが、初めて聞いたときにサビのインパクトが半端ないな!と思ったのを覚えています。いろんな方がカバーで歌ってらっしゃるのもYouTubeで見たりして、この曲の持つパワーのすごさを感じました。歌詞も様々な言葉が散りばめられていて、何かわからないけど作者の描く不思議な世界に引き込まれる感覚は今でもあります。不思議な絵本や油絵を見てるようです。大好きな曲です。

せいじ(美良政次):実はこの千本桜は数年前に1度だけセッションイベントで歌ったことがあるんです。その時は早口だし言葉難しいしで覚えることに必死で曲と向き合えてなかったんですね。そして数年ぶりに歌ったんですが新たな発見があるわけですよ(笑)。大正ロマンの世界観に未来的な表現があたかもパラレルワールドへと引きこまれた感じだったり。もし、その様な世界で生きていたらどんな自分で生き抜いているのだろうかと妄想してしまいます。

──歌うときに気をつけた点や工夫した点、難しかった所などありますか?

こうき:3人の個性を出して歌いました、3人歌い方が全然違うのであえて合わせるのではなく、個性を生かした上でどうまとまるかを考えました。

つかさ:ソロの部分は思いっきり自分らしさを出して、3人で歌うところはパワーを出していこうと意識しました。でも出しすぎて一人だけこぶしが回ってしまいました……。オリジナルを何度も聞いて意外と複雑なメロディーなんだなということに気づきました。

せいじ:Bメロがスタッカート気味に歌わなければリズムがペターっとしてしまうので、そこを気を付けて歌いました。あとは全体的に自分らしく歌えたのでかなり満足のいく仕上がりになっております。……あっ!、サビ終わりの語尾を伸ばすところがとても苦戦しました(笑)。

──合いの手で掛け声が入ってますが、これはどなたのアイデアですか?理由もお願いします。

こうき:僕です。ライブでファンの方とより一体感を出せるなと思いました。なので沢山聞いて、いつかライブに足を運んでくれると嬉しいです。

──ライブで歌う時とレコーディングで歌う時の違いはありましたか?

せいじ:一番大きい違いは、2人がとなりに居てくれない事です……。2人が居ないと淋しいので、レコーディングはとにかく孤独との戦いですよ。レコーディング終りの歌データのやりとりがどれ程心のオアシスになった事か(笑)。3人が楽しくていいです!

──千本桜という事で「桜」に関する思い出を教えてください。

こうき:桜は僕の名前にも入っているのですが、とても儚いイメージです。短命だからこそ美しさも感じます。人生みたいなもんですかね。日々後悔なく全身全霊咲いて行けるように常にドキドキワクワクしながら生きたいです。

つかさ:僕はどうしても、自分が高校卒業してすぐに亡くなったじいちゃんを思い出します。地元・山形ではまだその頃桜は咲いてませんでしたが、季節的に桜のイメージなので。家族として孫としてちょっと残念な別れ方だったので桜を見るたびに悲しくなりますね。でも僕らは桜の前線なので、過去のことはバネにしていっぱい桜の花を咲かせていきたいです。

せいじ:お酒ですかねぇ? 一人でもお花見するタイプの人(笑)。広島の実家の庭に桜の木が10本ほどあるのですが、高校卒業記念に母と一緒に植えたんですよ。でもそこでは母と一緒に花見した事なくて、亡くなった父と母の花見の写真を見ては春に実家へ帰らなきゃなぁって毎年のように思っております。

──ミュージックビデオでお気に入りの部分はありますか?

つかさ:止まってるはずの静止画をいとも簡単に動かして一つの映画のように作り上げてしまっているところは、驚きと感動の嵐でした。オケのアレンジもとても華やかで何度歌っても楽しくなってきます。伴奏と絵と歌、まさに三位一体となりました。

こうき:原曲を崩さない世界観に僕らがタイムスリップしたような映像になりました。楽曲だけじゃなくて映像もこだわりを見せれたら何よりです。伴奏と絵と歌、まさに三位一体となりましたPARTⅡ。

せいじ:幾重にも重なり合う画像が素敵にアレンジされた楽曲に相まって、まるで今の状況から抜け出していくかの様な未来を感じ取る様な。偶然にも今の時代に希望掴む映像で勇気の持てる作品に仕上がったのが良かったと思います! そこに3人の個性が重なり合い伴奏と絵と歌、まさに三位一体となりましたPARTⅢ。

──千本桜の歌詞から言葉を抜粋して質問していきたいと思います。「百戦錬磨」とありますが、何か鍛えてる事、磨きをかけていることはありますか?

こうき:扇子回しと津軽三味線は練習してます、あとは体作りは最低限してます。表舞台に立ってる以上は最低限の体力と体型維持はしてたいなと思います。脱いだらすごいよ!

つかさ:自分の作詞、作曲に関することや、センスです。だから何をやるというわけでなく、日頃生きてて眼に映るものや聞こえてくるものから、「曲にいかせないかな?」と常に疑問を持ち続ける感じですかね。あ、あとはコード覚えてます。

せいじ:料理が好きで毎日新しいメニューを考えています(笑)。
実は包丁を研ぐために研ぎ石を買ってしまいました!磨きをかけるところ間違ってますよね……?

──「大胆不敵」とは度胸がすわっていて、まったく恐れないという意味ですが、逆に恐れる、怖いものはなんですか?

こうき:深いこと言いますが人間です。ゴキブリはいい奴らです。

つかさ:ゴキブリです……。

せいじ:お化け。

──「光線銃」とありますが自分だけの武器があるとしたら何ですか?

こうき:僕という存在です。

つかさ:自分的にはすごい困ってる事なんですが、聞き間違い。なぜか身内に面白がられます。

せいじ:絵が得意なんですが、武器になるかというと……。

──音源の演奏のドラムはつかささんが叩いたものですか?

つかさ:叩いてません(笑)。歌手の時は歌に没頭したいですので。でも最美桜前線のステージで叩くようなことがあっても面白いかもしれないですね。

──ファン「さくらっ子」の皆さんと今後どんなことをやっていきたいと考えてますか?

こうき:先ずはライブをしたいですが、オリジナルのみでライブをしたいので。生でライブするのは全曲オリジナルで埋め尽くされた時だ! あとは桜満開の野外でライブをやりたいですね。

つかさ:正直いうと、結成したばかりともあってまだファンの方達がひとつになりきれてない感じがあります。それは確かに最初は仕方のないことですが、小学校から中学校にあがる時みたいな、馴染めるか不安だけど新鮮さもある状況だと思うので、そこを大事にしながら、さくらっ子さん達と絡めるようなことがやりたいですね。

せいじ:心がほぐれて一緒に手を叩いたり、一緒にコールアンドレスポンスができて会場が笑顔でひとつになるような。そんなライヴをさくらっ子達と一緒に作っていけたら嬉しいです!

──最後に読者にメッセージをお願いします。

こうき:まだ生まれたてのグループですが、何にでもなれるし何でもできることが強みだ! 自分がこれと思ったものを遠慮なくみんなにぶつけるんで覚悟しておいてください。……ってか心殺してたら死んでるのと同じなんで遠慮なく生きてこうぜ! それが無理なら俺がやってやる!

せいじ:最美桜前線は新曲の発表や活動に新しい試みを進めています。だからこそ、今立たされている状況下でも常に前へ前へと歩みを止める事なく進む事ができているのだと思います。全国へ笑顔の花を満開に咲かせるためにグループ名を最美桜前線と名付けています。少し早いですがみんなで春先取りで、笑顔の花満開にしませんか? 僕たちと一緒に「千本桜」を咲かせましょう!

つかさ:ヴィジュアル系演歌歌謡のグループ、最美桜前線は他にないジャンルで独創性があります。その分なかなか認めてもらえない部分もありますが、だからこそ面白みがありあます。ここからどうやって上り詰めていくか。僕たちと一緒に試行錯誤しながらてっぺんを目指しましょう。コロナもあってこんな時代ですが絶対蒔いた種は咲きます。信じましょう! そして「千本桜」という素敵な曲で一緒に歌おう、踊ろう!


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