アレックス・ヴァン・ヘイレン「バンドとデイヴの橋渡し役がプロデューサーだった」

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『Modern Drummer』誌が最近出版した『Legends』シリーズに、アレックス・ヴァン・ヘイレンがプロデューサーの役割とデイヴィッド・リー・ロスの特性について語った部分が掲載された。

『Modern Drummer Legends:Alex Van Halen』では、1983年、1993年、2008年に『Modern Drummer』誌で取り上げたアレックスの特集記事および、昨年8月に行なったインタビューをフィーチャーしている。

その中で、プロデューサーの重要性について問われた彼はこう答えている。「その一部は、バンドとデイヴの衝突に関連している。全て上手く行っていた要因の1つは、僕らのバックグラウンドが正反対だったところにある。デイヴはボードビルで、エドと僕はクリームやレッド・ツェッペリン、ブラック・サバスに由来していた。この奇妙な調和が、おかしなことに上手く行ったんだ。でも、橋渡しが必要だった。でなければ、僕らは何もできなかったと思うよ」

「 “友は近くに置いておけ、だが敵はもっと近くに置いておけ”ってことわざがある。要するに、“いいよ、君の曲を聴こう。でも、僕はそれを自己流でやる。最後には、君が口ずさんでいたものとは全く違うものができるだろう”ってことだ」

そして、サミー・ヘイガーについて「素晴らしいリズムのセンスともちろん、あの声を持つ」と発言したのに続き、「デイヴはむしろ詩人だった。クリエイティヴで、90%はガラクタだが10%にはそれだけの価値がある」と語り、「僕らは一緒に成長した」が、「あいつはどの惑星から来たのか?」と思うことが度々あったという。

アレックスは、エドワードの死後インタビューを受けておらず、弟への想いはまだ語られていない。

Ako Suzuki
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