レゲエ界のパイオニア、バニー・ウェイラー、死去

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レゲエ界のレジェンドの1人、ザ・ウェイラーズのオリジナル・メンバーだったバニー・ウェイラーが3月2日、73歳で亡くなった。

◆バニー・ウェイラー画像

ジャマイカ、キングストンに誕生し、ボブ・マーリーと兄弟のように育ったウェイラーは、ピーター・トッシュと出会い、3人は10代のとき、ザ・ウェイラーズの前身となるThe Teenagersを結成。バンドはその後、ザ・ウェイラーズに名前を変更し、1963年にレコーディングした「Simmer Down」がジャマイカのチャートで1位を獲得するヒットとなり、1965年にファースト・アルバム『The Wailing Wailers』を発表した。

70年代になると、国際的な人気を得て、「Stir It Up」「Get Up, Stand Up」「I Shot The Sheriff」などの名曲を生み出したが、方向性の違いからウェイラーは1973年にバンドを脱退。彼は後に、「名声は創造性の敵」と話していた。

脱退後はソロ活動を始め、90年代に『Time Will Tell - A Tribute To Bob Marley』(1990年)、『Crucial! Roots Classics』(1994年)、『Hall Of Fame - A Tribute To Bob Marley's 50th Anniversary』(1996年)で3度グラミー賞最優秀レゲエ・アルバムを受賞している。

2018年に脳卒中を起こしたと伝えられた。『The New York Times』によると、ウェイラーは火曜日(2日)、ジャマイカ、キングストンの病院で息を引き取ったという。

Ako Suzuki

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