プリティ・メイズのロニー・アトキンス、がんとの闘病を語る

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昨年、ステージ4のがんだと診断されたことを公表したプリティ・メイズのロニー・アトキンス(Vo)が、これまでの経緯や現状について語った。

アトキンスは2019年に肺がんを患い、治療を受け良くなったように見えたものの、翌年(2020年)春、がんが広がっているのがわかった。

アトキンスは『Kaaos TV』のインタビューで、肺がんと診断されたときから現在に至るまでの経緯を語った。「症状はあった。背中や肩に痛みを感じてた。でも、15年、20年そんな状態だったから、神経か何かを痛めたんだと思ってた。で、医者に診てもらったんだ。彼も僕と同じように考えてた。でも、1988年、僕が22歳の時に亡くなった母が似たような症状だったから、なんか嫌な予感がした。それで、念のためX線を受けたいって言ったんだ」

「そしたら2時間後、医師から連絡があり、肺の上部に何かを見つけたって言われた。その後、CTスキャンやPETスキャン、気管支鏡検査なんかを受け、簡潔に言うと、がんだった。2019年9月に手術を受けたんだ。それから5~6週間して、化学療法を3ヶ月に放射線治療も受けた。化学療法で具合悪くなることはなかったけど、手術の痛みが続いた。だからモルヒネ使ってた時期もあり、しんどかった。それで2月(2020年)、(治療後)初めてのスキャンで、“いい感じだ。治ったんじゃないかと思う。もちろん、この先5年間は検査していかなければならないが”って言われた。でも、それからたった6週間後、検査に行ったら、がんが肋骨などの骨に広がっているのがわかったんだ。今回は深刻だった。ステージ4だと診断されたからね」

「僕はそのとき、しばらくパニックになった。準備ができていなかったんだ。考えが甘かった。当然、がんが再発する可能性はあるんだ。でも、こんなに早いとは。以来、放射線治療や免疫療法を受けてる。かなりいい感じなんだよ」

ステージ4だと告げられたときはショックだったが、現在は「1年が経ち、僕はまだここにいる。いまでも元気だ。ポジティブでいないと」と考えているという。

アトキンスは混乱が収まると、自分を憐れむのではなく、自らを奮い立たせ、目標を定め、夢を追いながら生きることを選び、ソロ・アルバムを制作した。そのアルバム『One Shot』が今週金曜日(3月12日)にリリースされる。

Ako Suzuki
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