ハラミちゃん、ストリートピアノ設置イベントで嵐の名曲メドレー披露

ポスト

ハラミちゃんが10月4日(月)に開催された<渋谷マークシティ ストリートピアノ設置記念イベント>に登場した。

◆イベント画像

渋谷では、東急文化会館を筆頭に、音楽をはじめとするカルチャーを発信してきた。渋谷マークシティも、ランドマークとしてカルチャーの発信を20年見守ってきたという歴史がある。しかしコロナ禍による外出自粛の影響で、昨年からマークシティと接点を持つユーザーは減少。このような状況下で、再び音楽の力で渋谷を盛り上げたいという思いから、ストリートピアノが渋谷マークシティのリニューアルを記念して、ウエスト 4階のアベニュー広場に設置された。

そのピアノの第一奏者としてハラミちゃんがピアノの前に座り、一曲目にYOASOBI の「夜に駆ける」を披露した。疾走感のある楽曲が、ハラミちゃんならではのアレンジでリズミカルでドラマチックな雰囲気に変化。わずか数小節の演奏で、通勤中の人たちも思わず足を止め、マークシティの広場は一転してコンサート会場に。ピアノの前には人だかりができ、最後の一音が響いたあとは大きな拍手が起きた。


続いてはハラミちゃんが自ら観客に問いかけ、一番先頭にいた女性が思い出の曲として嵐の「Love so sweet」をリクエスト。ハラミちゃんは演奏しながら後ろを振り返り、女性と何度もアイコンタクトをとると、そのまま二宮和也のソロ曲「虹」や大ヒットナンバー「Happiness」など、次々と嵐の曲をメドレー形式で披露。演奏後には「頭に思い浮かんだままの即興だった」と語っていた。

その他、エド・シーランの「Shape of You」などで会場を沸かせ、約20分の演奏が終わる頃には、通勤時間とは思えない人だかりが。ハラミちゃんはお客さんに一礼し、笑顔で場を後にした。

設置されたストリートピアノは、現在一般開放されており、誰でも演奏することが可能だ。

   ◆   ◆   ◆

──本日のイベントに向けて、どのように練習しましたか?

ハラミちゃん:特別な練習はしていません。ストリートピアノのときはいつもそうなんです。その場のリクエストやコミュニケーションのなかで弾くことが多いので、あえて練習しないで、その場の雰囲気に合わせてテンポやアレンジを変えています。

──本日イベントにて披露された曲はどのように決めましたか? 選曲に込めた意図、思いなどをお聞かせください。

ハラミちゃん:最初は誰もが知っているヒット曲がいいかと思い、1 曲目は「夜に駆ける」を演奏させていただきました。あとは決めずにその場のリクエストを募りました。思い出の曲ということで、一人の女性の方から嵐さんの「Love so sweet」をご要望いただいたので、その曲を。振り返るとその方がとても嬉しそうにされていたので、もっと弾きたくなってしまって(笑)、その方の推しである二宮さんのソロ曲や嵐さんの歴代の名曲を弾かせていただきました。こうした一期一会がストリートピアノの醍醐味だなと思います。

──渋谷マークシティに来ることはありますか? 渋谷やマークシティにまつわるエピソードがあればお聞かせください。

ハラミちゃん:私は渋谷のデパ地下を巡るのが好きで、マークシティにもよく来ます。美味しいものを探そうと思ったら“マークシティに行けばある!”という感じです。私のなかでマークシティに行く、イコール、お腹が空いているというイメージ(笑)。

──6月にはYouTubeデビュー2 周年を迎えられましたが、どのような2年間でしたか?

ハラミちゃん:この2年間で自分の想像を大きく超える、活動の幅が広がりました。こうした生き方ができていることが今でも不思議です。もともとは自分を元気づけるために始めたピアノでしたので、決して有名になろうと思っていたわけではなく。振り返ってみて今でも実感が追いつかないままです。いつかは追いつくのかな、と2年間思っていたのですが、まだ追いつかない。もしかしたらこのままずっと追いつかないのかもしれません。

──3年目の目標、意気込みをお聞かせください。

ハラミちゃん:“目標を持たないこと”をあえて目標にしています。目標を持ってしまうと、自分の本当の笑顔から少しずつズレていってしまう気がして。あえて今は具体的な先を見定めていません。でも、ピアノが好きな人を少しでも増やしていきたいという活動の軸があるので、そこは忘れずにフラットな気持ちで前を向いていきたいです。

──今後挑戦してみたい仕事はありますか?

ハラミちゃん:最近は「ハラミちゃんを観てピアノを始めました」というお子さまがすごく多くて。ストリートピアノでも、私と同じように帽子とポシェットを身につけて演奏している子どもたちを見ると、子ども向けの、子どもたちが笑顔になるイベントみたいなものをできたらいいのかな、と思います。
◆ハラミちゃん オフィシャルYouTube チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報