KORG、ソフトウェア・シンセサイザー「wavestate native」を発売
KORGから、伝説のシンセシスを過激にリアレンジし、新たにMacとWindowsに対応したソフトウェア・シンセサイザー「wavestate native」を発売した。
Wavestationは、サンプル波形が刻々と変化し、かつてないサウンドを実現するウェーブ・シーケンスを世界に発信した伝説のシンセサイザー。今回発売されるwavestate nativeは、ハードウェアのwavestateシンセサイザーと完全互換のソフトウェア。つまりハードウェアとソフトウェアの間でシームレスにサウンドを交換することが可能。DAWでwavestate nativeを使って制作し、ステージではwavestateを使って同じサウンドを再生することができる。ハードウェアの直感的なインターフェイスでサウンドを作成し、コンピュータベースの共同制作者と共有。さらにハードウェア向けに用意されているサードパーティ製サウンドおよびサンプル・ライブラリを使用することも可能だ。
wavestate(ハードウェア)ユーザーには、wavestate nativeへクロスグレードができるパッケージが用意されており、wavestate Sound Editor/Librarianからクーポンコードを入手して、KORG Shop にてwavestate nativeを特別価格¥4,900で購入することができる。
ウェーブ・シーケンシング2.0では、タイミングとサンプル、そしてメロディ(ピッチ)を別々のトラックに分離したので、それぞれを個別にコントロールできる。また、シェイプやゲート・タイム、ステップ・シーケンサー・バリューといった新たな要素も追加。このそれぞれを「レーン」と呼び、各レーンは別々のステップ数をはじめ、スタートやエンド・ポイント、ループ・ポイントを設定できる。
ノート・オンでシーケンスがスタートし、各レーンからの情報でサウンドが構成される。サンプルは別々のデュレーション、ピッチ、シェイプ、ゲート・タイム、ステップ・シーケンサー・バリューで発音する場合もある。また、各レーンのスタートやエンド、ループ・ポイントをベロシティやLFO、エンベロープ、Modノブなどのコントローラーで個別にモジュレーションさせることもできる。これにより、コードの各音が別々に変化していくサウンドも作り出すことができる。
また、リアルタイム・コントロールで各レーンのステップの順序をランダム化させることも可能。さらに、0~100%のプロバビリティをモジュレーションすることにより、ステップをランダムにスキップさせることもできる。こうして得られるサウンドは、リアルタイム・コントロールで刻々と変化するオーガニックなものになる。また、4系統のアルペジエイターでウェーブ・シーケンスを変化させることもできる。
wavestateまたはwavestate nativeで作ったサウンドは相互で共通して使用することができ、ハードウェアとソフトウェアの垣根を超えて、そのサウンドの魅力をさまざまな環境で楽しむことができる。サウンドの交換はwavestateサウンド・エディター/ライブラリアンを経由して行う。
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