【ライブ+機材レポート】Rest of Childhood、ツアー<TORQUE>完遂「届くまで諦めないから」

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■<Tour 2021 “TORQUE”>
■鉄壁トリオのステージ上へようこそ

全3本の横名阪ツアー<Tour 2021 “TORQUE”>は、ベーシストu:zo正式加入後の初ツアーであり、Rest of Childhoodサウンドの最新形が披露される場所でもあった。Takuya曰く、「エンジンみたいなイメージですね。3人でギアを変えて推進力=トルクを増していくっていう。まだコロナによる制限はあるかもしれないけど、ライブハウスの、ロックバンドの、ライブを取り戻すという決意です」というステージには、その心意気と同時に、3人個々のサウンドに対するこだわりが詰まっていた。ライブ機材にはアーティストの個性が表れる。前ページのリハーサルレポートでも現在の彼らが求めるサウンドについて触れたが、ここではステージにセットされていた楽器ひとつひとつをピックアップしてお届けしたい。

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▼【HAL──GUITAR編】

▲Fender Jazzmaster (写真左)/Gibson Les Paul Standard Gold Top (写真右)

フラミンゴピンクのジャズマスターはu:zo所有ギターだが、HALがその音色を気に入って使用。薄いピンクの桜色は、“HAL(春)カラー”と命名されていた。ブリッジは購入時からチューン-O-マチックタイプが搭載されていたとのことで、u:zoの言葉通り、楽器店オリジナルモデルだと思われる。ゴールドトップのレスポールは、Rest of Childhood始動時から使用しているもの。ギタリストとして「No Use For A Nameのトニー・スライががひっかかってた」ことで入手。ステッカーは日々増殖しているようで、トグルスイッチあたりのステッカーデザインはThe Wildheartsのジンジャーの影響だとのこと。なお、ハムバッキングのパワーを要求される曲でゴールドトップ、シングルコイルのソリッドさを求められる曲でジャズマスターを使用。いわゆるジャズマスターから想像されるサウンドよりもファットなトーンがHALの歌声にベストマッチしていた。



▲Fender Acoustics T-Bucket 300CE QT TBL (写真左)/SHURE KSM8B (写真右上)/ORIGINAL PICK (写真右下)

キルテッドメイプルの木目が美しいトランスブルーのフェンダーアコースティックT-Bucket 300CE QT TBLは「Winter Song」で使用されたエレアコ。マイクはSHUREのボーカル用ダイナミックマイクKSM8B。マイクスタンドにセットされたピックは、今回のツアーで初登場したMASTER 8製オニギリ型のオリジナル。



▲FOOT PEDAL

ギターからの信号は、BOSSのボリュームペダルFV-30H、BOSSのクロマチックチューナーTU-3、eVAのインピーダンスセレクトモデルSound Stabilizer vII "SS-2I"を経由して、MXRのオーバードライヴM77 Custom Badass Modified O.D.、weed RAT MODディストーション、BOSSのコーラスCE-3へ。ちなみにアンプはクリーンにセッティングしており、コンパクトエフェクターで歪ませている。weed RATはファズ的に使用しているとのことだ。なお、エフェクトボードの外にはVFEのディストーション Dark Horse Hard Edgedも準備されていた。



▲AMPLIFIER

アンプはマーシャル1959 MK IIスーパーリード100Wだ。裏パネルにプレゼンスが増設されているほか、そのモディファイはeVAによるもの。ちなみにチャンネルリンクはさせていない。



▲AMPLIFIER

スピーカーキャビネットはマーシャル1960A。4x12″スピーカーを搭載している。ちなみにこのスピーカーキャビネットの裏側にはバックアップ用のマーシャルアンプも用意されていた。

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▼【u:zo──BASS編】

▲Fender Jazzbass (写真左)/Fender Jazzbass (写真右)

バーガンディミストのマッチングヘッドが美しいジャズベースは、u:zoが18年〜20年ほど前から使用しているモデル。もともとレリックだったとのことだが、2つのピックアップ中間部の塗装の剥がれは、フィンガーピッキングの際、弦を弾いた指が当たることによって削れたもの。u:zoのプレイが染み込んだベースだと言い換えることもできる。写真右のダコタレッドのジャズベースはピック弾き用。こちらもピック傷が風合いを醸し出している。ちなみにu:zoもHAL同様、このツアーからMASTER 8製のオリジナルピックを使用。



▲Ibanez Upright Bass UB804

「Winter Song」で使用されたIbanez製のアップライトベースUB804。通常のアップライトベースとは異なり、一般的なエレキベースのスケールである34インチを採用しているので、エレキベースからの持ち替え時にも違和感が少ない。弓(アルコ奏法)でも指(ピチカート奏法)でも演奏が可能だ。



▲FOOT PEDAL

ベースからの信号は、tcエレクトロニックのアナログバッファーBonaFide Bufferを経由して、プロヴィデンスのプリアンプDUAL BASS STATION DBS-1、VivieのコンプレッサーFenneCompへ。コルグのチューナーPitchblack PB-01は DBS-1のチューナーアウトに接続。サンズアンプのプログラマブルBASS DRIVER DIは歪み用としてセット。WARM AUDIOのファズFoxy Tone Boxは、XOTICのエフェクトループX-Blenderからループさせ、原音とファズ音をブレンドしている。ジムダンロップのクライベイビーミニベースワウCBM105Qは「Windmill」等で使用。



▲AMPLIFIER

アンプはメサブギーのサブウェイD-800。出力800WのクラスDパワーアンプや多彩なコントロールを軽量コンパクトな筐体に収めたヘッドだが、サウンドメイクはほぼプロヴィデンスのDBS-1で行っているとのこと。ちなみに同アンプはアンペグのスピーカーキャビネット810Eの上にセットしていたが、スピーカーからは出力しておらず、ライン出力。ステージの中音はEVのモニターから返している。


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▼【Takuya──DRUMS編】

▲ドラムセットはこの日、ライブハウス常設のものを使用。ペダル類のみTakuya愛用のハードウェアを持ち込んで対応していた。以下に紹介するドラムセットは別公演時に撮影したTakuya自身のメインドラムセットだ。


▲YAMAHA Live Custom Hybrid Oak

ハイブリッドシェル構造を持つライブカスタムハイブリッドオークは、オーク材特有の硬くファットなロー成分に加え、フェノールシートという別素材をオーク材で挟み込むようにレイヤーすることで、立ち上がりのスピード感と抜けの良さを目指したキットだ。Takuya曰く、「ロックをはじめ、大音量の音楽との調和力が高いと感じています」とのこと。オーク材特有の木目を活かした高級感のあるフィニッシュもクール。



▲YAMAHA Live Custom Hybrid Oak

セット構成は、1バス(22"×16")、2タム(10"×7", 12"×8")、1フロア(16"×15")。スネアは「Rest of ChildhoodにはRogers Dyna-Sonicをレコーディングからライブまで一貫して使用しています」とのこと。シンバルは主にジルジャン社のAカスタムシリーズ。なお、「Winter Song」のアコースティックパートのみ、右手でスレイベルをプレイしていた。



▲FOOT PEDAL

バスドラペダルはYAMAHA製DFP9500D。ダイレクトドライブタイプのツインペダルだ。ビーターはフェルト面とウッドビーターの感触に近いプラスチック面の2WAYタイプで、右足はフェルト面、左足はプラスチック面を使用している。ハイハットスタンドはYAMAHA製HS1200。

取材・文◎山本弘子/梶原靖夫(BARKS編集長)
撮影◎梅本陽子(NEKOMUSUME)

■<​Tour 2021 “TORQUE”>12月24日(金)@神奈川・新横浜New Side Beach!!!セットリスト

01. Eventide
02. 蛇口
03. Lamp
04. Blank
05. Be the Man
06. Today
07. 通り雨の歌
08. 虹
09. Purple Stars
10. Winter Song
11. Windmill
12. MILK
13. Jetlag
14. 春が来る
encore
en1. Theater16
en2. アフタースクール
W encore
en3. Lamp
en4. シュレッダー

■<Spring Tour 2022 "Back On Track">

3月19日(土) 千葉 LOOK
open17:00 / start17:30
3月25日(金) 福岡 UTERO
open18:30 / start19:00
3月26日(土) 熊本 NAVARO
open17:00 / start17:30
4月02日(土) 栃木 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya 2/3 (VJ-4)
open17:00 / start17:30
4月08日(金) 京都 MOJO
open18:30 / start19:00
4月09日(土) 岡山 PEPPER LAND
open17:00 / start17:00
▼チケット
4,000yen(税込 +1Drink)
※全自由
※本先行受付は抽選受付になります
​【抽選エントリー期間】
2021/12/26 (日) 20:00~2022/1/10 (月) 23:59
https://eplus.jp/restofchildhood22hp/


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