スーパーオーガニズム、2ndアルバム『World Wide Pop』から新曲「crushed.zip」発表

Photo by Jack Bridgland

2ndアルバム『World Wide Pop』を7月15日にリリースするスーパーオーガニズムが、アルバムから新曲「crushed.zip」を発表した。

彼らの代名詞とも言えるユニークなサウンドエフェクトやコーラスはそのままに、よりメランコリックなメロディーが強調された楽曲。メンバーのハリーは、この曲について「この曲は、アーティストであることから生じる不安や孤独にまつわる音楽の旅で、結局のところ最高って話なんだ」と語り、「カニエやエリオット・スミスのことをよく考えていたんだ（いつもそうなんだけど）。本当に憂鬱でパーソナルな曲だけど、最高に不愉快でポップなパッケージングにしたかったんだ。スチュアート・プライスのプロダクションが、この曲のレベルを引き上げてくれたんだ」とオロノと補足する。

なお本ミュージックビデオは、これまでに公開された楽曲「It’s Raining」と「Teenager」と同様、映像作家のAEVAが手がけている。



現在はオロノ (Orono)、ハリー (Harry)、トゥーカン (Tucan)、ビー (B)、ソウル (Soul) を中心に活動している彼らだが、今作には国際的なコラボレーターが多数参加。バンドの親しい友人であり、以前ツアーも共にしたCHAIとフランスのシンガーソングライター、ピ・ジャ・マ (Pi Ja Ma)、オロノにとって長年のアイドルだというペイヴメントのスティーヴン・マルクマス、UKのオルタナティヴ・ヒップホップ・アーティストでラッパーのディラン・カートリッジ、そして日本からはもう一人、以前から親交の深い星野源が参加。星野源とスーパーオーガニズムは、星野源が2019年にリリースしたEP作品『Same Thing』の表題曲でもコラボレートしている。

2ndアルバム『World Wide Pop』は、CD、LP、カセットテープ、デジタル/ストリーミング配信で7月15日(金)に世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録(後日詳細発表)され、歌詞対訳と解説書が封入される。LPフォーマットは、ブラック・ヴァイナル仕様の通常盤とゴールド・ヴァイナル仕様の限定盤、そして日本語帯・解説書付の限定盤(ゴールド・ヴァイナル仕様)で発売され、国内盤CDと日本語帯付限定盤LPには、オリジナルTシャツ付セットも発売される。

なお、スーパーオーガニズムは＜FUJI ROCK FESTIVAL ‘22＞への出演も決定している。