【インタビュー】津吹みゆ、DAM CHANNEL演歌6代目MCに就任「挑戦できることに感謝」

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全国の配信カラオケDAMで、カラオケ演奏の曲間にお届けしている「DAM CHANNEL演歌」。演歌・歌謡ジャンルのアーティストをゲストに迎え、歌やトークなどが楽しめるこの情報コンテンツの6代目MCに、演歌歌手の津吹みゆが就任した。今回はMCを務めるにあたっての心境や各コーナーにまつわるエピソードの他、インタビュー後半では10月26日リリースの新曲「女の嵯峨野路」についても語ってもらった。

■出演してくださる方、ご覧いただいている皆さんが楽しめるように
■自分も楽しまなきゃ伝わらないなって


──DAM CHANNEL演歌6代目MCに就任されたお気持ちを聞かせてください。

津吹みゆ:とても嬉しかったです。私はいつも、一人でカラオケに行って歌練習をするんです。1回行くと2時間から2時間半くらい歌うんですが、合間に必ずDAM CHANNEL演歌が流れるので、始まるとついついじっと見ちゃうんですよ(笑)。もともとカラオケもDAM CHANNEL演歌も大好きだったので、MCのお話をいただいた時は本当に嬉しく思いました。

──5代目の城之内早苗さんから引き継ぎされたわけですが、MC交代式はいかがでしたか?

津吹みゆ:あまり記憶がないくらい、緊張しました(笑)。城之内さんに対して失礼のないようにお話ししないといけないなとか、これからずっとお世話になるスタッフの方々がたくさんいらっしゃったのでちゃんとしなきゃなとか、みなさんに対しての緊張もあって。あとは、金のマイク(※MC交代式でバトンとして受け取る金のビッグマイク)の重みですね。これはもう、責任の重みだなと思ってドキドキしました。

──YouTubeの日本クラウン演歌歌謡曲チャンネル「カラオケルーム~延長しますか?」のMCやラジオ大阪「土曜クラウン劇場 みゆ×てつ」のパーソナリティーもやっていらっしゃるから、おしゃべりはお得意ですよね。

津吹みゆ:おしゃべりをするのは大好きなんですが、話の組み立て方やどういう風に言ったら伝わりやすいかなとか考えるのはあまり得意ではないので、やっぱり不安はありました。


──でも、ご自身のキャラクターを活かせる場がまた一つ増えるのはきっと嬉しいことでもありますよね。

津吹みゆ:そうですね。みなさんの目に触れる場を少しでも多く与えていただけるのは、すごくありがたいなと思います。私自身、どちらかというと殻にこもってしまうタイプで、なかなかオープンに自分を出せないんです。普段は大先輩に対して「おはようございます、よろしくお願いします」という挨拶くらいしかできないんですが、このような機会をいただけることで、貴重なお話をたくさん伺うことができています。とてもありがたいことだし、本当に幸せなこと。自分にとっての財産だなと思っています。

──そういったトークの時は、どんな気持ちで臨まれているんですか?

津吹みゆ:スイッチを入れるというか、その空気に身を任せるというか。せっかく先輩とご一緒できるんだから、この場を一緒に楽しもうっていう感覚になっている気がします。ここまできたら、楽しめ私!みたいな(笑)。カメラの向こうに、楽しみに待ってくださっている皆さんがいらっしゃると思うと、中途半端なことをしたら失礼ですしね。出演してくださる方、ご覧いただいている皆さんに楽しんでいただくためには、自分も楽しまなきゃ伝わらないなって最近は思うようになりました。

──ではコンサートなどの場合はいかがですか?日本各地を回られて、その土地の話題などもMCでは生きてきますよね。

津吹みゆ:先輩方は本当にすごいなと思います。ステージ袖から見ていても、聞いていても、心地よいし楽しいんですよね。いつも勉強になります。私もいろんな場所に行かせていただくんですが、事前に調べるだけではなく、実際に地元の方々とお会いしてお話をしたりして、会場に来てくださる皆さんと一緒に楽しめるようにということを心がけています。お互いが置いてきぼりにならないように、この時間を楽しく共有できるように、なんとかしたいなっていう気持ちがあるので。

──スマホの中にはない、本当の情報がありますよね。

津吹みゆ:そうなんです。地元の皆さんの口から直接聞くことって、すごく心にも残りますし。私はかなりの人見知りなんですが、気持ちにスイッチを入れて、なるべくたくさんお話を聞くようにしています(笑)。

──人見知りなんですか?全くそんな風には見えません(笑)。

津吹みゆ:めっちゃ人見知りです(笑)。もっといろんな方とお話をして、直さなきゃいけないなと思っているんですけど。

──DAM CHANNEL演歌の収録も始まりましたから、そうも言っていられないですね(笑)。

津吹みゆ:そうなんですよ。でも、収録は本当に楽しいんです(笑)。先輩方とお話ができることも楽しいし、スタッフの皆さんがとても可愛いセットを作ってくださったので、すごく楽しんでやらせていただいています。城之内さんの時とはまた違う、ヨーロッパ風のメルヘンチックなセットですごくワクワクするんです。私自身、アンティークの小物とかちょっとヨーロッパ的な雰囲気のものがすごく好きなので、セットの小物を持って帰っちゃおうかなとか(笑)、逆にうちにある小物を持ってきちゃおうかなとか、そんな冗談も飛び出すくらい毎回楽しんでいます。

──そんな素敵なセットの中に、なんと魔法使いも登場しているようですね。(YouTubeのカラオケDAM公式チャンネルで見られる「魔法使いみゆ秘密の手鏡」コーナー)

津吹みゆ:はい(笑)。私はもともと宝塚歌劇団が大好きなんですが、スタッフさんと色々話す中で「じゃあ、魔女とかやってみる?」みたいなことになって。思い切り演じながらコメントする感じが楽しいんですよね。


──ちなみに、本当に魔法が使えたら何がしたいですか?

津吹みゆ:家を出します(笑)!

──まず家ですか(笑)。

津吹みゆ:だって高いじゃないですか(笑)。魔法でポーン!と目の前に出てきたらいいですよね。しかも、宙に浮いた家にします。そしたら、固定資産税とかの問題もどうにかなりそうだから(笑)。

──ずいぶん現実的な話になってきました(笑)。DAM CHANNEL演歌には、他にもみゆさんこだわりのコーナーがあるんですよね。

津吹みゆ:戦場カメラマンの格好をして、写真を撮ったりしています。もともと写真を撮るのが好きなんですっていうお話から、じゃあ戦場カメラマンっぽいジャケットを着てD-PUSH!の方の写真を自分で撮るのはどうですかって。私の好みも聞いてくださって、そこからより良いものになるように作ってくださっているので、スタッフの皆さんには本当に感謝ですし、一緒に頑張っていきたいなって気持ちが強くなりました。

──では改めて、6代目MCとしての意気込みや抱負などを聞かせてください。

津吹みゆ:結構しっかりしているように見られるんですが、全然しっかりしていないし、おっちょこちょいな部分が多いんですね。「それはそれで、みゆちゃんぽくていいんじゃない?」って思ってもらえたらいいなというか、DAM CHANNEL演歌の空気感そのものが、出演していただく皆さんも、ご覧いただく方も、そして私自身も、ありのままでいられるようなものになっていったらいいなと思っています。

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