【ライブレポート】UNCHAIN、1年ぶりのBlue Note Tokyo公演「最高のグルーヴでした」

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UNCHAINが11月3日に東京・Blue Note Tokyoにてワンマンライブ<UNCHAIN -Ride On Blue- 26th Sessions>の1部と2部、2公演を開催した。

◆ライブ写真

UNCHAINは、2021年11月に同会場にてワンマンライブを行なっており、今回が2度目の出演となる。今回はコーラスに多和田えみ、中ノ森文子、キーボードにdonnyが参加したスペシャル編成でのライブとなった。

Blue Note Tokyoの大人な雰囲気の中、シックなセットアップに身を包んだUNCHAINとゲストミュージシャン達が客席後方より登場すると、会場からは大きな拍手が起こる。


セッティングで会場が一瞬静まり、「Fresher」でライブがスタートする。冒頭から、谷川正憲(Vo,G)の歌声とゲストミュージシャンのコーラスがシンクロし、心地良いミュージックが会場を包み込んでいく。続く「Movin' My Soul」では、谷浩彰(B)と吉田昇吾(Dr)から生み出される優しくも芯に響くグルーヴで極上のムーディーな空間が醸成される。


谷川が「Blue Note Tokyoにようこそ。ぜひ楽しんで行ってください」と挨拶をした後、深海に誘われるようなアンビエントな「Not Too Late」をグルーヴィに仕上げて届ける。次のUNCHAIN中期の名曲「Life Is Wonder」では、深海から急浮上させるかのようにハッピーな音律が会場の隅々まで浸透し、観客の体はリズムに合わせて自然と揺れていた。

中盤に差し掛かった「2 late 2 luv」では、UNCHAINの演奏とdonnyの鍵盤の音色が溶け込み、谷川のボーカルとコーラスが極上のハーモニーを生み出し、スペシャル編成でしか味わえない贅沢な音楽で観客からは笑みが溢れていた。


「改めましてUNCHAINです。僕らがバンド結成したのが中学生で、気がつけば今年で26年。そんな僕たちがBlue Noteに立たせていただいております。恐悦至極です」と話した後、楽曲アレンジを堪能できるカヴァーコーナーに突入する。多和田えみ、中ノ森文子、谷川正憲という3人のボーカリストの共演が光った「MR.TAXI」、UNCHAINと相性抜群の椎名林檎楽曲「キラーチューン」と立て続けにパフォーマンス。間をおかず、先日来日公演を開催したばかりのブルーノ・マーズの「That's What I Like」をバンドバージョンで披露し、スピッツの名曲「ロビンソン」で会場を一体化させた。


ライブ終盤は、まさに“UNCHAINワールド”が空間を支配する。「Quarter」では、谷川の伸びやかなボーカルが会場に響き渡り、稀代のボーカリストの実力を魅せつけ、「Libyan Glass」では楽曲をしっとりと魅惑的に聴かせ、テンポ良くアッパーな「Don't Need Your Love」で踊らせた。そしてラストは代表曲「make it glow」で締めくくり、公演の幕を閉じた。ラストに、谷が「最高のグルーヴでした。ありがとうございました。また会いましょう。ピース!」と観客への感謝を伝え、ステージを降りた。


写真◎ヤマダマサヒロ

セットリスト

1. Fresher
2. Movin' My Soul
3. Not Too Late
4. Life Is Wonder
5. 2 late 2 luv
6. Mr.TAXI
7. キラーチューン
8. That's What I Like
9. ロビンソン   
10. Quarter
11. Libyan Glass
12. Don't Need Your Love
13. make it glow

ライブ情報

<FACE IT!!>
2022年11月22日(火)@福岡・LIVE HOUSE OP's
出演:BRADIO、UNCHAIN

<CAVE -BE 22th ANNIVERSARY- DAY 3 ->
2022年11月23日(水祝)@広島・CAVE-BE
出演:UNCHAIN
※ストリーミング配信あり

◆UNCHAIN オフィシャルサイト
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