【ライブレポート】DIALOGUE+、「このツアーを通して8人の絆をより実感しました」

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DIALOGUE+が、全国6都市を巡るZeppツアー<DIALOGUE+ Zepp Tour 2023「Superday |Longitude + Latitude─」>を完走した。このツアーは、1月の大阪を皮切りに、3月の横浜公演でツアーファイナルを迎えた。本レポートは、その3月26日にKT Zepp Yokohamaにて行われた公演の模様をお伝えする。

◆ライブ写真

これまで新型コロナウイルスの感染を防ぐために無観客や声出し禁止のライブを続けてきたが、政府による感染拡大防止ガイドラインの対処方針変更に伴い、DIALOGUE+のライブでも3月12日の福岡公演からは不織布マスク着用状態での声出しが条件付き解禁となり、横浜公演も同様のレギュレーションで実施された。ライブの開演前には田淵智也総合プロデューサーが、ステージ上からその趣旨と注意事項を伝えると、会場に集まったログっ子(DIALOGUE+ファンの呼称)たちは大きな拍手をもって同意した。何せ、2020年1月の<DIALOGUE+JAM>以来の声出し解禁となる訳で、その3年の間彼女たちの成長を見守ってきたログっ子たちが、直接応援の声を届けられる機会となった。


会場が暗転すると本ツアー通して毎回行われた、メンバーからの一問一答に答えながら8名が登場。本ツアーでは、過去ライブの衣装を着用してきた彼女たちがツアーファイナルで選択したのは、デビュー時の制服衣装だ。その真っ白なシャツを照明が赤く染まると、「ドラマティックピース!!」からライブを開幕。出だしから「ハッ!ハッ!ハッ!」と掛け声を入れていき、声出し解禁のパワーを感じさせるスタートとなった。その勢いのまま、2ndアルバム収録の「D+ has come」まで駆け抜けて、「こんばんは!DIALOGUE+です!」と挨拶。DIALOGUE+ここにありという姿を見せつけた。

次のブロックでは、「走れ」でテンションを上げると、生地をつくるような振り付けがキュートな「パンケーキいいな」、そしてライブの人気曲「夏の花火と君と青」へとエモーショナルにつないでいく。するとここで飯塚が「ニューアルバムから新曲を披露したいと思います!」と言うと、DIALOGUE+としては珍しい振り付けレクチャーが開講。ドラムとクラップのリズムに乗って始まった「うしみつあっパレイド」は、レクチャーの成果が目に見える盛り上がりをつくり、耳で聞いているだけでは得られないお祭り体験を味わえる楽曲へと昇華させて、風物詩である花火とお祭りで真夏の夜を堪能した。


MCコーナーではメンバーのスーツ姿をスクリーンに映しながら、自分がどんな職業なのかを想像しながら和気あいあいと話しており、普段の8人の雰囲気を感じ取ることができた。激しいダンスの連続から一息整えた後、涼しげに歌う「シャーベットマーメイド」からスタートさせた次のブロックでは、楽曲をより聴かせることに重きを置いた構成となり、「おもいでしりとり」では1コーラスを鍵盤の音のみでしっとりと歌い上げる。そして、3月22日(水)に発売されたばかりの8thシングル「かすかでたしか」に乗せて、『どうか幸せでありますように』とメッセージを贈った8人がステージ中央で円陣を組んだ瞬間にステージの明かりを落とし、ライブ中盤のクライマックスを締めた。

円陣が解かれて、落ち着いた「夕空航路」のリズムをバックに一人ひとりが台詞を述べると、オレンジの夕陽が逆光で灯る中で右手を空に掲げ、宝島を目指す旅へと出航する。ここでバンドソロの時間があり、自身が思うチャームポイントとともにメンバー一人ひとりを紹介。DIALOGUE+バンド5名に向け会場から大きな歓声が上がると、内山が「このまま最後まで行きます!皆で凄い日にしましょう!」と叫んだ後に次曲タイトル「絶景絶好スーパーデイ!!」をコールして、本編ラストブロックの畳み掛けに入る。「まだまだこんなもんじゃねぇよな、Zepp Yokohama〜〜!」の煽りから入った「ダイアローグ+インビテーション!」では、3年ぶりに、もしくは初めて推しの名前を会場でコールできたログっ子も多いのではなかっただろうか。その幸福感をさらに突き上げていくかのように、Longitude公演でも本編ラストにセットされた「デネブとスピカ」まで一気に走りきった。


そして、これも数年ぶりに聞く「アンコール」の声に応えて登場したDIALOGUE+の面々からお知らせが発表された。それは6月17日に現地と配信にてイベントを2つ開催すること。<DIALOGUE+2 コンプリート!!>では2ndアルバム『DIALOGUE+2』全12曲を生バンドで披露。<DIALOGUE+BOX THE LIVE!!!!>は、歌ありトークありのファンミーティングとなる。チケットは現在申し込み受け付け中だ。

アンコールに入る前には、村上のMCがあり、「ついこの間まで、8人揃うのは当たり前じゃなかったんです。このZeppツアーも最後まで8人でできるという保証が無いままスタートしました。それが本当に恐かったのですが、それでも言葉にするのは不安じゃなくて、前向きな気持ちで頑張ってこれました。何でかというと、私はきっとこの8人のことが大好きだからだなって。このツアーを通して、8人の絆をより実感しました。今の私たちはきっと、好きなところだけじゃなくて、それぞれが大切にしていること含めて全部を愛してあげられる存在になったんじゃないかなと思います。だからこうして、この日を8人で迎えられて本当に幸せです。そしてログっ子の皆さんも、私たちを待ってくれて、信じてついてきてくれてありがとうございます!ツアーを通して、もっともっと強くなった私たち8人を宜しくお願いします!」とメンバーやログっ子に感謝の言葉を述べて、イントロの華麗なステップが印象的な「Sincere grace」からアンコールに突入。



アンコール3曲目の「ぼくらは素敵だ」で、先ほどの村上の思いを象徴するかのような「一人でも欠けちゃったら嫌だから心を繋げ」と歌い上げてライブが終了するかと思いきや、ツアーファイナル限定で、「はじめてのかくめい!2023」(Arrange re-designed by Akki)をサプライズ披露して、2カ月に渡るツアーを8人全員で完走しきった。

大盛況で終わった<DIALOGUE+ Zepp Tour 2023 「Superday ─Latitude─」>横浜公演は、配信アーカイブのチケットが現在ZAIKOにて販売中。視聴期間は4月2日23時59分までとなっている。

セットリスト

M01.ドラマティックピース!!
M02.大冒険をよろしく
M03.D+ has come
M04.走れ
M05.パンケーキいいな
M06.夏の花火と君と青
M07.うしみつあっパレイド
M08.シャーベットマーメイド
M09.恋は世界定理と共に
M10.おもいでしりとり
M11.かすかでたしか
M12.夕空航路
M13.絶景絶好スーパーデイ!!
M14.ダイアローグ+インビテーション!
M15.ぼくらのユニバース
M16.デネブとスピカ
アンコール
EN1.Sincere grace
EN2.シュガーロケット
EN3.ぼくらは素敵だ
EN4.はじめてのかくめい!2023

ライブ配信情報

【横浜公演生配信】
DIALOGUE+ Zepp Tour 2023 「Superday ─Latitude─」
@KT Zepp Yokohama

日程:2023年3月26日(日)17:00〜

出演:
DIALOGUE+
内山悠里菜、稗田寧々、守屋亨香、緒方佑奈、鷹村彩花、宮原颯希、飯塚麻結、村上まなつ

DIALOGUE+バンド
Guitar:堀崎翔 / Bass:黒須克彦 / Keyboards:今井 隼 / Drums:鈴木浩之 / Manipulator:篠崎恭一

配信チケット:4,400円(税込)
アーカイブ視聴期間:2023年4月2日(日)23:59まで
チケット販売期間:2023年4月2日(日)21:00まで

[ZAIKOチケット販売ページ]
https://dialogue-music.zaiko.io/item/355062

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