デビュー30周年の市川由紀乃、伏見稲荷大社で歌唱奉納

ポスト

デビュー30周年を迎えた演歌歌手の市川由紀乃が、新曲発売日である4月26日に京都・伏見稲荷大社で歌唱奉納を行なった。

◆関連画像

雨の降りしきる中、京都・伏見稲荷大社の外拝殿に、西洋アレンジの利いた洋花の着物姿で登場した市川由紀乃。やや緊張の面持ちで拝殿に上がると、2礼2拍手1礼をし、「皆様、本日は雨の中本当に有難うございます。再び伏見稲荷大社様で新曲を奉納させて頂けますことを心から幸せに思っております」と笑顔で挨拶した。

伏見稲荷大社を市川が訪れるのは今回で3回目となり、2016年と2017年にもヒット祈願を行い、その年に『NHK紅白歌合戦』出場を果たした。

同社と市川の縁は市川が生まれる前に遡る。母の栄子さんが48年前、男の子の次に女の子を授かりたいと、同社に祈願したところ市川由紀乃を授かったという、市川にとって特別な思い入れのあるパワースポットである。


伏見稲荷大社といえば、千本鳥居が有名で国内外問わず人気のスポットとなっているが、今年はなんと市川由紀乃の鳥居が千本鳥居の中に奉納された。念願だった鳥居の奉納について市川は「夢のようですね。自分の名前が刻まれた鳥居が立つということは。しっかりと目に焼き付けます」と語った。


この日は歌唱奉納の前に本殿でヒット祈願を行い、その後には神楽殿にて神楽の奉納も行った。止まない雨を嘆くことなく、市川は「恵みの雨です」と前向きに微笑んだ。歌唱が始まるとたちまち拝殿の周りは人だかりとなり、突然現れた有名演歌歌手の姿をひと目見ようと、雨にもかかわらず約200人の参拝客が市川の歌声に足を止め聴き入っていた。

新曲「花わずらい」については、「今すごく辛く悲しいけれど、“私は決して枯れないんだ”という女性の決意や覚悟を聴いてくださる皆様にお届けできたらと思っております」と語り、心を込めて熱唱した。途中機材トラブルに見舞われるも、「一度あることは二度あるかもしれないので、皆様その覚悟を……」と動じることなく冗談を飛ばし、歌い終えると太陽が顔をのぞかせた。歌唱後は「これから先も真っ白な心で歌を届けられるよう精一杯精進して参ります」と決意を語った。


デビュー30周年という節目に、特別な場所で記念すべき歌唱奉納を行い、自身の名前が刻まれた鳥居奉納という夢を叶えた市川。「一人では叶えられない夢を、皆様と喜びを分かち合いながら一緒に、『紅白』出場という夢を再び追いかけたい」と、強い思いを滲ませた。


「花わずらい」

発売日:2023年4月26日(水) 
定価:¥1,400(税込み)
形態:マキシシングル
品番:KICM-31097

【収録曲】
01.「花わずらい」
作詩:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊

02.「名前」
作詩:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊

この記事をポスト

この記事の関連情報