【MORCライブレポート】リンチ・モブ、新色と思しき神風ギターで大喝采

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1980年代にドッケンのギタリストとして、また優れたソングライターとして時代を代表するギターヒーローのひとりであるジョージ・リンチ。ドッケン脱退後も自身のバンドであるリンチ・モブや数々のプロジェクトに参加、近年はストライパーのマイケル・スウィートとスウィート・リンチ名義など、勢力的に活動し続けている。



本来は<Monsters of Rock Cruise 2023>出航時のオープニングライブとしてデッキ野外のプールステージを予定していたが、悪天候により翌日のスケジュールへ順延された。このクルーズフェスティバルのオープニングに抜擢されるあたり、未だに人気が衰えてはいない事がわかる。

バンドメンバーは、新体制のようでガブリエル・コロン(Vo)が大役を担うが、過去のオニー・ローガンもロバート・メイソンも存在感のあるシンガーだった為、前任者と比べられてしまうのは仕方のないところではあるが、熱のある歌唱は評価されていいと思う。











ジョージ・リンチは新色と思われる神風ギターで激しいプレイを展開していく。「River of Love」「No Bed of Rose」等、リンチ・モブの定番曲から観客は大いに湧いている。セッティング時から音の確認を綿密にしていたジョージだが、野外のプールステージではシンプルなギター音だけが響いていく。

ベースはヘヴンズ・エッヂ等でも活躍するジャロン・グリノ、ドラムスにはブレットボーイズのオリジナルメンバー、ジミー・ドアンダという面々で、ドッケンのクラシックナンバーも披露される。「It's Not Love 」はアレンジされたギターソロも長いバージョンだ。





そして彼の最も代表的なインスト曲である「Mr.Scary」は独創的で複雑なギターワークがいまも素晴らしく観客の視線が全集中した瞬間だった。ジョージが観客に向けて言葉を発する場面はなかったが、ラストの「Wicked Sensation」まで、独特のタイム感とスケールアウトしたソロを堪能した観客たちから大喝采を浴びていた。

この1stステージでのジョージの調子は非常に良かったものの、2ndステージでは体調が思わしくなかったようでステージパフォーマンスもあまりエネルギーを感じられないものだった。それでもセットを変えてステージで全力を尽くしてくれた事には感謝しかない。このメンバーでの新作も出るらしいので再びリンチ・モブに注目したい。





文・写真◎Sweeet Rock / Aki

<Lynch Mob ~ Monsters of Rock Cruise 2023 ~>

2023.4.30 & 5.3 Mariner of the Seas Port Canaveral Concert, FL , USA
<1st Stage>
1.21st Century Man
2.River of Love
3.No bed of roses
4.Synner
5.Street Fight'in Man
6.It's Not Love (Dokken Cover)
7.When Heaven Comes Down (Dokken Cover)
8.Mr.Sacary (Dokken Cover)
9.Wicked Sensation~Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) ~Fire
<2nd Stage>
1.Let the Music be Your Master
2.She's Evil but She's Mine
3.River of Love
4.Testify
5.Sweet Sister Mercy
6.All I Want
7.For a Million Years
8.Rain
9.Wicked Sensation~Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) ~Fire
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