ゴースト、「ほとんど冗談で作った曲」がバンドの始まり

ポスト

Photo by Ester

スウェーデン出身のバンド、ゴーストは、フロントマンのトバイアス・フォージが「Stand By Him」という楽曲を作ったのがきっかけで誕生したが、トバイアスは同曲を「ほとんど冗談で作った」のだという。

彼は『Metal Hammer』誌のインタビューで、バンド結成の経緯について、こう語った。「ゴーストは“Stand By Him”って曲で始まったんだ。最終的に僕らの最初のレコードになった。僕はあれを成り行き任せに作ったんだ。実験的に…、ほとんど冗談でね。2006年だ。初めてそれをレコーディングするとき、僕は家に何の機材も持っていなかったから、友達のところへ行かなくてはならなかった。僕ら、すごくラフなデモを作ったんだ。彼は、素晴らしいって言ってた。彼はSubvisionやRepugnant、Crashdietなんかのバンドで一緒だったんだけど、もう一緒にプレイするのは止めてた。それが、“新しいバンド、結成しない?”って言ってきた。僕は、“僕にあるのはこの曲だけだ。あと2曲できたら、見本になる。そしたらいいよ”って答えたんだ」

その友人とはオリジナル・ベーシストのGustaf Lindströmのことで、トバイアスと彼は2008年、スタジオに入り「Stand By Him」「Prime Mover」「Death Knell」の3曲をレコーディングした。これらは、ゴーストのファースト・アルバム『Opus Eponymous』(2010年)に収録されている。

『Opus Eponymous』はスウェーデンで30位につけ、その3年後に発表したセカンド『Infestissumam』が1位を獲得。ゴーストは世界各国のメタル・シーンで注目されるようになった。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報